【LINEdevdayレポ】 「りんな」を活用したローソンのAI 店舗に動かす人間味を支える基盤

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AINOW編集部です。「LINE DEVELOPER DAY 2016」で、マイクロソフトディベロップメント藤原敬三さんの外部公演「りんな×rinna」と題した外部講演をレポートします。

「りんな」が大切にしている2つのこと

1年間に400万人の友達と会話するマイクロソフトの女子高生人工知能「りんな」。彼女を作り上げる上で大切にしていることは2つあるといいます。

1つ目は、感情的なつながり。ピザの注文のようなタスク型のbotではなく、気楽なコミュニケーションを展開することを目的としています。2つ目は、人工知能だけど人間味を大切にしているということ。言葉をたくさん知っていて、幾らでも“賢い”が会話のできる「りんな」ですが、あえて“賢さ”を弱めているとのことです。

しかし、人間味を出そうと、「体調が悪いから話したくない」という反応も実装したところ、ユーザーから「人工知能の癖に怠けるな」という非難が多く上がったとのこと。人工知能に期待していることと、人間味をすり合わせる必要があると反省したもあるとか。

「りんな」の技術を応用したローソン「あきこちゃん」

ローソンのLINEアカウント「あきこちゃん」は、「りんな」のAI技術「rinna」が活用されています。rinnaを活用するにあたって、ローソンクルーという設定の「あきこちゃん」として幾つか調整しました。

自社の商品を勧めるというミッションを持たない「りんな」とは異なり、ユーザーのトークが来ると、まずは「商品と関連する会話ができるか」を検討し、関連付けそうならば商品に関するコミュニケーションを、関連しない場合は日常会話としてのコミュニケーションのモードに分岐するようなプログラムに。また、新製品・キャンペーンのプッシュ通知後には、普段の10倍以上にトラフィックが跳ね上がる為、その際も対応ができるように、システム面も調整したそうです。不適切な表現も無限に存在するため機械学習を用いて「悪い会話」を学習させるようにしました。

こうした調整によって、あきこちゃんは、ユーザーと平均15回のやり取りを展開、配布したクーポンの実店舗での利用率は30%という非常に優秀な成果を上げているといいます。

編集後記

楽しく会話ができて、かつ、ユーザーを店舗に向かわせることのできる「あきこちゃん」は非常に優秀ですね。「りんな」のようなコミュニケーションが得意な人工知能をビジネスに活用する技術の土台は既に出来上がってきているようです。

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