30分先を見通す、精度92.9%の未来予測。ドコモAIタクシーの裏にあるモバイル空間統計とは?


少し前、NTTドコモがタクシー会社と実証実験中のAIタクシーというものを取材しました。これは、リアルタイム移動需要予測技術を使ったドコモの新しい取り組みです。
AIタクシーそれは何か? 一言でいえば、新米タクシー運転手でもベテラン運転手にする仕組みです。今から30分後にタクシーに乗るお客さんが増える場所はここ! をテクノロジーで予測するというものなんですが、これには通信技術が深く関わっています。今回はAIタクシーとそのベースとなる技術について解説します。
タクシーが捕まりやすくなる?「AIタクシー」ドコモが実証実験、30分先の乗車需要を予測
と、その前にまずはタクシー業界の概況から。2016年の国交省「新しいタクシーのあり方検討会」の報告によれば、リーマンショック以降、タクシー業界は低迷が続いており、社会全体の景気が少し上向きつつある一方、中小企業の多いタクシー業界は依然として厳しい状態が続いています。
こうした中でさまざまなサービス形態が登場しており、Uberに代表されるようなスマートフォンを使ったタクシー配車もその一つ。ほかにもWiFiが使える車両やマタニティや子育て支援向け、珍しいところでは地域パトロールタクシーなんてのもあるそうです。
新しいタクシーのあり方検討会「タクシー革新プラン 2016」
http://www.taxi-japan.or.jp/pdf/taxi_innovationplan2016.pdf
タクシーのIT化という面では、クレジット払いだけでなく交通系電子マネーでの支払い対応なども少しずつ普及している印象です。最近のトピックといえば、短距離利用を増やすため都内初乗り運賃が410円に値下げされたのも話題になりました。
AIタクシーは、利用者目線ではこれらのサービスよりもインパクトが薄く、もしかしたらタクシーがより捕まえやすくなるかも!? といった程度のものです。しかし、裏で動いているシステムはかなり大規模な未来予測装置となっています。
タクシーのベテラン運転手は、金曜のこの時間はあそこで客がたくさん拾えるだとか、こんな天気だからあそこに客がいるはず! といったように、長い経験から培われたノウハウを持っているそうです。一方、新米運転手は道を知らないばかりか、知見がないため客を拾う嗅覚が働きません。
カーナビの普及によって…この記事の続きを読む

サイト名: Engadget Japanese

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