Watson Summit レポート 人事が履歴書を読まなくて済む時代が来るのか!?


みなさんこんにちは。おざけんです。

皆さんは足を運ばれましたでしょうか?
2017年4月27日(木)、28日(金)の二日間にわたり開催されたWatson Summit 2017

行ってまいりましたので、今回はそのレポートをお送りします。

Watson Summit 2017

このイベントは2016年に続いて「IBM Watson Summit」と銘打たれて開催されました。Watsonは自然言語を理解し、人間の意思決定をサポートするコグニティブ・コンピューティング・システム(Cognitive Computing System)のこと。

このイベントではあらゆるテクノロジーが紹介されていて、IBMの関係者や著名人が登壇するセッションも多く、多くの方が訪れていました。

2日間に渡って行われたこのイベントのそれぞれのテーマは以下をご参照ください。

テーマ

・4月27日:ビジネス・リーダーの構想を具現化する Day 1
「WatsonとIBMクラウドで経営変革に挑む」

・4月28日:テクノロジー・リーダーの疑問を紐解く Day 2
「データ活用とクラウドでイノベーションを起こす」

また、展示会場であるWatson Summit 2017のSolution Expoでは、100を越える様々なソリューション展示に加えて、スペシャル展示で、コグニティブとクラウドを多様なシーンで体験できるようになっていました。

今回はその展示の中で私が特に気になったIBMの人事アプリのデモンストレーションのご紹介をさせていただこうと思います。
どうぞ最後までお付き合いください。

採用業務の効率化に挑戦!IBMの履歴書スクリーニング

執筆している今、5月はちょうど就活の絶頂期ですね。街を歩けば就活スーツを着た学生を毎日のように見かけます。
今年の就活は売手市場とはいいますが、まだまだ街中の就活生は途絶えそうにありません。

さて、就活シーズンは就活生にとっては大変な苦労ですが、もちろん内定者を選ぶ人事の方も大変ですよね。
会社の未来のため、優秀な候補者を集めるために人事の方は精力的に活動をされています。
特に人気の大企業となると、1万人を越える学生が応募をしてきます。

ご存知かとは思いますが、今社会では様々な領域へのAIの活用が注目され、業界を問わず研究が進められています。
人事領域も同様にAIを用いた効率化などが研究され、リクルートをはじめ多くの企業が投資をしている部分です。

今回、私がWatson Summit2017で見つけたデモは、そんな人事領域でも「採用」の部分に特化したデモンストレーション。その名も「履歴書スクリーニング」です。

履歴書スクリーニングとは

人事の採用で工数がかかる部分はなんでしょうか?

きっと履歴書やエントリーシートの選別と答える方も多いのでは。
特に大企業のように何千、何万人もの応募者がいる場合は、担当者が目を通さないといけない履歴書が山のようにあります。

そのため、学歴で応募者を足切りしてしまったり、ひと目見て印象が悪いものはそれだけで見られないこともあるといわれます。
どれだけスキルや経験がある学生がいても、このようなことがあれば、運悪く認められずその才能が埋もれたままになってしまう、そんな課題をもっている会社も多いのではないでしょうか。

「もし、そんなコストがかかる履歴書の選別作業が効率化されたら。。。」こんなに良いことはありません。
そこで登場したのがこのIBMの「履歴書スクリーニング」です。
これは、IBMのWatsonが履歴書の膨大なデータ(自然言語)を読み取り、求める人物像に合致する候補者を提案するというもの。

もちろん人事の人が一枚一枚丁寧に見て適切な採用を行えればそれに越したことはありません。
しかし、それは机上の空論となることもしばしば。見る枚数を減らすために学歴でフィルターをかけているなんて言われることもあります。
そんな現状の採用において公平性をシステムで担保することはとても大切です。

百聞は一見にしかず
ますはこちらの画像をご覧ください。

職種に応じて設定したスキルなどを元に履歴書をスクリーニングし、合致する順序で候補者を表示してくれるシステムになっています。

藤田 曉登さん
(IBM 人事コンサルタント)

取材させていただいたIBMの藤田さんは
「あと2,3年もすれば、人事領域において、このように自然言語処理を用いた業務の効率化が当たり前になっていく」とおっしゃっています。

私も実際にiPadで操作させていただきましたが、採用したい職業を選ぶだけというUIのわかりやすさに絶句しました。

特に驚かされたのはその結果の画面です。

判断する根拠なった部分が、赤色でハイライトされ、わかりやすくなっています。
単なるスキルだけでなく、経験なども読み取ってレコメンドをしてくれるんですね。

また、このように性格を分析した上でわかりやすく表示してくれるんです。

人事担当者はこのハイライトされた部分や性格分析を参考に本当にその人がその職種に適応しているのかを判断することができます。

注意:あくまでもこのアプリのデモは候補者を見つけてくれるのであって決して最終決定をするものではありません。
だからこそ根拠の提示をしっかりするように設計されているんです。やはり人を選ぶのは人ですからね!

避けられない労働人口の減少

2014年の古い記事にはなりますが日経新聞によると、2060年には1170万人の労働人口が減ると予想されているそうです。

▼参照
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS1203O_S4A310C1EA1000/

Watsonなど素晴らしい技術の台頭で、社会の至る所で業務の効率化が行われていますが、
会社にとってかけがえのない資産である「人」を司る人事領域で、より簡単、そして公平に人を適材適所を実現することができれば、
労働人口は減っても少しは明るい未来が見えるような気がします。

人事がテクノロジーによってどのように変化をしていくのか。
今後も目が離せません。

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