一番多かったサービス分野はチャットボットAI! 4万人来場で大盛況だったAI・人工知能EXPOを数字から読み解いてみた。

日本で初めてのAI・人工知能EXPOが東京ビッグサイトにて、6月28日〜30日の3日間開催されました。AINOW編集部は、メディアパートナーとして東京ビッグサイトに足を運びました。今回はそのAI・人工知能EXPOを振り返っていきましょう。

AI・人工知能EXPOはコンテンツ東京と同時開催されました。
2016年にコンテンツ東京が開催された際にはその一部として限定的にブースが開かれましたが、「AI・人工知能EXPO」としての開催は初めてとなります。
EXPOは商談の場であり、多くの業界で積極的に開催されていますが、このAI・人工知能EXPOの開催は、「業界として成熟し、商用利用の幅がより広まってきた」ことの証ともいえます。

会場の様子

来場者数

人工知能EXPOでは、歩くこともままならないような数の人が押し寄せていました。

会場の様子。たくさんの人が集まっていました。

来場者数は主催者発表によると以下のようになります。

6月28日 10,757人
6月29日 13,809人
6月30日 17,111人
合計 41,677人

引用:http://www.ai-expo.jp/RXJP/RXJP_AIExpo/documents/2017/AI17_TAC.pdf

この数はユニークな数で同じ人が2回訪れても1人とカウントされます。
同時開催のコンテンツ東京の来場者数が合計で38,746人ですから、かなりAI・人工知能が以下に多くの方の興味関心を集めているかがわかるでしょう。

特に各ブースで行われる短いセッションは、通路まであふれるほどの人が聞き入っていました。

株式会社FRONTEOのブースの様子。通路まで人が溢れ出しています。

また、特設会場で行われるセミナーも、事前予約がいっぱいになっているものばかりで、非常に人気でした。

セミナー受講者数

展示会場だけでなく、有料のセミナーが開かれていました。
数々の専門的なセミナーが目白押しでした。


筆者が参加したセミナー。骨董通り法律事務所所属の弁護士の福井健策さんのセミナーでした。
AI時代には、画像や音楽が凄まじいスピードで生成されるようになります。そんな時代の著作権などの知的財産権がどうなるのかについてお話されていました。
また、「著作物は思想や感情を創作的に表したものであるので、データベースは選択と構成の創造性から著作物として見なされるが、ここのデータには創作性がないので著作権の保護が及ばない」というお話をされていて大変興味深かったです。

参加されている人は、やはりビジネスマンが多めな印象でした・

受講者数は以下です。

6月28日 2,297人
6月29日 1,374人
6月30日 2,491人

引用:http://www.ai-expo.jp/RXJP/RXJP_AIExpo/documents/2017/AI17_TAC.pdf

ゲストも、AI・人工知能業界では名前が知られている人ばかりで、人気なものはすぐに満席になっていたようです。
次回のEXPOに参加される方は、早めに予約をすることをおすすめします。

カテゴリ別出展数

ディープラーニング 44
自然言語処理 40
音声・感情認識 28
機械学習 41
画像処理 37
ビッグデータ活用 25
ハードウェア 23

カテゴリ別の出展数はご覧のようになりました。
参考:https://content-tokyo2017.tems-system.com/eguide/jp/AI/index

特に多いのはやはりディープラーニングや自然言語処理、機械学習など今流行っている技術の部分ですね。その反面、音声・感情認識やビッグデータの活用の展示は他に比べると少なく、ビジネスの分野では、チャットボットなどの自然言語処理を用いた技術などが、関心をより惹いていると予想できました。

一番多かったサービス分野は!?

サービス分野別ではチャットボットやコールセンターに関するサービスが一番多く見受けられました。
サイバーエージェント系列のAI Messengerや意図を察する自然な対話が可能なNTTレゾナント株式会社のチャットボットなど、チャットボット関連のサービス展示は31あり、この分野が大きく成長していることが、わかりました。

Webでの接客などマーケティングへの活用や、コールセンターでの業務改善など、ビジネスにおいて大変興味を惹く内容なようです。
数年以内には、コールセンターなどのお問合わせが完全にAIに置き換わるかもしれませんね。

ブース紹介

サイバーエージェントの子会社、株式会社AIメッセンジャーが手がけるAI Messenger。この他にもチャットボットサービスが目立った。

株式会社FRONTEOによる人工知能ロボットKibiroの説明。チャットベースだけでなく様々な形で自動応答技術は私達の世界に組み込まれていく。

さくらインターネットのブース。NVIDIAのGPU(GeForce GTX)が展示されていた。AI時代においてサーバの整備は極めて重要。

株式会社UEIの深層学習ワークステーション「DEEPstation DK-1」。買ってすぐに深層学習が開始できる。

AOSテクノロジーズ株式会社。全自動で企業のすべてのデータをバックアップ。「AIとデータが両輪であることを見据えていて、国内のデータを蓄積していきたい」(代表の佐々木さん)

NTTレゾナント株式会社のブース。AIがユーザとの対話を通してヒアリングした内容を基に具体的な旅行商品などに送客するサービスなどを紹介。

簡単かつ高性能に人工知能を使うことができる独自のコアAIシステム「Core-IX」、などを紹介。AINOW編集部との勉強会レポートも公開中!http://ainow.ai/2017/06/29/115485/

第2回 AI・人工知能EXPOのご案内

まだ、第1回のAI・人工知能EXPOが終わったばかりではありますが、もう次回の日程は決まっています。

開催概要
期間:2018年 4月4日〜4月6日まで
会場:東京ビッグサイト

第1回の会場内に大きく書かれていたのですが、
次回はなんと約3倍の規模の開催になるそうです。今回の第1回の出展数が約110社だったことを考えると約300社近く出展することになるのでしょうか。

第2回AI・人工知能EXPO
http://www.ai-expo.jp/
来年4月の開催まで、どのようにAI・人工知能を取り巻く環境が変化していくのでしょうか。AINOWでは引き続きこの業界の情報整理に邁進すると共に、次回のAI・人工知能EXPOの様子もみなさんにお届けできればと思います。

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