踏み出さなくても、やってますよ、と言えるけど。(株式会社コラボレット リーダー育成コンサルタント 岡崎真)

この記事は2017年 アドベントカレンダー企画「AIの未来予測」の記事です。寄稿してくださったのは株式会社コラボレット 代表取締役 岡崎真さんです。

なんでもかんでもAIが必要なのか、よく分からないけれど、この分野をひっぱる人は、きっと変人に違いない。リーダーとは「尖った変人」である。予定調和が嫌い。過去の延長線上ではない発想が好き。ワケが分からないところに賭けて、自分の限界を壊す。致命的なミスを犯しかねない部下の創意工夫を存分にやらせる。こんな人は、なぜだか魅力的だ。危なっかしいけど、不思議とついて行きたくなる。あなたも密かに、そんな人物になりたい、と感じたことがありませんか?

1.「経営力あるAIエンジニア」になりたい人、他にいませんか?

(1) セルフイメージを引き上げる「社長ごっご」

あなたの周りに、提言と不満をよく口にする人はいませんか。センスもそう悪くないけれど、なんだかんだ言って、結局やらない。一方、あなたは気づいたら、さっさと行動するタイプではないでしょうか(時に頼まれもしないのに勝手にね)。心理臨床で「自己成長モデル」と呼ばれる上位20%の人財です。

だとしたらもう一歩、進めてみませんか。経営者マインドを持つ重要さをよく聞きますね。あなたのようなリーダーには、オーナー経営者のように、ふるまい・行動することを、けしかけたい。

あなたが課長なら、部長、執行役員など飛び越して、創業者になってみる。想像するだけではなく、社長のフリをしてみてください。話し方やしぐさを真似てみるのです。考え方や発想法まで、なりきってみる。

ファウンダーとなったあなた。今の自分に、なんと声をかけるでしょう? そっと呟いてみませんか。さらに、どんな無茶ぶり(想定外のチャレンジ)をさせたいですか? 具体的に言うと・・・

イメージしにくいなら、秘書に頼んで、社長の椅子に座らせてもらうとよい(自己責任でやってください)。 あなたのセルフイメージを引き上げるこのゲームは、心の壁をすりぬけて、やれなかったことに踏み出せる効果も高いため、試してみてください。

(2) 頼まれもしないのに、「自分がやるしかない!」

驚きました、こんな人がいるとは。当てずっぽうですが・・・AIエンジニアの彼は、コードを書きつつ、問いを2つ立てたと思います。問1:急成長する会社が、求心力を保つために、なにが必要だろう。問2:オレが社長なら、なにをして欲しいだろうか。

仮に、あなたが同じAIの専門家なら、どう答えますか。なにから始めるでしょうか? ネットや本を調べるかもしれませんし、提案書を書くかもしれません。ミーティングを呼びかけるでしょうか。どれも違います。

「組織計画やミッションなど、作らなきゃいけない」それは、「自分がやるしかない」と決断したのです。社長室をつくり、計画の策定を自らに命じました。両角 和軌 氏(株式会社Nextremer / 掲載許可済)は、これまでの自分の枠組みから出て、経営者「側」に踏み出しました。会社を、社長を、自分を、リードしたのです。

「そこまではやらないけど、眩しい人だなー」と感じたなら、以下をやってみませんか。それは、

2. あなたから、橋を架ける。

AI導入の現状を、ほんの少し聞きかじりました。ITシステムを受託する場合、顧客接点は営業パーソンが受け持ち、内容を技術者に伝えて、システムを設計する。顧客→営業→技術者、の図式。他の業界でもよくありますね。

ところが気鋭のAIエンジニアたちは、血相を変え、ツバを飛ばして、こう叫ぶのです。「無駄なコストと時間が掛かるばかりです。なぜなら・・・」実際によくある例を教えてくれました。

▽ 顧客はAIで何をしたいか、何ができるか、見えていない。
▽ 上から言われて、とりあえず項目をたくさん並べたようだ。
▽ 本当に解決すべき課題が、お客さん自身も不明瞭。

いかがでしょうか。それなのに、顧客→営業→技術者の流れでは、じれったいですよね。

一つ提案をしました。流れを変えてみたら? AIエンジニアのあなたが直接、経営者に橋を架ける。AI技術者→顧客、の図式。やっている人も多いかもしれません。

さらにあなたが経営者を導くメンター(先生)レベルになりたいならーー、これまで以上の力が必要になってくる。たとえば、無意識に本音を隠している人は少なくない。本質を衝けないと、インパクトある提案にならない。ぴったりの言葉がみつからず、相互理解を妨げているだけかもしれない。そこで、3つのスキルアップに取り組んでみませんか。

◎ 本音を引きだす力
短時間で信頼の橋をかける。相手に寄り添いつつ、悩みを焦点化する。最も重要で必須のスキル。

◎ 本質を発見できる力
無意識で繰り返されているパターンに気づく。悪循環を断ち切り、インパクトをだせる一点を発見するスキル。さらに信条体系を見抜く、心理臨床のスキルも磨きたい。

◎ 翻訳力
多様性をますこの世界で欠かせないスキル。社内でも、エンジニア/セールス/経営者 が使う、言葉も意味も違う。クライアントは尚更。ズバリ要約できるとあなたは尊敬の目でみられます。

3. 辺境からイノベーションは起こる

明治維新も辺境から、動き出しました。江戸から遠く離れた薩摩が、徳川の天下をひっくりかえしたのです。いま世界は変わりつつある。本社やトップが、すべてを計画し、コントロールするやり方がうまくいかなくなりつつあります。

幕末の志士たちは、師匠や仲間と出会うため、遠くとも旅にでた。学びあい、影響しあって革新を起こしました。現代も、個人はネットだけでは足りず、ライブで話すことを求めている。面と向かって相手に向き合うことで、モノゴトが動き出すこともある。尖った人どうし、がっぷり対話できる「場」(飲み会)があります。あなたも参加したいですか?

4. 福澤諭吉が、一皮むけた理由とは?

本を読み、セミナーに出かけて、ノウハウを学ぶだけでは なにか足りない、と感じませんか。高杉晋作が吉田松陰の「松下村塾」で、福澤諭吉が緒方洪庵の「適塾」で、はじめて一皮むけて成長できたように、リーダーになるために先生(メンター)がどうしても必要、と私は考えています。

あなたのクライアントの、あなたの部下の、本質的な問題を発見し、高い視点で問題解決できる。しかも感情のケアさえできる人になる。いまより一段ステージアップして、「ビジネス・メンターになる」ことに本気で取り組み行動する方のプログラムがあります。→ http://www.collabolet.com/index.php?bmp90

ダイヤモンドの原石はダイヤモンドでしか磨けないように、人は人と触れあい磨かれて、初めて本来もつ輝きが光ります。

5. 王子さまの教え

ほんとうにたいせつなことには、
手間もかかるし、時間もかかる。
でも、やらなくちゃいけないんだよ。

星の王子さま (サン=テグジュペリ)

「知ってる」を「できる!」に変えよう。株式会社コラボレット リーダー育成コンサルタント 岡崎真

AINOW

人工知能専門メディアAINOW(エーアイナウ)です。人工知能を知り・学び・役立てることができる国内最大級の人工知能専門メディアです。2016年7月に創設されました。取材のご依頼もどうぞ。https://form.run/@ainow-interview

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