前職で全社を駆け回った経験を活かしディップでの開発を主導するPdMインタビュー

2022/04/26
2023/11/02

dip Robotics PdM課インタビュー2人目は小林香織です。

元々インフラ系の会社にいたという小林は、前職で「システム開発の前に全社を知れ」と言われたことを原点に、ディップではユーザーファーストを掲げつつ、営業バックオフィス支援システムのPdMとして活躍しています。同僚からは「人の懐に入り込むのがうまく、頼れる相談相手だ」との声もある小林ですが、そんな小林にとってのプロダクト開発や組織観についてインタビューしました。

小林香織 プロフィール

2018年10月入社
営業・業務支援システムのPdM
UXデザイナーとしてPO・PdMを担当

「システム開発の前に全社を知れ」と言われた前職での経験を活かし、ディップではPdMに

――ディップ株式会社のdip Robotics PdM課にジョインしたきっかけを教えてください。

学生〜新卒まで医療分野のシステムに携わっていて、前職はリサーチ会社で社内システムのインフラに携わってました。サービスデスクや、基幹システムの企画開発や運用をしていました。
そこでは全くPdMとはかけ離れた仕事をしていたのですが、”社内のシステム化を考える前に、全社を知れ!”という命題をもらい、全力で全社を駆け回った経験が、今の私の原点になっています。

その後転職を考え始めた時は、新しい事にポジティブで、当時と違う業界でスピードがある、事業会社で経験がしたいと思いディップを選び、入社しましたが、入社時は別の部署の配属でした。

2019年当時、RPAの全社推進に注力している中、自部署のRPA推進としてRoboticsを兼務。その後、Roboticsに異動し、RPAの全社推進を担当させていただき、自分・自部署だけでなく、他の部署へのRPA支援をしていました。

私はわがままで貪欲な性格なので、自分がやりたいことに注力したいといつも考えてます。
ヒトがしなくていい作業はテクノロジーを活用して、次にチャレンジして日々成長したいんです。
業務を見直す時、RPAはテクノロジー活用の一手段で、その作業、要らなくない?と断捨離するのも一手段、ユーザー・事業に影響があればプロダクトを作るのも一手段。

そして、プロダクト作りの企画・PdMに携わり、今に至ります。

――現在の仕事内容について教えてください。

dip Robotics PdM課には、それぞれ担当のプロダクトのPdM、UX・UIデザイナーと、RPAの企画開発、社内システムの保守担当が所属しています。ユーザーの体験を重視し、仮説検証を繰り返し、社内で愛されるプロダクトを作ることがミッションの部署です。

今は、営業のバックオフィス業務の支援システム(GATE)のPdMを担当しており、同課2名のディレクターとプロダクト企画と一緒にアジャイル・スクラム体制を作り、開発チームと一緒にプロダクトを作っています。

利用してもらうターゲットユーザーが、一番いい体験ができるプロダクトを届けることがミッションです。ターゲットユーザーの課題解決のためには、商品企画や実務担当の方にも、既存の見直しも協力して進めます。
私の仕事は、いわば戦略・開発・UIデザインのコミュニケーターだと思っています。

ユーザーへの価値提供においては「鮮度」を大事にしている

――価値のあるプロダクトを生み出すためにどのようなことを意識していますか?

一番大事にしていることは、ターゲットユーザー、直近だと実際に利用する営業の方になりきったインタビューを元に、仮説・検証することです。
・ユーザーは、いつ・どんな場所で・どんな気持ちでこのシステムを使うの?
・その時、ユーザーの一番の課題が、解決できるの?
自分がそのターゲットユーザーと同じ状況に寄り添えないと、ターゲットの課題を解決するプロダクトなんて作れないと思ってます。

また普段意識していることとしては、「鮮度」です。
“Just in Time Delivery” というのは私が最も大事にしている言葉の1つです。
すなわちユーザーが欲しい時に届けてこそ、ユーザーの課題が解決すると思っています。
時間をかけ過ぎたらもう課題でないかもしれないし、そんなに時間(=コスト)をかけてまで解決しなければいけない課題でないかもしれません。
このプロダクトは、ファストフードなのか、ファミレスなのか、フレンチのフルコースなのか?とよく考えてます。

――ディップでのプロダクト開発でどんなことにやりがいを感じますか?

企画・開発と、実際に使う人の心の距離を課題に感じました。
企画時にペルソナとこのプロダクトのKPIを設定しました。
しかし、企画では、実務をしていればバイアスがかかった意見で保守的になりすぎたり。開発では、技術ありきの機能が先行してしまったり。どちらも課題に感じています。

直近のプロダクトでは、インセプションデッキをいつでもだれでも振り返るものとして、軌道修正することを心がけました。
プロジェクトチームの視点がずれた時に、このプロジェクトの共通視点として立ち戻ることも大切です。それにより、チーム皆がユーザーファーストで、圧倒的な主体性を持ったプロジェクト推進ができたな!と思っています。

プロダクトが、プロジェクトチーム皆の高評価に繋がることが、私のやりがいです!

――ディップでのプロダクト開発で印象に残っていることはありますか?

部としての開発・活動で刺激を受けているのは、バイネームですが菊池さんです。プロダクトを開発する際、開発技術だけでなく、このプロダクトは誰がどんな操作をするからこんな設計をすると良いのでは、という技術視点の設計のテックリードから提案と認識合わせができたことにとても感動しました。
エンジニア・企画の結束を強力にしてプロダクト開発ができることは、dip Roboticsという圧倒的主体性のメンバーの集まったチームの特色と強みだと思っています。

「ユーザーファースト」「圧倒的主体性」「日々学習」を組織の柱に据えた小林の組織観

――今後どんな組織にしていきたいですか?

「ユーザーファースト」「圧倒的主体性」「日々学習」の3つを組織として大事にしていきたいです。

私は、自身の成長×事業の成長 に貪欲にチャレンジしていきたいと考えています。
事業もユーザーも自分ごととしてチャレンジしたい。今のチームメンバー含め、そんな方と一緒にお仕事したいと思っています。

――読者の方々に一言お願いします!

転職活動でディップに出会えてここにいます。
仕事でやりたいことや目標は、時代とともに変わると思いますが、仕事を通して自分はどうありたいか?のポリシーは変わりませんでした。
ユーザーや事業に価値あるプロダクトを届けることです。

事業会社が、企業としてユーザーファーストに注力すると明記する企業は、珍しいと思います。

進藤さんや亀田さんなど、RPA・DXを先導する方がいる環境で、意見を伺ったりアドバイスがもらえたり。チームにもいろんなスペシャリストがいて、毎日学びが多いです。
貪欲な私には、成長を実感できるということがdip Roboticsの一番の魅力です。

――次は金信憲 さんにインタビューします。金さんはどんな人ですか?

PdM課の、UI・UXデザイナーのキムくんです。部署のUIデザインで、キムくんに匹敵するメンバーはいません!
使い手に寄り添ったプロダクト・資料は、誰よりも見易くてユーザーフレンドリーです。
UIデザインの特技に加えて、ユーザーインタビューやユーザー中心設計も積極的に学んで実務で実践する、貪欲な努力家さんで、密かにそのモチベーションを尊敬しています。

私が個人的に、毎月1回、誰でも参加OKの雑談WEBランチを開放しているのですが(笑)業務を調整して皆勤参加してくれる優しい心の持ち主です。ランチメニューも、いつも決まったセットで参加してくるストイックさに驚いています。

実務もプライベートも自分にストイックだけど、ユーザー・メンバーにはとても優しい、頼もしいチームメンバーです。

――ありがとうございました!

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