ディップのNotionAI導入と業務改善の道
プロフィール
長谷川翔太 ディップ株式会社CIO室
ベンチャー企業数社でのキャリアを経て2022年6月ディップに入社。2023年6月にCIO室へ異動となり、現在は主にNotionの導入PMや社内RPA推進を担当。
無駄な作業が嫌いで社内業務を効率化をしていくうちに本業になった。性格診断ではMBTIがESTJ(幹部型)、FFSはCAで、PJでは上に立って業務を推進していくことが好き。
インタビュー
自己紹介をお願いします。
長谷川:長谷川翔太です。みんなからは「はせしょー」と呼ばれています。
私は業務改善と効率化が大好きで、その情熱を生かして仕事をしています。特にNotionが大好きで、これを使って社内の業務を改善しています。趣味は海外サッカー、ガジェット、ファッションで、赤色が好きです。30代中盤に入り、体調管理にすごく気を配るようになりました。食事と運動、美容ケアを頑張ってコンディションキープしています。
Notion・NotionAI導入プロジェクトについて教えてください。
長谷川:もともと、商品開発本部のdip Roboticsという一部の部署でNotionを使っていました。
使い勝手が良く、他の部門からも導入の要望があり、2022年11月から本格的に導入プロジェクトをスタートしました。2023年11月現在は、商品開発本部とDX事業本部を中心に、475人が利用しています。アクティブユーザー率は93%で、Notionさんの平均からしてもかなり高い方と褒められています。
現在の施策と体制はどのようなものですか。
長谷川:現在はNotion AIの導入を検討しています。統括は鈴木CIO、進藤本部長、私がリーダー・PMを務め、PMOは西野(DX magazine powered by dip編集長)が担当しています。
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ユーザーに寄り添い、現場から施策の根拠を見つけ出す。社内DXのPMインタビュー社内の管理職の方々がアドバイザーとして協力してくれており、各部署にメンバークラスも含めてアンバサダーを設置しています。
商品開発本部では、NotionおよびNotionAIを公式ツールとして採用することになりました。勉強会を開催したところ、初回は250人以上が参加してくれ、熱量を感じることができました。目標は利用対象者全員がNotionとNotionAIを自在に使いこなせるようになることです。
Notion AIに、Q&A機能が登場
プロジェクト発足以来の状況変化は?
長谷川:最初は希望するチームのみの利用でしたが、徐々に利用希望者が増えていきました。
他部門からも関心を寄せられ、プロジェクトの大きさを実感しました。最初はやりたいことができるとワクワクしていましたが、今はワクワクとプレッシャーが半々ですね(笑)。
特に困難だったことは?
長谷川:Docbaseからの3万以上のデータ移管が非常に大変です。手間がかかり、みんなが避けたがる作業です。また、DocbaseからNotionへのデータ移管は、完全な形での移管は難しく、どうしても人手を入れることが必要になります。
最終的には、個人がセンシティブな情報を先に移管し、その後プログラムで一括移管し、担当を分けて整えていくという形に落ち着きました。
社内エンジニアが独自の移管ツールを作成してくれたのも大きな助けでした。絶賛移管対応中なので、移管については結果が出次第また工数など詳しくお伝えできたらと考えています。
大きな成果は何ですか?
長谷川:Slackでの情報共有がスムーズになり、従来と比べて他部門との情報共有も円滑になっています。
以前は様々なツールのリンクが貼られていましたが、最近はNotionのリンクが多くなりました。必要な情報にすぐアクセスできるようになったのは大きな進歩です。
今後の目標は何ですか?
長谷川:様々な業務とコラボレーションを行い、業務効率化を加速させたいですね。Notion AIと商品開発本部の業務の相性は非常に良いと考えています。
特に、最近リリースされたNotion AIのFAQ機能を使って、「どこにあったっけ?」という情報探しの時間を減らしたいです。また、AIを活用して企画書の作成や、議事録の要約・アクションアイテムの抽出などを行っていきたいです。今は一部の部門のみですが、いずれ他の部門にも利用を広げていきたいと思います!
これからも頑張ります!