最終更新日:
医療・ヘルスケアの未来
どうもこんにちは。白飯とお魚があれば生きていける佐野です。今日はなんのお魚を食べましょうか。
僕は、もちろん大好きのお魚に加えて、野菜も大好きです。自分でいうのもなんですが、THE健康食だと思っています。
しかし、こんな食生活をしていても、私も立派な大学生です。徹夜したり、昼夜逆転してしまったりと生活リズムはむちゃくちゃです。そんなことをしていたら、食生活だけ良くても健康でいることは難しいですね。
ずっと健康で生きていきたい。これが私の目標です。いま、それが実現できるような「医療・ヘルスケア×AI」の分野が注目されています。医療とヘルスケアまで人工知能によって管理できるようになったら、最強の人体が出来上がるかもしれません!楽しみですね、さあ見ていきましょう!!
◆目次
Noom
まずは、ヘルスケアとAIを組み合わせたヘルスケアアプリです!
テクノロジーで人々の健康をサポートすることを目的としたNY発のヘルスケアアプリです。最新のテクノロジーを用いて、16週間をかけて減量や肥満予防をサポートしてくれます。どんな感じで人工知能が関わっているのでしょうか。特徴は2つです。
①「一人ひとりの生活に合わせたプログラム」
→最新の人工知能が一人ひとりの生活に合わせたプログラムを提供します。食事や運動の記録をもとに学習するので、管理も効率的です。例えば、1日の食事内容は健康度に応じて緑・赤・黄と3色のグラフに分けてくれます。日々の生活の様子から健康的になるための様々な選択肢の提案もできます。
②「行動変容を促すプログラム」
→一時的な健康ではなく、健康を習慣化させることを目指し、常に最新の情報を取り込んでいます。それをもとに設計されたプログラムを用いることで、食事・運動・睡眠など減量に必要な知識はすべて学ぶことができます。
これらの機能に加えて、人工知能では補えない「利用者の立場に立って考える」という部分を、オンライン上のコーチングにより、やる気を引き出してくれたり、1対1でコミュニケーションをはかってくれたりと、手厚いサポートがあります。
将来はこのような心理的な面のサポートも人工知能でできるようになるかもしれませんね!
このようなヘルスケアアプリには、FiNCという似たようなアプリもあります。こちらは今のところは専門家の相談とその分析でサービスを行っているのですが、先日、人工知能界ではとても有名なIBMのWatsonを活用したサービス開発に乗り出しました。さらに、「FiNC Wellness AI Lab(FiNC Wellness 人工知能研究所)」を設置し、ライフログや健診データ等の統合・解析データを活用したソリューションを提供するという研究も開始したそうです。
ますますヘルスケア業界で人工知能が活用されていってますね。これからどのように人工知能を用いて、これまで以上のヘルスケアをしてくれるのかが楽しみです!健康に「なりすぎ」なんてことはないのでうれしいことだらけですね!
パーソナルカラダサポート
こちらもNoomと似たようなサービスですが、こちらの特徴としては、提案することを「運動+食事」に絞っているといったことです。IBMのWatsonを活用したことで、話題となりました。ソフトバンクのサービスです。特徴を見てみましょう。
①「生活習慣などのアンケートに回答」
→これに答えたり、毎日の食事や運動を記録することで、パーソナルデータを蓄積していきます。これをWatsonによって解析し、個人の特性にあったアドバイスをすることができます。
②「遺伝子検査」
→肥満遺伝子などを検査することによって、その人の特性をより知ることができます。日々の生活習慣だけでなく、その人の体質も加えたデータを分析してくれるので、自分にぴったりのサポートを提案してくれます。
遺伝子解析をしてくれるってすごいですよね。遺伝子検査が身近になったのも、日進月歩している技術と人工知能のおかげです。このサービスは長友選手がオフィシャルサポーターなので、長友好きの人にもお勧めです!
<参照元>
パーソナルカラダサポート
10分で遺伝子解析
今までは似たようなヘルスケアアプリを紹介しましたが、次はなんと人工知能が遺伝子解析をしたことによって1人の患者が救われたという事例を見てみましょう!どのような経緯で人工知能が治療に用いられ、患者さんは助かったのでしょうか。
①診断が極めて難しい白血病の女性患者さんは、2種類の抗がん剤を用いた治療を数か月間受けましたが、容体が悪化し、その原因もわかりませんでした。
②そこで、2000万件もの医学論文を学習した人工知能Watsonが、女性患者の遺伝子の変化データを分析すると、最初の診断とは別のガンにかかっていると見抜き、抗がん剤の種類を変えるように提案しました。
③その判断が功を奏し、女性は命を救われ、無事退院することができたということです。
ここでもまた出てきました、IBMのWatson。万能ですね!すごすぎますね!!
今回のケースは、人工知能が人の命を救った国内初のケースといっていいぐらいの快挙だそうです。医師が1人では分析できない情報をこうして人工知能に任せることで患者さんを救うことができる、ということが証明された今、人工知能が医療の世界を変えることはもう間もないことなのかもしれません。
<参照元>
NHK「かぶん」ブログ
AIを活用したがん医療システム
実用的な事例を見たあとは、これからどうなっていくのかも気になりますよね!これからは、本当に医療現場に人工知能が活用されていく時代です。実際に、国立がん研究センターや人工知能研究センターなどが共同で、人工知能を活用した統合的がん医療システム開発プロジェクトを開始しました。
国立がん研究センターは、これまでも世界で有数の質の高いがんの基礎研究・臨床研究を行っており、がんに関するデータは膨大な量になります。これらを統合的に解析することで、個人に最適な医療を提供できるのですが、うまく解析することができていませんでした。そんなとき、人工知能が発展し、多様ながんのビッグデータを解析することができるようになったので、このプロジェクトが発足したようです。
このプロジェクトにより、どんなことが可能になるのでしょうか。
①国立がん研究センターに蓄積されている膨大な患者さんの臨床情報や、生体分子情報、さらに文献の情報などを、人工知能を利用して、統合的に解析します。それによって、日本人のがん患者個人に最適化された医療システムを開発することができます。
②ディープラーニングを用いて診断することで、その人個人に今後どのようながんの危険性があるか、などの早期予測が高精度で可能になります。
予測してくれる上に、もしなったときの対策もバッチリ…おそるべし人工知能ですね。このプロジェクトは5年後をめどに実用化を目指しているそうなので、もうすぐそこにある技術です。医療の質はこれからもどんどん上がっていきそうですね!
<参照元>
産総研
おわりに
いかがだったでしょうか。
生きていく上では絶対切り離すことのできない「健康」。人工知能の活躍によって以前よりもすごく簡単に健康維持ができるようになってました。とても嬉しいことですね。これを使わない手はありません。
もし治療が必要になっても、そこにいるのは人工知能。最適な治療を提案してくれます。最強すぎか!
人工知能をいたるところに用いれば、便利になるのは間違いなさそうです。しかし、使う場所を間違えると、人間自身が体を使わなくなったり、脳を使わなくなったりと、抵抗力の低下や認知症、身体能力の弱化を招くことにもなりかねません。せっかく人工知能のおかげで健康になったのに、人工知能のせいで健康じゃなくなっちゃったよ、というよくわからない悪循環が起きないように、人工知能とは上手に付き合っていきましょう!
僕個人の希望としては、その人の歩きの癖や立ち方、座り方から体の歪みを見つけてくれて、体が痛くなる前にアドバイスを与えてくれるようなAIがあったらいいなぁと思います。そうすれば腰痛とかにも悩まされることはなくなるはず…!
さてさて…ここで…
こんな感じの人工知能を使ったサービスに興味は湧きましたか?
もし興味をもっていただけたのなら、是非自分でもやっちゃいましょう!
今夜は健康に気を使って、青魚の王様、サバをいただきたいと思います!DHA!EPA!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。