HOME/ AINOW編集部 /【まとめ記事】就活生なら1度は受けてみたい!人工知能を選考に活用している企業の事例を調べてみた!
2017.06.27

【まとめ記事】就活生なら1度は受けてみたい!人工知能を選考に活用している企業の事例を調べてみた!

最終更新日:

こんにちは!こばやしです。

最近こういうニュースをよく見かけるようになりました↓

ついに就活でAIに選ばれる時代に…ソフトバンク、新卒採用選考に「ワトソン」

就活エントリーシート、AIがチェック ソフトバンク

就活生の入社後の活躍、AIが予測? 変わる採用選考

普段学生との面談をしていたり、今まで採用イベントをやってきたこともあり個人的に興味が強い領域。

具体的な事例を調べてまとめてみました!

【ソフトバンク】エントリーシートの評価にAIを利用

(出典:http://ut-ttime.net/2014/12/02/obog-interview-japan-ibm-cto-shigeo-uda/)

最終判断に人間の関与する余地はまだある

IBM WatsonのAPIの一つであるNLC(Natural Language Classifier、自然言語分類)により、エントリーシートの内容が認識され、項目ごとに評価が提示されます。合格基準を満たす評価が提示された項目については、選考通過とし、それ以外の項目については人事担当者が内容を確認し、合否の最終判断を行います。IBM Watsonによる評価をエントリーシート選考の合否判断に活用することで、統一された評価軸でのより公平な選考を目指します。
(出典:プレスリリース

話題の人工知能/AI、IBM Watsonが項目ごとに評価をつけ、エントリーシート選考の合否判断に活用されるそう。

ワトソンが通過判断をしたものはそのまま通過、ワトソンの基準で落ちた場合は人事担当者が確認して合否判断するようですね。さすがに最終判断は人間。安心。

でも今後制度が上がってきたらエントリーシート選考は完全にワトソン任せにできるようになるんでしょうね。すごい時代です。

何はともあれ、通過判断をワトソンに任せるだけでもかなりの業務効率化になりそう。

採用業務の効率化に貢献

このたびのIBM Watsonの活用により、人事担当者がエントリーシートの確認作業に充てる時間を75パーセント程度軽減できることが見込まれます。
(出典:プレスリリース

75パーセントはすごいですね。ソフトバンクほどの人気企業になると膨大なエントリーシートが集まるでしょうから今までの人事担当者さんたちのご苦労はいかばかりか。

余った時間でより良い採用活動ができそうですね٩( ‘ω’ )و 採用イベントとか、個別の面談とか色々と。

編集部の仲間、おざけんがWatson Summitのイベントレポート記事を書いているので、ワトソンによるエントリーシート選考に関してはそちらに詳しいです。貼っておきますね!

Watson Summit レポート 人事が履歴書を読まなくて済む時代が来るのか!?

脱線おまけ

対象となるのは総合職(総合コース・営業コース)志望者のエントリーシートです。ソフトバンクの「新卒採用」枠に応募可能な入社時30歳未満の既卒者・他企業での就業経験者のエントリーシートも対象です。
(出典:プレスリリース

ソフトバンクって29歳まで新卒採用枠で応募できるんですね。

ユニバーサル採用ってやつらしいですよ。さすが最先端。人工知能導入もそうだけど、懐の広さにも脱帽です。

【セプテーニ・ホールディングス】地方学生向けのオンライン・リクルーティングにおける活躍予測モデル開発にAIを活用

選考は自宅で完結

セプテーニグループでは、統計技術を活用した活躍予測モデルをもとに定量的かつ客観的な採用活動を実施しています。一方で、地方在住の方々には時間、コスト、情報等様々な面での制約があると言われています。その制約を、独自の活躍予測モデルとインターネットの力で解消する「オンライン・リクルーティング」という選考ルートをご用意しました。これまで直接会って取得していた情報をオンラインで取得することで、選考プロセスを全てオンライン化する採用方法が可能となります。実施初年度となる今年は、当社がリアルでの選考会を実施していない首都圏・関西圏以外の地域の学生を対象に「オンライン・リクルーティング」を行います。
(出典:採用HP

選考が自宅で完結するなんてすごい時代です。今までもスカイプ面接などを序盤の面接に利用する企業は多くありましたが、最初から最後まで自宅で完結というのは、おそらく日本初ではないでしょうか。

セプテーニがこうした採用を取り入れた背景には、AIの進歩がある。過去に選考を受けた学生と社員約6千人のデータを2009年から蓄積し、採用時と入社後の活躍の度合いから「活躍予測モデル」を開発。採用担当の江崎修平さんは「どんな社員が将来、どんな活躍をするのか、相当な精度で分かるようになった」と語る。14年からは予測モデルを採用にも導入し、約15分の性格診断テストなどを受けてもらうことで、約100項目の情報を取得する。AIによる分析を活用することで面接は簡略化され、地方学生が東京や大阪の面接会場に直接来なくても、採用が完結するようになった。
(出典:朝日新聞DIGITAL

そして、将来の活躍予測が高精度にできるようになったことで入社後の離職率低下に繋がりそうですよね!

地方学生に嬉しいだけでなく、企業人事部としても嬉しい。一石二鳥。

他企業との差別化による採用力強化

首都圏や関東近辺以外の学生が東京の企業の選考を受ける場合、交通費はもちろんホテルの宿泊費や食費などかなり大きなお金が負担になります。

そこでこのオンライン・リクルーティング。自宅で選考が完結するということは、つまり、金銭的な負担が一切かからないということ。

これは他企業との採用競争においてかなり大きな差別化ポイントになることは間違いないでしょう。

【全日本空輸(ANA)】人工知能を活用した就活マッチングアプリを導入

AIによる性格診断アプリGROW

全日本空輸(ANA)もAIを使った採用に踏み切った。人間の生まれつき持っている性格をAIが診断するアプリ「GROW(グロウ)」の利用を、2018年卒の採用から事務職で必須にした。「通常のエントリーシートによる書類選考と同時に、面接に進む学生を選ぶ上での補完の位置づけとして学生のひととなり、人柄を理解するための新しいツールとして導入を決めました」(ANA広報)
(出典:朝日新聞DIGITAL

先の2社がエントリーシートの選考判断、入社後の活躍予測モデルに人工知能/AIを利用しているのに対して、ANAは性格の情報を選考判断に活用していますね。

GROWは生まれつき持っている性格をAIが診断するアプリ。友人や知り合いをアプリに招待し、いくつかの質問に回答してもらうと第三者の目で見た自分の強みや弱みが分かる。弱点を克服するためのアドバイスや、おすすめの企業も表示してくれる。見かけは学生が自分にあった企業を探すツールだが、採用に利用することで企業が注目しているのが、「本当の性格診断」だ。
(出典:朝日新聞DIGITAL

第三者の評価が入る点も面白いポイント。

番外編:【株式会社タレントアンドアセスメント】人間の代わりにAIが採用面接をする新サービス『(仮)AI面接官』を提供

ロボットやスマートフォンで24時間場所を選ばずに採用面接が可能に

株式会社タレントアンドアセスメント(東京都港区 代表取締役:山崎俊明 以下、T&A)は、独自の戦略採用面接メソッド「T&Aメソッド」を取り入れた人工知能(AI)による採用面接サービス『(仮)AI面接官』を5月上旬より提供開始します。本サービスは、企業が求める人物像や採用基準に基づき、AIが人間の代わりに採用面接を行い、応募者の資質を分析して診断結果データを提供するサービスです。これにより、人間による採用面接で課題視されてきた評価のばらつきが改善し、採用基準の統一が図れるようになります。また、『(仮)AI面接官』と連携したロボットやスマートフォンで24時間場所を問わず採用面接が可能となり、他社と選考がバッティングするなどの機会損失を減らせるようになります。尚、採用面接時の音声データは今後ビッグデータとして活用していく予定で、更なる採用効率の向上を見込んでいます。
(出典:新着情報

文章で読んでいてもイメージがつかないので、映像を貼っておきます。


こんな時代がもう来ているんですね。。。

おわりに

いかがでしたか?各社、採用における選考に人工知能/AIを導入し始めています。

「どんな技術やサービスを導入するのか」、「人工知能をどの局面で選考判断に活用するのか」。

このあたりに各社のカラーや現状の採用活動における課題が見えてきて面白いですね。

ぜひAINOW運営元である、ディップの採用活動においても人工知能/AIを導入してみて欲しいな、

と個人的に思っています。

無料メールマガジン登録

週1回、注目のAIニュースやイベント情報を
編集部がピックアップしてお届けしています。

こちらの規約にご同意のうえチェックしてください。

規約に同意する

あなたにおすすめの記事

生成AIで“ウラから”イノベーションを|学生起業家が描く、AIを活用した未来

特許技術×AIでFAQを次のステージへ|Helpfeel

GPUの革新からAI時代の主役へ|NVIDIA

あなたにおすすめの記事

生成AIで“ウラから”イノベーションを|学生起業家が描く、AIを活用した未来

特許技術×AIでFAQを次のステージへ|Helpfeel

GPUの革新からAI時代の主役へ|NVIDIA