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冒頭「こんなに質問が出てくる回は珍しい」と、司会の田原さんの報告から始まったイベント。たしかにWebの質問ツールにすごい勢いで質問が流れていく。セミナーの内容は非公開となっているが、どんな会話が行われたかを雰囲気をお伝えしたい。
8月31日(木)に開催された イベント「AI/Techスタートアップのための資金調達しナイト<投資担当も同席>」。AI/TECH スタートアップに特化した、財務·資本政策、調達を公認会計⼠がレクチャーするというイベントだ。
集まった聴衆は、30名。スタートアップから、VC、大企業の新規事業担当まで幅広い。特徴としていえるのは時間通りに参加者の方がやってくること。当たり前のようだけど、スタートアップむけイベントでは珍しいこと。それだけAI/Tech系のスタートアップにとって資金調達は重要な課題だということだろう。2時間にわたるイベントとなったが、目次から興味があるコーナーをご覧いただければと思う。
オープンニング
まずは入口でパシャリ。司会はAI.Acceralatorアシスタントでもあるタレント田原 彩香さん。
平日夜間の開催となったが、30名ほどの参加者が集結した。メンチメーターという質問用Twitterのようなサービスを使っていくのだが、到着する参加者が次々に質問をしていく。
スケジュールは以下の通り。AI.Acceralatorアドバイザーであるカウンティア株式会社の姥貝 賢次さんによるセミナー「AI / Techスタートアップのための資金調達ナイト」が行われ、そののちスタートアップとVCサイドで「資金調達・一問一答」を行う構成となった。
19:30~(05分) あいさつ / 諸注意 田原 彩香(タレント)
19:35~(20分) セミナー「AI / Techスタートアップのための資金調達ナイト」 姥貝 賢次(公認会計士)
19:55~(35分) 「資金調達・一問一答」
資金調達に関わる疑問にお答えします。
※疑問・質問を事前アンケートでお答え下さい。 姥貝 賢次(公認会計士)
20:30〜(30分) 個別質問 & 懇親会
「AI / Techスタートアップのための資金調達ナイト」
まず「デット」を利用したことのある人はいますか?との質問が姥貝さんからされると、6-7人が手を上げた。参加人数の割には少ないことに驚きが広がる。スタートアップのために作られた「新創業融資制度」を利用したことがありますか?と再度問いが投げれられたが、2-3人の挙手にとどまる。
デットを含めた資金調達の知識がまだまだスタートアップ側にも浸透していないことがよくわかる。
ここから、AI/Techスタートアップのビジネスモデル毎の特徴や注意点や、資金調達の手法分類、財務計画のつくりかた、Jカーブ・Sカーブについても話題として語られた。冒頭に紹介された質問ツールを通じて次々質問が流れていき、適宜質問に回答していく。
内容は非公開となったが、会場はメモをする参加者がたくさんでていた。
QAパネルディスカッション
その後、総勢40名に増えた参加者とパネラーがQAを交わすパネルディスカッションタイムがスタート。
パネラーは、公認会計士の姥貝さん、独立系VCの郡さん、CVC担当の進藤の3名。田原さんの司会でディスカッションがスタート。
姥貝さん、郡さん、進藤のパネラーがひとつひとつの質問に答えていく。「デット調達の極意は?」「共同創業者との持分の配分は?」「AIスタートアップに投資するときの観点は?」「IPOを見据えた資本政策は?」などなど、たくさんの質問に笑いも交えながらディスカッションする時間となった。
編集後記
おしん記者
スタートアップタイムズでも起業家のPR支援として取材を行っていますのでお気軽にお問い合わせください。