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知っておきたい採用市場「スマホでAI面接」
エントリーシートや書類選考で不採用 orAI面接で不採用
あなたならどっちの方が納得できますか?
初めまして、株式会社タレントアンドアセスメント広報担当です。
弊社では独自の戦略採用メソッドに基づき、AI(人工知能)を搭載したスマートフォンやロボット「Pepper」が、企業の採用担当者に代わって面接を行い、その結果を面接評価レポートにまとめ提供するサービス事業を行っています。
AI、最近は本当に身近な存在になってきていますね。
皆さんもおそらく使っているであろうSiriやGoogle翻訳は、いまや当たり前のツールになっています。
また、通信アプリ大手のLINEをはじめとする各社はAIを搭載したスピーカーを発売し、さらにAIが生活へ密着するようになり、以前では予測できないことが実現している世の中になりました。
学生の就職活動もここ十数年程でエントリーシートが紙から就活サイトに変わるなど、劇的に変化しています。
今後、AI面接が普及し採用業界や学生の皆さんに身近な存在になると予測されます。
未開拓な分野を展開する時には不安は付きものです。
「AI面接で採用合否を決められたくない。」「AIに熱意が伝わるのか。」といった否定派の声も聞こえます。
今回は、学生の皆さんの不安が払拭できるよう、未来予測としてAI面接が普及した場合、どのようなメリットがあるのか、採用にどう活かされるのか、ご説明させていただきたいと思います。
就職戦線に大きな変化? AI 面接ができること
エントリーの現実って? チャンスが広がる可能性も
一般的な就職試験の流れでは、エントリーの段階でかなりの数の応募者が振り落とされています。
その理由がわかりますか?
大きな企業であるほど応募者の数は膨大です。
でも、小さな企業では対応する人事担当者が足りません。
そんな状態の中、全員を面接することはできない。
ではどうする?
何らかの基準を決めて、それ以下の人は切り捨てざるを得ません。
エントリーシートを全部見て判断する余裕がなければ、学歴や資格といった、わかりやすい基準で決めるしかないのです。
これでは公平な判断ができません。そして、実は企業側も欲しかった人材を取りこぼしているのです。
AIと話し、自分をアピール! AI面接が開く未来
もしも就職試験が残念な結果に終わったとしても、きちんと自分をアピールできて、ベストを尽くしたなら、納得がいくと思いませんか?
実はAI面接の一番の利点はここにあります!
AI面接はスマホさえあれば受験できます。だから就活生にとって頭が痛いスケジュール調整も交通費の負担もありません。面接時間は説明なども入れて約90分間。
「AIに選ばれたくない!」と気になる人も安心して!
実は面接の評価はすべてスタッフの手で行われています。その内容は戦略採用メソッドに基づき科学的で公平な分析が行われているのです。AIは計画的に質問をして過去の行動を聞き出す役割で、出てきたデータをもとに分析を専門とするスタッフが評価レポートを作成します。そのレポートをもって、次の採用段階に進めるかを判断するのは、企業の担当者です。
企業は人が集まって働くところ。最終的には一緒に働きたい人が選ばれるのです。ただ、その最終決定までの機会は公平であるべき。そんな時代がもう始まっています。
Q&A ~AI面接ってどうなの?~
ここからは、学生の皆さんが抱いているであろうAI面接に対する疑問に、丁寧に答えたいと思います。
Q. AIが面接をするなら人間の面接はいらないの?
A. AIによる面接は、あくまでも採用試験の初期段階でのものです。
企業文化や社風に合う人材であるかなどの感情的な要素はAIでは判定できないため、最後は人間による面接が必要になります。
面接には、(1)本来の能力である資質を見抜く役割と、(2)入社への動機づけとなるコミュニケーションとしての役割があります。
(1)はAIに任せ、(2)は人間が担うべき仕事だと考えています。
Q. 90分の面接って長くない?
A. 弊社が提供するAI面接サービス「SHaiN(シャイン)」ではバイタリティや柔軟性など、11項目の資質を知るために、質問が設定されています。
最後の資質を知り終わるまで面接は続きます。最初に本人確認や進め方のオリエンテーションもありますので、最長で 90 分ぐらいかかる可能性があります。
これが長いと言われれば、確かに短くはありませんが…。
しかし、15分間の面接の中で、あなたはどれほど自分を伝えることができますか?
面接の場で相手に自分のことを伝えようすると、90分は長いようでちょうどよい時間と感じるはずです。
Q. 表情や雰囲気とか伝わらなくない?
A. 面接中の音声はすべて録音しています。
加えてカメラによる映像分析も行われるので、その心配はありません。
スマホのカメラで面接の様子をランダムで撮影し、表情や態度の変化を記録しています。
表情や声のトーン、態度から読み取れる資質も、AI面接ではすべて反映され評価されるのです。
Q. AI面接の対策ってあるの?
A. AIが面接相手となると、これから就職活動を控える学生の皆さんはその対策をどうしたらいいのか、気になるところだと思います。
AI面接サービス「SHaiN」は、独自の戦略採用メソッドに基づいており、その基礎となる考え方は「過去の行動を聞き出すことによって、その人の資質を見出す」というものです。
つまり、強いて対策をあげるとすれば、月並みですが、学生のうちに様々な経験を積み、その経験を上手く伝えられるよう整理しておくことでしょうか。
お知らせ
株式会社タレントアンドアセスメント
www.taleasse.co.jp/shain/
↓AI面接について詳しく書いた書籍はこちら↓
タイトル: 『AI面接#採用』
著者: 山崎俊明(やまさき としあき)
発行: 東京堂出版
編集後記
ロウソクが電球に変わったように。
馬車が車に変わったように。
今、採用もAIに変わるときがやってきました。
ただ、そんな時代でも
AIが合否を決めることはありません。
最終的に決めるのは「人」であることを忘れずに。
AIはその仕事を奪うのではなく、新しい仕事を生み出すためにあります。
AIをうまく使ってこの社会を動かしていくことが、今の私たちに求められる能力ではないでしょうか。
弊社のAI面接サービス「SHaiN」が採用環境に大きな変革をもたらし、より多くの企業や学生の皆さんのチカラになることを心から願っています。(祈)