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本稿は、サンフランシスコ・東京を拠点のAIスタートアップ特化型シードファンド、Hike Venturesの配信するメールレターのバックナンバーです。Hike Venturesはアメリカ・カナダを中心に投資をしています。「人とアルゴリズムの協業によって豊かさを生み出すエコシステムの創出」をモットーにアメリカ、カナダ、日本のシード段階のスタートアップの支援を行っています。バックナンバーはこちら。
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目次
【トピック】
ボイスファースト
- スマートスピーカー市場が3ヶ月で50%成長
comScoreによると2017年12月から2018年2月の間にスマートスピーカーの市場が50%伸張。Wifiがある家庭の20%で普及。成長の要因は、 Google Home Miniや Amazon’s Echo Dotなどの低価格(両製品とも$49)エントリーモデルの登場です。さらに、スマートスピーカー保有者の22%がボイスで買い物をした経験とも報告されています。 - Amazon Alexaの救急車内での利用の試験が開始
緊急医療チームが車内の患者に集中できるように、声による緊急治療方法のマニュアルの参照をサポートする。緊急医療チームが参照するマニュアルは300ページに及び、手袋を装着している状態だと声による情報の検索が役に立ちます。
モビリティサービス
- WaymoとHondaのパートナーシップの全貌が今後明らかに
Waymo CEO John Krafcikは、Hondaとのパートナーシップでは人とモノが運べるトラックよりも小型な車を共同開発していることを示唆。 - 中国で初のドローン配達の許可が降りる
中国最大の物流会社SF Holdingsの子会社が政府からドローン配達の許可を得る。主に、田舎の人口が少ないエリアが対象で、大きめのドローンが配送センターまで荷物を運び、小型のドローンを使ってユーザの家まで宅配を行う。このニュースを受けて同社の株価は5%上昇。
AI関連総合トピック
- フランス政府がAIの研究に$1.85B投資することを発表
マクロン大統領が発表。ヘルスケアや自動運転分野でのAIの発展に注目。データのオープン化も進める。一方で、AIが社会に与える影響は大きいので、より透明性があり、AIサービス提供者が責任を持って活動するよう政府の関与も必要であると主張。 - Amazonが2017年に投じたR&D費用は$22.6B
同社は、AWS, Alexa, Amazon Goなどの開発のために膨大なR&D投資を行った。前年対比で41%増。また、同社はR&D投資では全米でトップとなる。