最終更新日:
京セラコミュニケーションシステム株式会社( KCCS)が、 AIを活用した画像処理技術の強化を目的として株式会社Ristの全株式を取得したと発表しました。
Ristはディープラーニングや機械学習を用いた画像システムの開発、 データ解析を手がけ、 特に製造業における目視検査の自動化を得意とするベンチャー企業です。独自開発した画像比較検査手法により、 少ない画像データからでも画像判定モデルを短期間で生成し製造ラインに導入するなど、 既に多くの実績を持ちます。
KCCSはディープラーニングを用いた画像認識システムを技術検証からシステム開発、 導入までワンストップで提供していて、 Ristをグループ会社に迎えることで、 画像認識システム提供の技術力強化とスピードアップを図るとともに、 製造ラインにおける検査の自動化普及に貢献していくとしています。
▼遠野氏コメント
ディープラーニングを用いた目視・画像検査の自動化には、製造業の現場に深く入り込んで取り組む必要があります。一方で日本の製造業の現場へ入り込むためには、別資本の会社同士では契約書や座組みの検討などの技術的には本質的でない多くの手続きに数ヶ月を要してしまい、技術革新が遅れているのを痛感していました。
そこで大きな製造業の現場を持つ会社と一つになり技術革新を進める必要性を感じていました。本当であれば京セラグループを買収したかったのですが、難しそうだったので傘下に入ることで製造現場へのアクセスを手に入れ技術導入の試行錯誤のスピードを上げる目的を遂げることにしました。
所在地:東京都目黒区目黒2-11-3
設立:2016年8月
代表者:遠野 宏季
資本金:1,000,000円
事業概要:ディープラーニング、 機械学習を用いたシステムの受託開発やデータ解析
<関連記事>
代表 遠野 宏季氏による寄稿記事
■AI専門メディア AINOW編集長 ■カメラマン ■Twitterでも発信しています。@ozaken_AI ■AINOWのTwitterもぜひ! @ainow_AI ┃
AIが人間と共存していく社会を作りたい。活用の視点でAIの情報を発信します。