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2019.01.22

DeNAがSenseTimeと業務提携を発表 ーSHOWROOMやMOV、AnycaにAI技術を活用ー

最終更新日:

株式会社ディー・エヌ・エーが中国のSenseTime Group Limitedと業務提携すると発表しました。

SenseTimeは人工知能技術に強みを持ち、AI関連では中国を代表する企業。今後は、SenseTimeが提供する認識技術を活用したAIソリューションを日本で販売開始する予定。

この取り組みでは、DeNAがこれまでのインターネットサービスの運営を通じて蓄積してきたAI技術活用の経験と、SenseTimeのコンピュータビジョンに関する知見と最先端のAI技術や製品を組み合わせていくとしています。

また、ゲーム・エンターテインメント、スポーツ、ヘルスケア、eコマースのほか、小売からメディア業界まで、画像・映像を扱うあらゆる産業での活用を推進していくとしています。

SenseTime Group Limited
中国・香港を本社とし、AIの最先端技術の一つである深層学習を用いた、特に顔認識を中心とした画像認識技術を得意とする企業。人工知能カテゴリでは世界でも評価の高いユニコーン企業で、合計16億ドル以上の資金調達を行い、企業価値は45億ドル(約5000億円)と評価されています。SenseTimeは、未来を支えるAIの革新をリードするという使命のもと、深層学習プラットフォーム、スーパーコンピューティングセンター、顔認識、画像認識、物体認識、テキスト認識、医用画像解析、ビデオ解析などのAI技術を独自に開発し、中国最大のAIアルゴリズムプロバイダとなっています。
SenseTimeホームページ[/btn]

▼SenseTimeが提供するAIソリューション

SenseMedia (服の特徴を認識している画像)
動画コンテンツの特徴を捉え、内容を認識・解析した結果をもとにハイライト動画の生成や要約、異 常検知等を行うことができます。人の手を介さず動画を要約することができるため、スポーツ動画や 広告分析などでの応用が期待されます。

SenseMe(リアルタイムに写真・動画を加工している様子)
画像や動画から、顔や全身の特徴を把握し、リアルタイムにモバイルでデコレーションやエフェクト、スティッカー等の画像、映像処理ができ、動画配信サービスや写真加工アプリ、広告表示の属性判定など、100以上のサービスに導入されています。DeNAグループが展開する、ソーシャルライブ配信サービス「Pococha(ポコチャ)」で既に導入しており、仮想ライブ空間「SHOWROOM」でも導入を予定しています。また、次世代タクシー配車アプリ「MOV(モブ)」が提携するタクシーの後部座席に設置したタブレットで配信される高精細な動画広告サービス「Premium Taxi Vision」においても導入を予定しています。

SenseID
身分証明写真との比較による本人確認や生体認証をオンラインデバイス及びオンラインで行うことができます。対話的に確認したり、画像・動画から判断するなど、ニーズに合わせた方法で生体の判断を行うことが可能。

Webサービスの本人確認時等で活用が期待され、DeNAが展開する個人間カーシェアアプリ「Anyca(エニカ)」でも導入を予定しています。

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