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株式会社オトナルは松坂屋名古屋店にて2月20日から開始されるAIスピーカーによる店舗案内サービスの実証実験において、AIスピーカーを活用した店内案内の自動化に取り組んでいると発表しました。受付での待ち時間の削減やサービスの向上を目的としています。
松坂屋名古屋店では、本館東入口横のインフォメーションカウンターにAIスピーカーを設置。各店舗ブランドと売り場の案内に対応し、商品名や店舗名を質問すると売場情報を音声とディスプレイ上で回答する仕組みになっています。
AIスピーカーの応答はすべてプロアナウンサーの音声を使用しており、従来の機械音声よりも聞き取りやすくなっているといいます。
株式会社オトナルは音声機能のユーザビリティを向上させるため、ぎこちなく聞き取りづらい、AIの読み上げ音声ではなく所属するプロアナウンサーのなめらかな発声でコンテンツを読み上げることができる制作サービス「クラウドスタジオ」を提供しています。
同社では、スマートスピーカーの標準機能では難しい、固有名詞の音声認識、および短縮や同義語・類義語も認識精度を向上させる独自技術「Voice Recognition Tuning(V.R.T.)機構」を採用し、個別ブランド名や店舗認識精度の大幅な向上を実現しています。
国内のAIスピーカー市場は2018年に約46億円、2022年には150億円まで拡大すると見込まれており、それに伴い音声UIとAIスピーカーを活用したサービスの普及が見込まれています。早期から利用者のユーザ体験を考慮した開発を行っていくことでAIスピーカーとコンテンツを活用した新たなコミュニケーションサービスにつなげていきたいとしています。
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