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新型コロナウイルスの影響で、テレワークが促進されています。2月25日に、政府が発表した新型コロナウイルス対策の基本方針にも「患者・感染者との接触機会を減らす観点から、企業に対して発熱等の風邪症状が見られる職員等への休暇取得の勧奨、テレワークや時差出勤の推進等を強力に呼びかける。」と書かれています。
コロナウイルスの拡大は、多くの企業に打撃をうけ、経済の動向も心配されます。しかし、そのなかでできることに、「仕事のやり方の代替手段をポジティブに捉えて検討してみること」があります。
テレワークの方が、実は業務の効率があがる。必要だと思っていた会議が実はいらなかった。そんな風に、いつもの仕事のやり方を疑ってみるのはいかがでしょう。
テレワークを円滑に進めるツールには、AI技術を活用しているものもあります。今だけ無料で展開されているものも。新しい仕事のやり方を試行錯誤する時期だと捉えて、活用してみたい方のために、テレワークを助ける5社のツールと、情報収取を助ける1社のサービスを紹介します。
目次
テレワークに使えるAIツール
遠隔ソリューションーRSUPPORT
RSUPPORT株式会社は、4月3日まで自社テレワークソリューションを無償で提供することを発表しています。
提供しているサービスは3つで、クラウド型web会議、遠隔操作ツール、遠隔サポートツールです。どれも、そぐに導入可能なサービスになっています。AIは、クラウド型web会議機能の、議事録作成サービスに利用されています。
電話営業や顧客対応ーMiiTel
MiiTel(ミーテル)は電話営業や顧客対応を可視化する音声解析AI搭載型のクラウドIP電話です。「何を」「どのように」話しているのか、AIが分析することで、自分の営業力を数字で振り返ることができます。
コロナウイルスの感染状況を鑑みて、4月30日まで無料で提供されます。
採用ーSpotech
特にラボ型開発において、エキスパートを採用できる、サービスにSpotechがあります。特にグローバル人材が採用できるのが大きな特徴です。AI技術は、自動翻訳として、実装されています。
AI搭載クラウド電話ーpickupon
pickuponは、pickupon株式会社が提供する、AI搭載クラウド電話です。
営業電話における重要箇所を自動でAIが認識し、CRM入力してくれます。リモートワークで生じがちな、情報共有が行き届かない問題も解できます。
リモート導入コンサルティングー株式会社ティーアイ
DXを対象にして、オープンソースソフトウェアなどを提供する、株式会社ティーアイはリモートワーク導入のためのコンサルティングサービスを開始すると発表しています。
システムの導入や、運用のサポートなどを提供するとしています。
コロナウイルスの情報をAIでー「JX通信社」
株式会社JX通信社は、緊急情報サービス「FASTALERT」に新型コロナウイルスに対する情報を集めた特設ページを開設しました。
「FASTALERT」は、SNSから災害、事故、事件などのリスク情報を収集し、配信するSaaSです。新型コロナウイルスに関しては、行政や有識者の発言や、他企業の対策の動向などを閲覧できるようになっています。
▼政府も新型コロナウイルス対策としてのサービスを検索できるサイトを公開しています▼
▼こちらの記事でも、テレワーク支援プロダクト・サービスがまとめられています▼
おわりに
今回は、AIが使われているツールだけを紹介しました。しかし、もっと簡単な技術でリモートワークでの仕事の充実を助けることができます。
例えば、Google documentや、スプレットシートでテレワークの進捗を共有するのはどうでしょう。導入は、無料で簡単です。
コロナウイルスに関係なくとも、テレワークは、少しづつ広がっていくと思われます。もちろん、必ずしもリモートワークがうまくいくわけではありません。しかし、ワークライフバランスの観点や、効率性の観点から、業績をあげるかもしれません。その効果を検証するためには、今は良いチャンスと言えます。