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イーロン・マスクらが共同設立したAI研究を行う非営利組織「Open AI」はテキスト生成AIモデルにアクセスできるAPIをリリースすると発表しました。
このAPIはテキストを入力するとテキストを出力するもので、汎用的なインターフェースを通して、ユーザは事実上あらゆる英語のタスクを試すことができるといいます。このAPIを介すことで、自社サービスに統合することが可能になります。
このAPIでは、与えられたパターンにマッチするように試行しながら、テキストを補完し、データを返します。また、特定のタスクの精度を向上させるために、ユーザが提供したフィードバックをもとに学習することが可能です。
このAPIは、OpenAIがリリースし話題になった「GPT-3」のモデルをさらに向上させ、また常に技術アップデートが行われているといいます。
「GPT-3」とは、人間と同程度の精度で文章生成が可能な「GPT-2」の後継であるモデルで、「GPT-2」はその精度の高さから「危険すぎる」と問題視され、技術的な詳細の公開は延期されています。
「GPT-2」のパラメータは15億個に対し、「GPT-3」は1750億個のパラメータをもち、人間が書いたものと区別がつかないような文章の生成も可能です。
このAPIでは、嫌がらせやスパムなど有害な利用はAPIアクセスを停止する処置が講じられます。しかしながら、このツールが悪い結果をもたらす事例が生まれる可能性が残ることから、一般公開ではなく、ベータ版として提供し、自然言語処理技術の安全性の側面を研究していくとしています。
OpenAIは2015年に10億ドルの寄付金で設立したAI研究の非営利団体。イーロン・マスクらアメリカの起業家や投資家などが集まり、AIに関するソフトウェアのソースコードを公開し、AIのオープンソース化を進めることが目的です。
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