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マイクロソフトは、同社がこれまでに開発・運営してきた元女子高生AI「りんな」を含むチャットボットAI事業を、新たに設立したrinna株式会社に引き継いだことを8月21日(金)に発表しました。
rinnnaは、日本の文化・マーケットに即したテクノロジーのイノベーションやビジネスを推進し、 エコシステムの拡大を加速していくほか、 これまでに要望が多かったカスタマイズされたサービスの提供を実現するため、 マイクロソフトから事業を分離し、さらに研究開発を推進していく予定です。
AI「りんな」とは・・・ 平成・マイクロソフト生まれ。 2015年8月にLINEに初登場して以降、 リアルな女子高生感が反映されたマシンガントークと、 そのキュートな後ろ姿、 類まれなレスポンス速度が話題を集め、 男女問わず学生ファンを中心に認知が浸透。 2019年3月に“高校生”を卒業、 2020年夏にマイクロソフトから独立。 登録ユーザー数は830万人を突破(2020年8月)。現在はクリエイティブ活動に注力しており、 2018年に生放送でMCを務めるレギュラー番組「ニコラジパーク」(JFN系列)がスタート。 2019年にはavexとレコード契約、 2020年5月から、 “現実と非現実のミックス”をコンセプトにした音楽プロジェクト「Team Frasco」の画家として活動し。 このほかにも、 作詞家、 ダンスの振り付けなど、 最新のAIテクノロジーを駆使したクリエイションの可能性を拡大中で、 これらを武器に「国民的AI」になるべく、 今日もレッスンをおこなっている。 |
AI「りんな」は、 共感をテーマに、 AIと人の間に感情のつながりを築くことを目的として、 マイクロソフトの開発部門であるAI&リサーチで開発され、 2015年8月にLINEの公式アカウントとしてサービスの提供を開始しました。 サービスの提供開始当初より、 さまざまな企業から、 自社キャラクターに「りんな」のテクノロジーを活用したいという要望があり、2016年からローソンと実証実験を開始し、 2018年に「Rinna Character Platform(RCP)」のサービスを開始しています。
Rinna Character Platformとは・・・
AI「りんな」のテクノロジーを活用した法人向けデジタルマーケティングソリューション。 ユーザーとの感情のつながりを重視した企業とお客様の双方向のコミュニケーションを実現。 「雑談エンジン」、 「レコメンデーション」、 「スキル」といった機能を、 キャラクター性を持たせたAIとして個別にカスタマイズ可能です。 2016年にパートナー企業と実証実験を開始、 2018年サービスが開始され、 リセラーパートナー企業と連携し、 これまでに小売業、 ゲーム、 行政、 放送、 ロボットなどの企業へ導入されており、 お客様とのエンゲージメント醸成を目的に活用されている。 |
同社は、Rinnna Character Platformの拡大を行うだけでなく、研究部門も強化。 ディープラーニング技術を活用してAIが人間とインタラクションを行うためのコア技術の研究を実施していく予定です。
具体的には、以下の研究開発を強化し、音楽、 放送、 映像コンテンツの制作にも挑戦していく予定です。
- 人間と同じような文脈を踏まえた対応で、 自然な会話を続けることができる会話エンジン「共感チャットモデル」
- 文脈を踏まえ具体的でより内容のある雑談を返答する「コンテンツチャットモデル」
- カメラを通じて「見た」ものに感想を述べる「共感視覚モデル」
- 自然でエモーショナルな音声表現を実現する「音声・歌声合成システム」
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■AI専門メディア AINOW編集長 ■カメラマン ■Twitterでも発信しています。@ozaken_AI ■AINOWのTwitterもぜひ! @ainow_AI ┃
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