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2020.10.20

「AIはチャレンジを乗り越える大きな鍵である」菅総理が語ったAI戦略【AI/SUM 2020レポート】

最終更新日:

令和2年9月16日に菅政権が発足してから約1ヶ月が経過しました。

菅総理は成長戦略としてデジタル改革を行なっており、新たにデジタル庁を設置するなど、日本のデジタル化の遅れを挽回すべくさまざまな動きを見せています。

2020年は新型コロナウイルスの感染拡大が相まって、世界でデジタル化やAI活用への注目が一層高まっています。こうした情勢の中、10月19日から日本経済新聞社主催の「AI/SUM & TRAN/SUM」が開催されています。

「AI/SUM & TRAN/SUM」はAIの実社会・産業への適用にスポットをあてた日本最大級のグローバルAIカンファレンスで、今年は実際の会場とオンライン展開のハイブリッド形式で開催されています。

デジタル改革担当大臣の平井卓也氏をはじめ、国内外の専門家やIT企業、スタートアップが集結し、シンポジウムやワークショップ、オンラインプログラムなどのセッションが行われています。

そして本日(10月20日)朝のセッション「内閣総理大臣挨拶」で菅総理からの特別メッセージが公開されました。

デジタル化推進に力を入れる菅総理がAIについて何を語ったのか、その内容をご紹介します。

本日第2回AI/SUMが盛大に開催されることを心よりお慶び申し上げます。

いま世界は新型コロナウイルス感染症により、これまでにない課題に直面しております。

デジタル、中でもAIはこのチャレンジを乗り越える大きな鍵である、その重要性は一層深まっています。

AIには新型コロナ対策における感染予測や、早期検知、医療の高度化、ヒト・モノの移動の変革、我が国の抱える少子高齢化などの課題も解決に導くポテンシャルがあります。「人に寄り添うテクノロジーの追求」という今年のAI/SUMのテーマは、まさに未来の経済社会を切り開く議論にふさわしいものであります。

ここにお集まりいただいた皆さんは、AIの持つ可能性を具現化し今後の時代を牽引する原動力です。新たな発想を築き上げていただき、このAI/SUMの会場からポストコロナの時代に社会経済活動を活性化するための多くのアイデアが生まれることを期待しています。

政府も全力でデジタル化を進める決意です。行政の縦割り、既得権益、悪しき前例主義を打破し、大胆な改革を進めていきます。そのために現在複数の省庁に分かれている政策を強力に進める体制として、デジタル庁を新設します。

最後になりますが、感染症対応に取り組みながらAI/SUMの開催にご尽力いただいた日本経済新聞社をはじめ、全ての関係者の皆様に敬意を称するとともに、今日お集まりのみなさんと政府が一丸となって新たな経済社会を作り上げていけることを心より祈念し、私からの挨拶とさせていただきます。

昨年のAI/SUMのレポート記事はこちら▼

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