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株式会社吉野家とIdein株式会社は、新しい吉野家のカタチを共創するためのオープンイノベーションプログラム「牛丼テック」の開催を発表しました。あわせて、「牛丼テック」の説明会についての情報や、共創パートナーの募集要項も公開されました。
この記事では、「牛丼テック」のプログラム概要と募集に関する情報のほか、IdeinのIoTプラットフォームや吉野家でのAIの活用事例について紹介します。
新しいカタチの共創をめざす吉野家
牛丼チェーンの吉野家は、「ひと・健康・テクノロジー」をキーワードに飲食業界の再定義をし、さらなる飛躍を目指しています。
そこで、「牛丼テック」では、吉野家とIoTプラットフォームを開発するIdeinと共創パートナーが協働することで、プログラムを進めるとしています。
現在、吉野家とIdeinは吉野家店舗の顧客満足度向上と、顧客セグメントの拡大を実現するための店舗センシングプロジェクトで協働しています。
牛丼テックでは、さらに共創パートナーを加えることで、「顧客価値向上」と「サービス品質改善」のテーマへの取り組みを目的としています。
「牛丼テック」では、共創パートナーの候補が保有するソリューションの中から上記の目的達成に最適なものを選定し、吉野家の実店舗で活用されます。
また、実店舗では以下の施策を実施する見込みです。
- 共創パートナーによるアプリケーション開発
- 実店舗でのセンシング
- データをエッジ処理、プライバシー保護に配慮してデータ収集
- 収集データを活用した付加価値情報の創造
- 店舗運営に活用し、顧客満足度の向上と顧客セグメント拡大を実現
▼想定される共創パートナーの主な属性の例
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また、「牛丼テック」の共創パートナーには、下記のリターンが送られます。
- PoC (実証実験)実施:吉野家の実店舗でのPoC機会が提供されます。本事例は共創パートナーの実績として広報活動などに活用可能です。
- ビックデータ活用:吉野家の店舗でセンシングしたビックデータを、共創パートナーの分析ソリューション/コンサルティングに活用可能です。
- 本導入検討:本プログラムの結果を踏まえ、主催企業における実運用に向けた協議の機会が提供されます。
- 牛丼券(365日分):共創パートナーのソリューションが導入された実店舗において、当該ソリューションによる店舗競争力向上を顧客目線かつ長期時系列で実感いただけます。日本全国の吉牛ファン垂涎の副賞です。
- 社名入り特製吉野家どんぶり(上位3社):共創パートナーの社名が入ったどんぶりです。採用ソリューションによって改善されたテイクアウトのオペレーションを実感し、ご自宅で特製どんぶりを使用した吉野家牛丼を完全に再現いただけます。日本全国の吉牛ファン感涙の副賞です。※特製吉野家どんぶりは各社1個です。
Ideinは、IoTプラットフォームActcastを提供しています。Actcastとは、エッジデバイス上で画像解析AIなどを活用して実世界の情報を取得・解析し、IoTシステムを構築・運⽤するためのプラットフォームサービスです。
エッジデバイスのにおけるデータ活用が進まない課題を解決するプラットフォームとしてIdeinが開発しました。
Actcastは、安価なエッジデバイスで解析を⾏い、不要な情報を送信しないことにより、運⽤コストを⼤幅に削減することができます。
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吉野家が保有するビッグデータとIdeinのIoTプラットフォームを活用して開発したサービスを実験的に導入したい方は、共創パートナーに応募してみてください。
▼日程
2020/11/04:募集開始 2020/11/20:説明会 2020/12/04:応募締切 2020/12/21:一次審査通過者決定 2021/01/11:最終審査実施※最終審査に臨む共創パートナー候補は、Actcast上で動作するアプリケーションの開発にあたり、Actcastが提供するSDK(無償)の利用規約に同意することが前提となります。 |
▼説明会概要
日時:2020/11/20 (金) 13:00~14:00 開催形式:オンライン 参加申込み期日:2020/11/19 (木) 15:00 参加方法:gyudon-tech@idein.jpへメールを送付(参加希望の旨、企業名、参加者名、参加者メールアドレス、質問ん)説明会では、「牛丼テック」の概要及び、「牛丼テック」で利用が前提となっているActcastについて説明します。 |
対象者 |
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選考基準 |
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応募費用 |
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応募方法 |
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駒澤大学仏教学部に所属。YouTubeとK-POPにハマっています。
AIがこれから宗教とどのように関わり、仏教徒の生活に影響するのかについて興味があります。