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近年さまざまな場面で聞く機会の多くなってきたDXという言葉ですが、今回は「今さら聞けないDXにまつわるなぜ」を解説します。
そもそもDX(デジタルトランスフォーメーション)とは
ここ数年ビジネスに関わる多くの場面で叫ばれることの増えてきたDXという言葉は、経済産業省によってその推進にまつわるガイドラインが発表されるなど、ますます注目を集めてています。
企業におけるDXとは一般に、「IT技術の活用を通じて企業の既存製品やサービス、組織体制やビジネスモデルなどを変革することで、競争上の優位性などの獲得を目指すもの」とされます。
変化の激しい現代においてはとても重要な考え方で、多くの企業がDXへの取り組みを検討、実行しています。
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なぜデジタルトランスフォーメーションはDXと呼ばれるのか
DXとはデジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)のことを指します。ところがなぜその頭文字をとったDTではなく、DXと呼ばれるのでしょうか。「X」はどこからきたのでしょうか。
これは「transformation」という単語にその理由が隠されています。transformという言葉は、「変形させる、変形する」というような意味を持つ言葉ですが、これはtransとformという2つの部分に分けられます。
form(フォーム)が「変形」のうちの「形」に当たる部分であるというのは、「投球フォーム」などという言葉からもわかりやすいですが、transは「変える」という意味合いよりはむしろ、「超える、横切る」という意味合いに近いです(「形を超える」「ある形からある形に横断する」ということを変形のイメージとして捉えているようです)。
この「超える」という意味でtransformとほぼ同じ様に使われるのが、「cross」という言葉です(道路を横断することを、cross a streetなどと言うので、馴染み深いかと思います)。
そしてこの「cross」という言葉は、英語圏ではよく、アルファベットの「X」で表されます。このXこそが、DXのXにあたります。
まとめると、transformationのtrans → cross → X となります。
まとめ
今回はDXの名前の由来について解説しました。今後DXという言葉を使う中で、より親近感を感じられるようになっていただければと思います。