最終更新日:
食べられるはずが廃棄せざるを得なくなってしまった「食品ロス」の現状の廃棄量をご存知ですか?
農林水産省の食料産業局によると日本で廃棄される食品の量は年間約612万トンにのぼり、その中で飲食店や食品製造業などから出る廃棄量は約328万トンといわれています。
新型コロナウイルスの影響により自粛が強いられ、外食産業では買い手がつかず廃棄せざるを得ない「食品ロス」がより増加しているのではないでしょうか。
そこで今回は、コロナ禍でも食品廃棄を抑える方法の1つである「フードロスアプリ」についてご紹介します。
目次
コロナ禍における食品ロスとの向き合い方
お店の収益を上げるには、食品ロスを減らしたり、材料の使いすぎや調理ミスを防いだりして、原価率を抑えることが大切です。
その中でも食品ロスへの対処方法についていくつか紹介すると、下記のものが挙げられます。
- テイクアウト
- デリバリー
- フードロスアプリ
テイクアウト
店内の蜜を避けることができるため、コロナ禍においては需要の高いサービスの提供方法です。
今すぐにでも始められる食品ロス施策でありますが、来店前に事前注文・決済を済ませられるテイクアウトアプリを利用すると会計に工数をかけず、顧客を待たせることなくサービスを提供することができます。
デリバリー
テイクアウトと同じく店内の蜜を避けられますし、デリバリーサービスに掲載するだけで認知拡大に繋がるので身動きの取れづらいコロナ禍において売上拡大に導くサービスです。
デリバリーにおいては配達要員を確保しなければならなかったりと個人で始める際に準備すべき点が多いため、デリバリーサービスを利用することがおすすめです。
フードロスアプリとは
消費者と食品ロスになる商品をマッチングするサービスで、登録料や月額費用がかからないため気軽に利用を始められます。
商品の掲載から提供までの流れは、食品ロスになりそうな商品を飲食店側がサービスサイトに掲載しその商品を気に入ったアプリのユーザーがアプリ内で購入します。
提供方法は、店舗での受け取りやECサイトを通して購入者の自宅まで郵送するなどアプリによって様々です。
フードロスアプリのメリット
販売経路の拡大
材料費や廃棄費用の負担を無くすだけでなく、新たな販売経路として売上拡大に繋げます。
新規顧客の獲得
アプリ内での掲載とユーザーとのマッチングによって、新たな認知拡大と新規顧客の獲得ができます。
実際、フードロスアプリの1つである「TABETE」では使用した35%の方が、通常営業で店舗を利用したとのデータがあります。
ブランディングの構築
社会貢献に取り組む飲食店として社会的価値の向上に繋がります。
また、サービスによっては店舗のブランドを尊重した仕組みになっているのでブランド価値を落とすことなく営業することができます。
フードロスアプリ紹介
TABETE
余ってしまったパンや料理を近くの方に「おいしくお得にレスキュー」という形で食品ロスに対して助け合いを促進するサービス。DEAN&DELUCA、山崎製パン、イオンベーカリーなど「全国約1400店舗以上」で導入されており、「月額5万円」以上の追加収益を得ているお店も多数あるという実績があります。
特徴
- 食品ロスを利益に還元できる
- 新規顧客の獲得につながる
- 廃棄コストが削減できる
- SDGsやCSR活動の一環になる
価格
初期費用・導入費用・ランニングコスト全て0円
NoFoodLoss
食品ロス削減アプリにおいて、小売店舗における販売食数から算出すると販売数No1の実績を持っています。また、NoFoodLossに登録するだけで開発途上国の子どもたちにも温かい学校給食を届けることに繋がり食品ロスと飢餓という世界的な食の課題解決に参加できます。
特徴
- シンプルな管理画面
- 個人店から大手チェーン店まで可能
- 低コストでスピード導入
価格
初期費用・導入費用・ランニングコスト全て0円
※販売できた場合のみ販売金額の20%を手数料として支払い
tabekifu
商品を掲載する際に店舗のプローモーション活動にも力を入れているサービスで、無料で店舗ページを作成できたり自然とSNSで拡散される仕組み化がされています。また、tabekifu独自のシステムで 社会貢献スコアを見える化しており、アプリの利用を促進化する仕組みになっているので積極的な利用が見込めます。
特徴
- 社会貢献できる
- プロモーションできる
- ランディングに効果的
- 社会貢献スコアの見える化で 再来店につながる
価格
初期費用・導入費用・ランニングコスト全て0円
※有料プランあり
まとめ
以上【飲食店向け】コロナ禍でも食品廃棄を抑える方法「フードロスアプリ」とは?でした。
販売経路拡大に繋がるサービスを積極的に利用し、コロナ禍でも勝ち抜く経営戦略を立てていきましょう。