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株式会社ラディウス・ファイブ(以下、RADIUS5)は、自分のイラストの個性が反映されたイラストを無限に作り出せるAIイラストメーカー「mimic(ミミック)」のベータ版をリリースしました。
開発背景
RADIUS5は、「人の創造性を最大化する」をビジョンに掲げて、クリエイティブやエンタメに関するAIの研究開発を行っているスタートアップ企業です。RADIUS5のAIサービス「cre8tiveAI(クリエイティブAI)」では、イラストを生成するAI「彩ちゃん」の提供や全身のイラストをAIと人がコラボして制作する「彩ちゃん+」の提供を行うなど、イラストを使いたい人のためのAIを研究・開発をしています。
今回リリースされた「mimic」は、AIは創作活動をする人のために使われるべきだと考えて、クリエイターが抱えるさまざまな課題を解決するために開発された、クリエイターのためのイラスト生成AIサービスです。
mimicの3つの特徴
1.最小15枚程度のイラストがあれば生成可能
mimicでは、クリエイターがアップロードをした15枚以上のイラストから、その人の画風を学習して、その画風に似た独自の新しいイラストを生成します。アップロードする枚数は最小で15枚ですが、枚数が多いほど精度が上がる傾向があります。
2.2時間程度でAIイラストメーカーができる
イラストをアップロードすると、約2時間程度でAIイラストメーカーが出来上がります。ベータ版では、2つまでイラストメーカーを作ることができ、イラストメーカー1つあたり30枚のイラストを生成することができます。
3.生成されたイラストの権利はクリエイターに帰属する
AIは創作活動をする人のためにあるべきという考えのもと、mimicで生成されたイラストの著作権は、イラストをアップロードしたクリエイターに帰属します。
想定される使用用途
イラスト制作の参考資料に活用
mimicで生成されたイラストは、クリエイターが絵を描く際の参考資料として活用することができます。
普段描かない雰囲気のキャラクターやいつもとは違う塗り方をしているキャラクターなど、クリエイターの絵柄に近いイラストを参考にすることで、よりイメージしやすい参考資料となります。
SNS・ファンコミュニティを活性化
イラストメーカーが作成したイラストをSNSのアイコンとしてプレゼントしたり、ファンの人気が高いキャラクターの全身イラストを描くなど、ファンとのコミュニケーションで活用してもらうことを想定しています。
なお、ベータ版時点ではイラストメーカーが作成したイラストは透かし入りになっていますが、後々透かし解除の機能もリリース予定です。