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今回は、10月26から28日に幕張メッセで開催された「第3回AI・人工知能 EXPO【秋】」に行ってきました。
AI・人工知能EXPOは毎年春、秋に開催されており、第三回を迎えた今回は下半期で日本最大となる200社が出展していました。この記事ではそんな第3回AI・人工知能EXPO【秋】の様子を紹介していきます。
目次
AI EXPOとは
AI・人工知能EXPOは日本最大の人工知能の専門展で、様々なサービスが集まる展示会です。製造業、物流、製造など様々な業界に向けたAI技術や、最新のチャットボット、画像・音声認識の技術が展示されていました。
注目のブースレポート
五感AIを使った製造現場のスマート化|Second Sight
AIによる五感の可視化などAIを用いたソリューションを提供している株式会社Second Sightは、設備遠隔モニタリング、故障予測、デジタルツイン、デジタル官能検査、ワーカー習熟度診断、構造物遠隔診断などを提供しています。
Second Sightは2022年5月に設立された新しい会社で、会場では匂いを数値化する「鼻」のAIの体験が開催されていました。スタートアップ企業の最新技術を組み合わせてコンサルティングもしており、今後の動向に注目の企業です。
ボイスチャット×チャットボットが同時に使える|トゥモロー・ネット
チャットボットサービスを開発している株式会社TOMORROW NETのブース内では、実際にボイスチャットとチャットボットを体験をすることができ、注目を集めていました。
今回展示されていたソリューションは、声で質問をするとチャットボットが返信をするというもので、コロナ禍によりタッチパネルでの注文が増えている回転ずしなどの飲食店で注文を口頭ですると、音声認識により自動で注文を受け付けてくれる体験が行えました。
脳波を使った画像認識|マクニカ
半導体や電子デバイスなどものづくりからAI、IoTの発展に伴って分野を広げてきた株式会社MACNICA。
ブース内では、実際に脳波をはかる体験ができました。体験では、脳波をはかりながら一秒に6枚映るレモンの画像をみて、腐っているレモンの画像だけを数えていくのですが、腐ったレモンの画像を見た時だけ脳波が強く反応するので、不良品判別に活用できるそうです。体験で装着した器具はヘッドフォンに近い形でしたが、現在シール型が開発されているそうです。
顔認識でおすすめのコーヒーを|アンブル
AI活用を得意とするAMBL株式会社は、UXデザインやマーケティングなど総合的にDXを支援しています。
ブース内では、AIカメラが顔を認識し、大まかな年齢を出すことで年齢に合ったお勧めのコーヒーを提供していました。会場内では特にほかの企業のブースとは違い、カフェのようなブースになっているため目につきやすく、たくさんの人が足を止めていました。
まとめ
第3回AI・人工知能EXPO【秋】は、技術の紹介だけでなく商談の場としても交流がたくさんありました。会場を見て、AIの新たなサービスがとても多く感じましたが、今すぐ活用できるものは限られていると感じました。AIの理解を深めると共に、実用に近いAIサービスが進むこと、今後のAIの発展を期待していきたいと思います。