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ビッグエコーなどのカラオケ事業などを展開する株式会社第一興商と株式会社NTTドコモが、 AIによるカラオケ歌唱における楽曲名・歌手名をおすすめするレコメンド技術を開発したと発表しました。
第一興商が2019年10月1日から発売開始する業務用通信カラオケシステムDAMの最高位機種「LIVE DAM Ai(DAM-XG8000)」、 カラオケリクエストコマンダーのデンモクシリーズ「SmartDAM Ai(TM30)」に採用し、 全国のカラオケボックスをはじめとするDAM設置店舗で利用可能です。
この技術は、 カラオケの歌い手にあわせて、 それまでの歌唱履歴から次に歌う楽曲名や歌手名を推測し、 「Smart DAM Ai」上でレコメンドします。 2020年春には、 スマートフォンアプリ「デンモクmini」にも対応する予定です。
第一興商が持つ膨大なユーザーの歌唱履歴や配信された楽曲情報及びその音源データ、 歌詞を解析し、 ドコモの映像視聴デバイス「ドコモテレビターミナル」で提供している映像配信サービスのレコメンド機能の技術をもとに開発したAIをかけ合わせ、開発されました。 膨大な歌唱履歴から多種多様なグループの歌唱パターンをAIが学習することで、 歌唱順や周期性からグループ特徴をリアルタイムに推測し、 歌い手が一人であっても、 複数人のグループであっても適切なレコメンドが可能になります。
開発過程で行った実証実験では、 これまでカラオケリクエストコマンダーのデンモクシリーズ「Smart DAM L」などで提供してきた類似ユーザーに歌唱されやすい楽曲をおすすめするレコメンドサービスと比較し、 2.2倍の精度でユーザが歌おうと思っていた楽曲をレコメンドすることに成功したとしています。
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