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AIのコンサルティング及びソリューションを提供する株式会社ALGO ARTISは、2018年から関西電力株式会社における石炭火力発電所の燃料運用最適化ソリューションの検証・改良の開発業務が完了し、2022年1月17日より、運用を開始したと発表しました。
石炭火力発電所における燃料運用は、これまで、経験豊富な熟練技術者に依存したスケジューリングを行っており、人手でのスケジュールの最適化には限界があるという課題がありました。そこでALGO ARTISは、熟練技術者の経験・ノウハウ・現場の複雑な運用ルールをAI(アルゴリズム)に組み込み、運用コストを最小化させる最適化ソリューションを開発しました。本最適化ソリューションによって、熟練技術者以外でも従来の1/10以下の時間で、より長期の運用計画を作成できるようになりました。さらに年間数千万円の運用コストを削減した、実用的な運用計画を作成することに成功しました。
ALGO ARTISは「社会基盤の最適化」というコーポレートミッションのもと、現場に「使える」AI(アルゴリズム)の展開を行う企業です。コンサルティング・デザイン・システムの力を駆使して優れた最適化 AIを現場へ導入し、継続的に価値を提供し続けることを目指し事業を展開しています。
今後は発電所における燃料運用のみならず、サプライチェーン全体への最適化の適用に向けて検討を進めていくとしています。