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株式会社 LegalForce(リーガルフォース)をご存知でしょうか?
契約書といった法務手続きをデジタル化し管理するリーガルテックの企業です。多額資金調達をしており、投資家からも法務DXソリューションに期待する声が上がっています。
本記事では、 LegalForce(リーガルフォース)について解説していきます。
目次
LegalForce(リーガルフォース)とは
リーガルフォースについて、
- 企業概要
- ミッション
- 沿革
以下でそれぞれ解説していきます。
企業概要
社名 | 株式会社LegalForce |
設立 | 2017年4月 |
所在地 | 東京都江東区豊洲3-2-20 豊洲フロント6階 |
代表 | 角田望 |
社員数 | 約338名 |
資本金 | 41億9千万円 |
ミッション
全ての契約リスクを 制御可能にする。
契約リスクは、グローバル化し複雑化しているビジネス環境において、必要なことです。企業をリスクから守る法務部門が重要になる中で、支えるテクノロジーを提供します。
沿革
2017年4月 | 会社設立 |
2018年4月 | 8千万円の資金調達を実施 |
2018年11月 | JAFCO、京都iCAP等から約5億円の資金調達を実施 |
2019年9月 | シリーズAラウンドとして、三菱UFJキャピタル、みずほキャピタルから約4,000万円の追加資金調達 |
2019年1月 | 情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際規格の認証を取得 |
2019年3月 | 「EY Innovative Startup 2019」表彰企業に選出 |
第3回 AI・人工知能EXPO に出展 | |
2019年8月 | 正式版導入社数100社達成 |
2020年2月 | 株式会社LegalForceはシリーズBラウンドにおいて総額10億円の資金調達を実施 |
2020年6月 | LegalForceがみずほ銀行主催「Mizuho Innovation Award」を受賞 |
2020年8月 | LegalForce、 契約の「今」がわかるオウンドメディア「契約Watch」をリリース |
2020年9月 | LegalForce、導入500社突破。 |
2020年12月 | LegalForce、AI研究部門としてLegalForce Researchを新設 |
2021年2月 | 株式会社LegalForce、シリーズCラウンドにおいて総額30億円調達 |
2021年3月 | 株式会社LegalForce、「BOXIL SaaS AWARD 2021」の 「AI/IoT SaaS賞 」部門において、大賞を受賞 |
AI契約書レビュー支援ソフトウェア「LegalForce」 導入社数800社突破 | |
2021年5月 | LegalForce、「第30回 JapanITWeek春 クラウド業務改革EXPO」に出展 |
2021年8月 | 契約書にまつわる情報メディア「契約ウォッチ」
1周年記念セミナー開催 |
2022年4月 | ダイキン工業株式会社へAI契約審査プラットフォーム「LegalForce」を提供開始 |
「阪急阪神ホールディングス」、 AI契約審査プラットフォーム「LegalForce」を導入 |
LegalForce(リーガルフォース)のサービス
リーガルフォースのサービスについて、
上記3つについてそれぞれ解説していきます。
LegalForce-AI契約審査プラットフォーム
契約審査の品質向上と効率化を実現するプラットフォームです。
AIによる契約書の自動レビュー機能や社内の契約書データの有効活用を支援する機能により、契約書レビュー業務の品質向上と効率化を実現しています。
大手企業の法務担当者の多くは契約書作成やチェックにリーガルテックを活用したいと回答している調査結果もあり、プラットフォーム提供開始から1年を経たずにして、導入事務所は300を超えて、ユーザー数は1000人を超えています。
LegalForceキャビネ-AI契約管理システム
AI契約管理システム「LegalForceキャビネ」とは、自然言語処理と機械学習を活用して、契約締結後の契約リスクの制御を目指すシステムです。
契約書をアップロードすることで、自動で情報が抽出されデータベースにて契約書を一元管理します。台帳への記入の時間を減らしたい方や、契約書を探す時間が無駄だと感じている方には、おすすめです。
管理された契約書は、データ化されるので全文検索が可能になりますし、ユーザーごとに閲覧権限を設定できるので、共有する際も便利です。
KEIYAKU-WATCH-契約書情報メディア
契約ウォッチは契約書にまつわる情報を発信するメディアです。
契約書を取り扱っている総務・法務部門の方を中心に情報を発信しています。時代の流れとともに、契約書のレビューや作成保管方法は変わるため、情報はアップデートし続ける必要があります。
メディアの特徴としては、トップページにいつ法改正がされたのかが分かるカレンダーが表示されています。また、読みたい情報をカテゴライズしているため探しやすくしており、難しい専門知識は画像を用いて解説するなど、読者ファーストを心がけています。
LegalForce(リーガルフォース)の特徴
特徴としては、
上記3つを解説していきます。
リーガルテックの分野で事業展開
リーガルフォースは契約の懸念点や修正が必要な点などを提案して、法務部や弁護士の業務をサポートするリーガルテックの分野でサービスを提供しています。
この分野へは法的知見、機械学習の技術力がなくては提供できないため、参入障壁がとても高いことに加え、海外には契約審査サービスの競合が少なく、海外への進出も視野に入れています。
海外進出する際は、既存のサービスの英語版を作るのではなく、しっかりと現地のニーズに合うようにリサーチした上でサービスを展開していく予定です。
優秀なメンバーが多数在籍
創業時には弁護士2人とDeNA、リクルートからジョインして、今の開発体制ができています。後に、マッキンゼーからCOOもジョインして、サービスの骨組みを構築してきました。
ベンチャーということもあり、少数精鋭のチームでサービスの拡張、改善に努めており、現在では日本国内2000社が導入している契約審査サービスのトップ企業となっています。
その後も有名企業から中途で入社してくるメンバーや、自分が成長するために良い環境だと判断して、入社される方が多いです。
130億を超える多額の資金調達
リーガルフォースは総額130億円以上の資金調達に成功しています。社長が「企業が結ぶ契約のリスクを扱う事業のポテンシャルが評価された」と話されていました。
経済状況の悪化や市場環境が変化していく中で、シリーズDラウンドで137億円もの調達を実施した。 会社として、ミッションである「全ての契約リスクを制御可能にする」を実現するために、採用、開発、営業の強化に投資していきます。
また、海外展開も視野に入れているため、今回の調達資金を手元にアメリカに進出する予定です。
LegalForce(リーガルフォース)の最新の動向
2022年8月2日に「企業法務とテクノロジーシンポジウム 」を開催予定です。対象者としては、企業法務に携わる方、法務とテクノロジーの関係に興味を持つ方、リーガルテックを活用したい方に向けた内容となっています。
リーガルテックサービスが浸透し始めていますが、有効的な活用は発展途上になっています。シンポジウムでは、テクノロジーの利用の促進のために課題や役割と未来について有識者の見解を示していきます。
LegalForce(リーガルフォース)の採用情報
募集職種
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応募概要
試用期間
3ヶ月 |
給与
職種により異なる。
500~1000万円 |
福利厚生
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休日
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まとめ
今回は株式会社リーガルフォースを紹介していきました。
リーガルフォースは参入障壁がとても高い分野で事業を展開しており、海外進出も視野に入れている企業です。これから、リーガルテックをどのように発展させていくのか、楽しみですね。