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こんにちは、AINOW編集部のささきです。
先日はTIF(TOKYO IDOL FESTIVAL)がありましたね!AINOWを普段から読んでくれている方の中にも、遊びに行かれた方がいたのではないでしょうか。さて、今回はAINOWらしく、そんなアイドルと人工知能についての話題をご紹介!
でも、アイドルと人工知能なんて、全然関係なくない?いやいや、実は関係あるんです。
目次
あなたが推してるアイドル、実はAIかも…泣ける
あなたの推しメンが実はAIだったら…。Twitterであなたが反応した推しのツイートをAIが書いてたら…。いや考えただけで泣けますね。でも、そんなことが実際にあったんです。
ダンスレッスン行ってき??✨
めっちゃ踊って暑くなった??今から帰ります?
頑張るぴよ?? pic.twitter.com/naVWyAedfy— PREDIANNA 侑杏 (@PRE_YUA) 2017年5月22日
このツイートは、ダンス&ボーカルユニット「PREDIANNA」メンバーの侑杏(ゆあ)さんのTwitterでつぶやかれたもの。当然、侑杏さんがつぶやいていると思いきや、実はこれを書いたのは「AI(人工知能)」なんです。
この企画は、HAKUHODO THE DAYとニューピース、ビットエー、データセクションの4社のプロジェクトとして行われたもので、侑杏さんのツイートの特徴をAIが解析し、文章を自動作成。そしてツイートを投稿する仕組みだそうです。
まだリプライ(返信)には対応していないのですが、マイクロソフトが運用するAI女子高生「りんな」は既にリプライにも対応しているので、今後開発を進めていけば侑杏さんそっくりのリプライがAIから返してもらえるかも!でもこれ、ファンとしては複雑な気持ちだろうな…笑
現在は既にAIでの運用は終了しているみたいですが、アイドルのTwitter運用をAIが代わりにすることも、実際ある程度可能だということが分かりますね!
この技術によって、アイドルの炎上防止などにも効果があるのではないか、と言われています。でも、なんだか寂しい感じもしますね。手放しでは喜べなさそうです。
ちなみに、AI女子高生「りんな」はこんな感じ
「仮面女子×AI」アイドルソングの”作詞”もAIがやってたりするらしい
まずは上の曲を聞いてみてください!ぱっと聞いた感じは、普通のアイドルソングですよね。でもこの曲の作詞をAIがしたと聞いたら…。人気の地下アイドルグループ「仮面女子」と電気通信大学でオノマトペと呼ばれる、擬声語(わくわく、どきどきなど)の可視化の研究などを行う坂本真樹教授とのコラボで実現したこのAIによるアイドルソングの作詞。今回は仮面女子のメンバーの一人である月野もあさんさんが描いた絵を元に、AIによる作詞が行われたそうです!
歌詞をしっかりと読んでみると、まだまだ前後の文脈がうまくつながっていない部分はありますが、それでもちゃんと歌える歌詞ができるのには驚きです!
もうAIがアイドルになる時代はすぐそこまで来ている?
ここまで3次元の実際のアイドルについて2つの事例をまとめてきましたが、最後は2次元のアイドルについてご紹介。LINEが買収したことでも有名になった、ウィンクルが開発を進めるバーチャルホームロボット「Gatebox」は、まさしくAIアイドルと呼べる存在。キャラクターと一緒に暮らしているような感覚を味わえるGateboxですが、ここまで来ると、もはやAI=アイドルと言えそうです。将来はこういうAIが各家庭に居たりするんでしょうか。いや、すごい時代になりそうですね…
アイドルとAIは意外と「近い」関係にある!
今回はアイドルとAIについて、3つの事例を書きましたが、AIがアイドル分野にも関係していることに驚かれた方も多いのではないでしょうか。今は、あらゆる分野にAIが関わってくる時代。これからこのようなコラボが増えていくことは十分に予想できます。
AIがアイドルの仕事をお手伝いをする技術、AIがアイドルが歌う音楽の歌詞を作詞家の代わりに書いてくれる技術、そしてAIがアイドルになる技術。どれも今後さらにAIが発展していくことで、ますます高いクオリティになっていきそうです。
アイドルとAI。今日はそんな遠そうで近い両者についてまとめました!