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みなさんこんにちは。びとーです。
さて、突然ですがみなさん、DeNAという会社の名前はご存知ですよね?
横浜DeNAベイスターズを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
Final Fantasy、逆転オセロニアなどのスマホゲームでも有名ですね。
実は、あまり知られていませんが、DeNAでは自動運転などのオートモーティブ領域に進出すべく、研究開発にあたっているんです。
ご存知でしたか?
今回は、そんなDeNAの広報部サービス広報グループの塚越さんにインタビューしてきました!
Q.DeNAってどんな会社?
びとー
塚越
その他にも、エンターテイメント領域、ヘルスケア領域、Eコマース、新規事業など、さまざまな領域で事業を行っています。
3年ほど前から、オートモーティブ領域に参入しました。
※DeNAがいうところのオートモーティブ事業とは自動車関連のビジネスのことです。
びとー
初めて、DeNAさんがオートモーティブ領域にも参入していることを知った時、「自動車会社じゃないのに!」とびっくりしました!
びとー
目次
Q1.なぜ、オートモーティブ領域に参入したのか
背景
びとー
塚越
- 市場規模が大きい
- 社会問題の解決
この2つが大きな理由です。
1.市場規模が大きい
塚越
DeNAは収益の大多数をゲーム事業が占めています。
ということは、ゲーム以外の収益の柱を立てようと思うと、そもそも市場規模が大きくないと収益の柱にはなり得ません。
そのため、市場規模が大きいオートモーティブ領域に参入することを決めました。
2.社会課題の解決
塚越
ヘルスケア、オートモーティブ領域への事業の拡大や、スポーツの活性化を目指しています。
特に内閣府の出している”未来投資戦略”に沿い、DeNAがこれまで培ってきた強みを生かして、社会課題を解決していきたいと考えています。
びとー
未来投資戦略とは、人工知能やビッグデータなどを活用して社会問題を解決する「Society5.0」の実現と、「データ駆動型社会」への変革を目指すものですよね!
なるほど、未来投資戦略は自動運転、医療・介護、人工知能人材の育成に重点が置かれているんですね。
DeNAの強み
びとー
オートモーティブ領域で生かされるDeNAの強みとは、どのようなところだとお考えでしょうか。
塚越
1.インターネット
塚越
2.AI
塚越
スマホゲームアプリ開発の中では、「 AI同士を戦わせることで、敵の最適な強さを見つける」といった研究をしてきました。
塚越
びとー
インターネットに関するものだけでなく、AIに関するノウハウもたくさん蓄積されているのですね。
3.パートナリング
塚越
これまでインターネット領域でいろいろな会社さんとタッグを組ませていただいています。
DeNAは異業種の企業や地方自治体がインターネットでサービスを展開するときにさまざまなソリューションを提供してきました。
塚越
タクシー協会さんと一緒に取り組むことでタクシーについてのデータを集められるだけでなく、シナジーも生まれるので、そういった強みがあります。
Q.DeNAの自動車産業・オートモーティブ領域での位置付け
オートモーティブ領域に参入しても、DeNAは自動車会社ではないのでもちろん車を作ることはできません。
それでは、具体的に自動車産業の中でも、どの領域に参入するのでしょうか。
気になったので伺ってみました。
びとー
塚越
これまで培ってきた、IT・インターネットの知見を生かし、車両の検索、需要のマッチング・需要予測、管理・決済と言ったサービス面での役割を担っていきたいと考えています。
Q.今どんなサービスがあるのか
最後に、現在提供されているサービスや開発中のサービスについてご紹介したいと思います。
びとー
塚越
自動運転を活用してるところですと、ロボットシャトルや日産との共同事業であるEasy Rideなどがあります。
以下、それぞれのサービスについて紹介させてください。
Anyca(エニカ)
“個人間の新しいカーシェアリングサービス”
一般的なレンタカーだと車種が決まっていたり、価格が高いのですが、
Anycaでは個人間の共同利用にすることで低い料金で色々な車に乗れるのが特徴です。
タクベル
“次世代のタクシー配車アプリ”
アプリでタクシーを呼んだとしても、1回オペレータを介して配車するシステムをとるアプリがあるなか、タクベルは、運転手1人1人に端末を配布し、ユーザーと乗務員さんが直接つながることができます。
そのため、ユーザに1番近く、1番早く到着するタクシーの運転手さんに即座に配車依頼をかけることができるのです。
2018年4月からは神奈川県の横浜市と川崎市でスタートし、7月から神奈川県広域に展開しました。
また今年、道路交通情報やタクシーの需要に関する各種データをAIで分析し、タクシー、1台1台に対して、リアルタイムかつ個別の走行ルートを提案する需要予測システムを導入する予定です。
ロボットシャトル
“完全自動運転車両による交通サービス”
運転席のない完全なる自動運転バスで、これまでにイオン、九州大学、秋田県仙北市などで、これまでに10箇所以上で5,000人以上を乗せています。
しかし、現状の法律では運転席に人が乗っていないと走れないので、公道は走れません。
2019年の実用化を目指し、法律や枠組みの改正について国に働きかけると同時に、実サービスに向けて、実証実験を繰り返し、安全性やサービス面のブラッシュアップに取り組んでいます。
Easy Ride
“無人運転車両を活用した新しい交通サービス”
2018年3月にみなとみらい地区で日産自動車と共同で、実証実験をしました。
目的地が決まっていなくても、「パンケーキを食べたい!」「夜景が見たい!」などのユーザーのニーズに合わせて自動で目的地を選んでくれるサービスです。
- オススメのスポットを探す。
- そこまでの経路を出す。
- 迎えにきて連れていってくれる。
- お店のクーポンや周辺のイベント情報などを提供してくれる。
現在開発中で2020年代前半のリリースを目指しています。
Q.最後に
塚越
DeNAでは、サービスの強化を軸として、その他にもさまざまな研究開発を進めています。
びとー
インターネットやAIを導入することで、交通システム不全などの社会課題が解決されることも期待大です。
AnycaやEasy Rideなど、新しい自動車の利用方法、楽しみ方があって未来にワクワクするインタビューでした。
ストレスになる移動時間も、AIやインターネットなどの技術を用いたサービスにより、快適で過ごしやすい時間に変わる日も近いのではないでしょうか。
DeNA塚越さん、この度は貴重なお話をありがとうございました!
DeNAは、さまざまな事業をされていますよね。具体的にどんな領域で事業をされているのでしょうか。