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2018.08.14

【AIvs人間】AI防犯カメラにバレずに万引きできるのか?

最終更新日:

みなさんは万引きをしたことはありますか?

きっとほとんどの読者の方は万引きの経験はない…はずです。

しかし、いつまでたっても、万引きはなくなりません。数少ない万引き犯のせいで多くの小売店の店長が泣いています。

平成29年度の「犯罪白書」によると、万引きは年間で7万件以上起きているようです。

しかし朗報です!
噂によると今、万引きGメンのようにAIで万引きを検知できるそうですよ〜。

本当に万引きを検知することはできるのか!?

物は試し
…ということで、AINOW編集部メンバーが万引き犯になりきり、AIにバレずに万引きできるのかチャレンジしてきました。

やってきたのは万引きを検知するAI「AIガードマン」を開発するアースアイズさんのオフィスです。

1.「AIガードマン」とは

まずはAIで万引きを見つける「AIガードマン」の簡単な紹介です。アースアイズ 代表取締役の山内さんにお話を伺いました。

山内さん

アースアイズ社が開発した「AIガードマン」はAI技術を搭載した防犯カメラで、店内の来店者の不審な動きを認識して、座り込みや周りをキョロキョロする行動など万引き犯特有の動きを検知し、スタッフに知らせるものです。

 

従来の防犯カメラでは犯罪行為自体を記録することはできますが、未然に予測することはできません。しかし、「AIガードマン」では万引きが起こる前に万引きを予測して、未然に防ぐことができるのが特徴です。

AIガードマン 引用:アースアイズ 株式会社

山内さん

開発に至った動機は、防犯カメラのシェアは小売店が大半を占めており、小売店をターゲットにシェアを伸ばしたいと思ったからです。

経験と勘のように見えるGメンの技術も実際は理論に基づいたもので、それをマニュアル化することでGメンと同様の感知が可能になりました。

りく

AIガードマンが設置された店舗では、万引きの被害額が半減するという成果が期待できるそうです。万引きがなくなるきっかけとなりそうですね。

2.本当に検出できるのか検証してみました

今回は編集部から3人を集め、そのうちの1人が万引きをします。

「AIガードマン」は正確に万引き犯を当てることができるのでしょうか?

参加者

今回、万引きに参加してくれたメンバーです!左から小林さん、永井さん、安元さんです。

【安元さん(右)】いかついですね!【 永井さん(真ん中)】女子大生。いい子そう。 【小林さん(左)】おぼっちゃっぽい。

(安元さん怪しいですね笑)

検証開始!

入店

3人が入店してきました

カメラではこのような映像が映ります。人を認識して白い枠で囲っています。白い状態が普通です。(怪しくなるにつれて枠が黄色、赤になります。)

はじめに店を出たのは?

小林さんが会計を済ませて店を出てきました。万引き犯ではありませんでした!

万引き犯は?

残りは永井さんか安元さんです。

安元さんもお会計を済ませます。予想に反して違いました!もしかして永井さんが…?

あっ….

枠が赤くなりました!万引きをする前の行動を察知されてしまったようです。

店員のスマホに通知が表示されます。

「何かお探しですか?」

通知に気が付いた店員が声がけすることで未然に万引きを防ぎます。

セキュリティ対策だけでなく、困っている人へのお声掛けにもなるのでサービスの向上にも役立つそうです。

万引き犯はまさかの永井さんでした!(笑)

りく

「AIガードマン」は来店者の見た目に惑わされずに、万引き犯を検知することができました!やはり「AIガードマン」の性能は本物だったみたいです。

実は国内の小売店業界での万引き被害は年間数千億円を超え、業界内での大きな経営課題となっているんです。

できる限りの店内のチェックはしていますが、やはり人の手だけでは限界があるようです。

そこで現れる救世主がAIです。画像認識の力に驚かされました。

「AIガードマン」の仕組み

①AIガードマンは20年にもわたる研究によって培われた人間行動データから人間の行動を正確に認識。カメラの視界に人間が入ると、「人間」として認識します。

②万引き犯特有の不審な動きを探知します。

③不審者を店員にすぐに知らせます。店員が事前に声かけすることで万引きを防ぎます。AIガードマンは、アースアイズ社とNTT東日本が提供するサービスで、検知映像の保存をNTT東日本のクラウドサービスを用いて行っています。

3.まとめ

AIガードマンは本当に万引きを検知することができました!

その精度は抜群。来店客の不審な動作から確実に万引きを検知します。

今後はその性能を生かして、駅での異常検知などの他分野にも進出し、シェアを獲得していきたいとのことでした。

万引きのない社会が実現する日も近いかもしれません!

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