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株式会社MatrixFlowは、本日5月9日(木)、クラウド型AI構築プラットフォーム「MatrixFlow」において「チーム開発機能」を追加リリースしたと発表しました。この新機能によって、学習データや学習済みモデルの相互利用、AIの共同構築が可能となり、AI構築の工数削減や分業化を実現します。これにより価値あるAIの「より効率的な導入」に貢献します。
AI開発は、問題設定、データの取得、データの前処理、AIの構築、学習、評価の流れに沿って行われます。しかしながら、この流れは一度で終わるものではなく、AIの構築、学習、評価の試行錯誤を繰り返し、AIの精度を高めていく必要があります。この試行錯誤のサイクルの速さがAI開発にかかる時間に大きく影響を及ぼします。
従来はこのサイクルがどこまで短縮化できるかは、担当のデータサイエンティストの力量に依存していました。また、複数名のデータサイエンティストが同時に業務を行う場合、類似したコードをそれぞれが記述するなど、AI構築業務そのものにも非効率な部分が含まれていました。
MatrixFlowはクラウド上でデータの前処理からAIの評価までを一元管理できるプログラミング不要のAI構築プラットフォームです。「チーム開発機能」を実装することにより、以下のようなメリットを提供することができるようになりました。
- 業務の重複を回避
- AI構築の業務分担
- 複数人視点からのAI改善検討
- AIの構築手順等にミスがないか相互確認
- 複数人がそれぞれ作成したAIの精度比較
これにより、AI構築の工数・時間の削減、AIの精度向上が実現し、上述した課題に対する解決策となることが期待できます。
今後は、MatrixFlowの活用を推進するとともに、MatrixFlowの製品版へ向けた機能の拡充を行い、社会全体としてのAI開発の加速、拡大を促していくとしています。