日本経済新聞社はデータサイエンスを推進できる人材育成・組織構築・企業変革に挑戦していくための取り組みとして2019年9月から11月の約2ヶ月にわたり、「Data Science Fes 2019」を開催します。
AIやIoTの発展で社会の「デジタル・トランスフォーメーション(DX)」が進み、特にデータの新しい価値をどのように生かすかが重要な時代になりました。
ただ、日本ではデータのリテラシーや教育、人材育成が根付いておらず、結果として企業の経営・マネジメント層の理解の欠如や人材不足が明らかになっています。
今、日本がデータの本質の理解を深め、「データをビジネスに応用する(課題解決)力」として「データサイエンス」を推進できる人材育成、組織変革、企業変革に挑戦してくことが求められます。
今回のプロジェクトを通じて”日本のデータ社会を健全に発達させる”志を共にする企業、団体、大学、人材が集まり、“共創”のきっかけとなる輪(ネットワーク)を構築し、ビジネスの最前線を担う企業の経営・マネジメント層・ビジネスサイド・次代の社会を担う学生に対して重点的に発信していく2ヶ月間です。
プレ期間としてさまざまなイベントが開催
約2ヶ月にわたって開催される「Data Science Fes 2019」に先立ち、7月上旬からプレ期間としてさまざまな企画が展開される予定です。
2019年6月には、DSFes2019 学生プロジェクトの一環として2つの特別講義が行われます。
【6月21日開催】データ”が創るこれからの社会とビジネス
データは一部の専門領域にとどまらず、多くの業種や仕事で不可欠な存在になっています。
「データによって社会はどのように変わり、これからの学生・社会人はデータとどう向き合ってゆくことが必要か」をテーマに、ビジネスの最前線で活躍する登壇者が参加する学生と語り合う特別講義です。
<講義概要>
日程 | 2019年6月21日(金)15時~18時 |
定員 | 130名 |
参加費 | 無料 |
会場 | 早稲田大学7号館207教室 |
主催 | 早稲田大学 データ科学総合研究センター |
共催 | 日本経済新聞社 |
<登壇者>
シバタ アキラ 氏 | DataRobot Japan チーフデータサイエンティスト物理学博士 |
石井 大智 氏 | 株式会社STANDARD 代表取締役CEO 東大人工知能開発学生団体HAIT発起人 |
小林 学 氏 | 早稲田大学 データ科学総合研究教育センター 教授 |
野村 亮 氏 | 早稲田大学 データ科学総合研究教育センター 教授 |
<プログラム>
第1部
- 15:05~16:15「特別対談」データサイエンス・AIビジネスの最前線
-シバタアキラ氏、石井大智氏、小林学氏(進行) - 16:25~17:20「トークセッション」データビジネスの現場
-シバタアキラ氏、石井大智氏、小林学氏(進行)
第2部
- 17:20~17:55 早稲田大学におけるデータ科学教育
ー野村亮氏
【6月28日開催】データサイエンス×AI×リベラルアーツ~これからの社会で求められる価値とは~
日本の目指す未来社会「Society 5.0」の中核をなすのはビックデータ、AIといった先端テクノロジーですが、社会を“人の視点”で見ることと、その視点を育む“リベラルアーツ”は欠かせません。
「21世紀は答えのない世界」と言われる中で、先端的テクノロジーとリベラルアーツを活用し、教育機関・企業の役割、社会が共創する人間育成について考えてゆきます。
<講義概要>
日程 | 2019年6月28日(金)17時30分~19時30分 |
定員 | 500名 |
参加費 | 無料 |
会場 | 立教大学池袋キャンパス・11号館 地下1階 AB01教室 |
主催 | 立教大学情報教育センター |
共催 | 日本経済新聞社・立教大学人工知能学研究科開発準備室 |
<登壇者>
岡田 陽介 氏 | 株式会社ABEJA 代表取締役社長 |
竹川 隆司 氏 | 株式会社 zero to one 代表取締役CEO |
村上 祐子 氏 | 立教大学 理学部 数学科 特任教授 |
<プラグラム>
第1部
- 対談:岡田陽介氏の講演と竹川隆司氏との対談
第2部
- セッション:岡田陽介氏と村上裕子教授のセッション(ファシリテーション:竹川隆司)