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2020.06.24

月次発表の業界統計を日次で予測するxenoIndexがリリース – 変化点をいち早く捉え経営判断が可能に

最終更新日:

経済の未来をスコアで評価するSaaS型AIサービス「xenoBrain(ゼノブレイン)」を提供する株式会社xenodata lab.は、月次発表の業界統計値を日次で予測する独自の予測する「xenoIndex(ゼノインデックス)」の提供を開始すると発表しました。

「xenoIndex」は「xenoBrain」の1つの機能として、希望するユーザー向けに毎日その前日の予測数値がメールで配信されます。

「xenoBrain」は、AIが経済ニュースや決算情報をAIを活用してテキスト解析し、経済事象と経済事象の間の関連性を読み解くことで経済・企業の将来予測をリアルタイムで提供するSaaS型AIサービスです。

「xenoIndex」はニュースから学習された経済状況ベクトルを用いて、月次や四半期で発表される基準指標(例:日銀短観)の今日時点の数値を毎日予測する独自の指標を提供するサービスです。

【提供する予測対象指標】
※予測対象指標をユーザーの要望に沿って拡大される予定
  • 内閣府 「景気ウォッチャー調査」(景気の現状判断DI(季節調整値)(全国、合計))
  • 日本銀行 「短観(企業短期経済観測調査)」(大企業、先行き、製造業))
  • 経済産業省 「鉱工業生産指数(季節調整値)」(電子部品・デバイス工業)
  • 帝国データバンク 「TDB景気動向調査(全国)」(不動産)
  • 帝国データバンク 「TDB景気動向調査(全国)」(建設)
  • 日本半導体製造装置協会 「販売高速報値(3ヶ月平均)半導体」

「xenoIndex」の一部の指標は無償で公開されています。
※週次の予測値

日銀短観や各種業界統計は、経済全体または各業界の景況感を判断する重要な指標として用いられています。

昨今の新型コロナウイルス感染拡大により業界環境や経済の先行きが不透明な中、統計の数値が大きく変動する「変化点」をいち早く捉えることの重要性が一層増していると同社は「変化」の重要性を強調しています。

「xenoIndex」は、月次統計の数値を日次で予測する事で、統計発表前に「変化点」を捉えることを可能にする指標を提供し、これにより運用会社や証券会社における投資判断、事業会社の経営判断などに活用可能です。

また、予測値の信頼性について、同社は、2014年1月1日以降のニュースを用いて基準指標の学習を行った結果を用いて日次で過去指数を算出し、基準指標と高い相関があることを確認しています。

【予測結果と実測値の相関】予測期間から減少に転じる」という難しい局面を予測しているという。

今後、「xenoIndex」はユーザーの要望に応じて対象となる指標を追加し、ユーザーが業務でベンチマークしている幅広い指標のナウキャスティングを行い、経営意思決定、投資意思決定をサポートしてくとしています。

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