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2020.08.05

伝説的ピアニストグレン・グールドの音楽表現を学んだAIがピアノ演奏を披露−世界最大規模のメディアアートの祭典でも会場を満員に

最終更新日:

「ひらめきの庭」イベントページ : https://www.miraikan.jst.go.jp/events/202008081475.html

ヤマハ株式会社は、2020年8月8日(土)から8月30日(日)にかけて日本科学未来館(東京・お台場)で開催される企画イベント「ひらめきの庭」において、今は亡き伝説的ピアニストであるグレン・グールドの演奏表現を習得したAIシステムによるピアノ演奏を披露します。

これは、AI(人工知能)と人間による共創の可能性を追求するヤマハのプロジェクト『Dear Glenn』の国内出展第二弾です。

『Dear Glenn』プロジェクト:ヤマハが取り組む、AIと人間の共創の可能性を追求するためのプロジェクトである。プロジェクト名の『Dear Glenn』は、新しいテクノロジーに可能性を見出したグレン・グールドの姿勢に敬意を評し、着想を得たことに由来する。

「ひらめきの庭」は、「散歩」をテーマに、現在の慌ただしい状況を少し忘れて、来場者がゆっくりと未来を思考する空間を演出する空間インスタレーションです。

4つのゾーンから構成され、そのうちの一つである「ときめきのピアノ」ゾーンには、ヤマハの自動演奏機能付きピアノ「Disklavier™」が設置され、AIシステムによる演奏が披露されます。

このAIシステムは、自動演奏機能付きピアノとグレン・グールドが残した100時間以上に及ぶ音源から学習したAI(人工知能)から構成されています。これにより、あらゆる楽曲にグールドらしい音楽表現を適用して演奏することができます。

『Dear Glenn』オフィシャルサイト : https://www.yamaha.com/ja/about/ai/dear_glenn/

2019年9月にオーストリアで行われた世界最大規模のメディアアートの祭典「アルスエレクトロニカ・フェスティバル」で初披露し、そのコンサートでは会場が満員となるなど大きな注目を浴びました。

今回の展示では、グールドの代表曲として知られるJ.S.バッハ 《ゴルトベルク変奏曲》(BWV 988)の演奏をはじめ、グールド未演奏曲の演奏披露も予定しています。

その他にも「ときめきのピアノ」ゾーンでは、設置されている「Disklavier」を誰でも自由に演奏できる連動企画も予定されています。

ヤマハは今回の出展を通じて、最新のテクノロジーや人々が奏でる偶然の音との出会いがきっかけとなり、イベントに参加した人に新しいひらめきが生まれることを期待しています。

<展示概要>
▼期間
2020年8月8日(土)~8月30日(日)
各日10時~17時
▼場所
日本科学未来館 1階 企画展示ゾーン
▼入館料
入館料のみ(大人630円、18歳以下210円)
※入館は日時指定の事前予約制
▼展示内容
AIシステムによるピアノ演奏の披露
(10:45、11:45、12:45、15:45)
※各回約8分を予定
「ひらめき」を促す空間インスタレーションの公開

▼YouTubeでも解説!

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