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株式会社カルディオインテリジェンスは、同社が開発した心電計を応用した隠れ心房細動診断支援AIに関する医師主導治験を実施するため、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)が公募した「医療機器開発推進研究事業」に採択されました。
日本を含む先進国では高齢化が急速な勢いで進み、未発見の心房細動により突然の脳梗塞を引き起こし、生命に関わったり重篤な障害を残したりする例が増加しています。
そのような中、同社は既存技術で見逃されていた心房細動を発見する、発作が起きていないときであっても心房細動の診断予測が可能なAI技術を世界で初めて開発しました。
在宅医療や健康診断でも心房細動の不整脈を検出
この技術を医療機器として普及させることで、在宅医療や健康診断等の日常生活中の数分の検査で心房細動等の不整脈を検出することが可能になります。
また、早期診断による適切な治療を実現することで、脳梗塞による寝たきり予防にも貢献することが期待されます。
さらに、AI医療機器の技術を応用することで、全身状態の重症化や死に至る不整脈の兆候を察知することも可能になります。
そのため、将来的に新型コロナウィルスなどの感染症悪化を遠隔で早期発見することや、自動車運転中の不整脈予測による安全確保、未病診断による健康リスク評価への応用が期待されます。
カルディオインテリジェンスは、この事業をもとに革新的なAI医療機器を臨床現場にいち早く届けることにより、人生100年時代を人々が健康で豊かに生き抜くサポートを行うことを目指しています。
駒澤大学仏教学部に所属。YouTubeとK-POPにハマっています。
AIがこれから宗教とどのように関わり、仏教徒の生活に影響するのかについて興味があります。