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データを軸にAIとソフトウェアを駆使してコンシューマー向け・企業向けの事業を展開する株式会社アイディオットは、イーストベンチャーズ株式会社とiFund株式会社を引受先とした資金調達を行いました。
アイディオットは、データを軸としてAIやソフトなどさまざまなプロダクト開発を行っています。
同社は、アルゴリズムを活用した顔認証プロダクトの開発、100企業以上のデータを保有するデータマッチングプラットフォームの運営、200以上の実績を保有するデータを利活用したソフトウエア開発を行っています。
現在、新型コロナウイルス感染拡大によるテレワーク増加の影響もあり、医療や不動産、建築、小売など多くの業界でDXの実現に注目が集まっています。
しかし仕事のデジタル化・IT化が求められる一方で、多くの業界でDXは進んでいません。
多くの企業は紙での書類や属人的な業務が多く、情報の「データ化」、「分析」、「活用化」が課題となっています。また、デジタル化を進める上で必要な「データ」が蓄積されておらずプロダクト開発を行うことが難しい状況です。
アイディオットは、先述した課題を解決するためにデータの売買が行える、データマッチングプラットフォーム「DP2」を提供しています。
企業が保有するデータをフリマのようにプラットフォーム上で売買を行うことでデータの流通を促進しています。また事業会社データも非公開で保有しています。
業界や国を越えたデータのマッチングを促進することで、プロダクト開発のコアとなるデータ入手の時間を短縮し、プロダクト開発のスピードをアップします。
アイディオットは、今回の調達により強固な開発体制の構築、および優秀な人材の獲得を行うことで、AIとデータを活用したプロダクト開発を強化、業界のDX促進に取り組んでいくとしています。
また、最先端の技術や独自のAI技術とデータを活用し実用的なビジネス課題の解決にも取り組んでいく予定です。
▼イーストベンチャーズ株式会社 金子 剛士氏のコメント
これまで長年、地に足のついた堅実な経営をされてきた井上さんから、大きくギアチェンジをし、会社を次のフェーズに引き上げる新たな挑戦をしたい、という熱い相談を受け出資させていただくに至りました。学生時代に独立し、長年のクライアントワークで磨き込んだ組織力、技術力を新たなステージでも存分に発揮してくれると信じています。
▼iFund株式会社 加藤 匠馬氏のコメント
アイディオット社は最先端技術と様々な企業のニーズに応える柔軟性を持ち合わせています。今回の資金調達でコロナ禍のニューノーマルのインフラを支え、より一層ステークホルダーの最大利益を創出することを期待しています。
駒澤大学仏教学部に所属。YouTubeとK-POPにハマっています。
AIがこれから宗教とどのように関わり、仏教徒の生活に影響するのかについて興味があります。