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2020.11.12

LINEバイト、AIが全案件の電話応募に対応、将来的にはAIが面接する可能性も示唆

最終更新日:

LINE株式会社は2020年11月12日、同社が運営するアルバイト情報サービス LINEバイトに新機能『AI電話応募』機能を11月17日に導入することを発表しました。

LINE株式会社オフィスにて開催された発表会の様子(撮影:AINOW編集部)

LINEバイトは豊富な求人情報をLINEアプリ上で検索・応募できる求人情報サービスです。2015年2月に開始し、約3200万人以上のユーザを抱えています。ユーザの行動データとバイトサービスを紐付けることで、LINEバイトのメッセージでレコメンド配信をするなど精度の高いパーソナライズを実現しています。

同社は音声認識技術と音声合成技術、会話制御の仕組みを組み合わせ、ユーザに合わせた自然な対話応答を実現する『LINE AiCall』を提供しており、2020年8月には飲食業界初のAI電話予約応対サービス『AIレセプション』をリリースしています。

今回新たにリリースされるLINEバイトの『AI電話応募』機能も『LINE AiCall』の技術を活用することで、電話応募の対応をAIが代行し、3割近くの応募者が利用する電話応募の企業側、応募側の負担減を目指します。『AI電話応募』機能は全求人案件に無料で実装される予定です。

通常のLINEバイトの採用フローと、『AI電話応募』機能を活用した場合の違い(撮影:AINOW編集部)

『AI電話応募』機能では、LINE通話を活用することで通話料が発生しない仕組みで、LINEアプリ上のボタンを押すことで、そのまま通話可能です。

機能イメージ(撮影:AINOW編集部)

『AI電話応募』機能では、24時間365日の対応が可能で、企業と応募者のタイミングが合わないという課題を解決します。LINE通話を活用して『LINE AiCall』を活用する試みは初です。

想定される会話内容(撮影:AINOW編集部)

取得した情報は応募フォームに入力され、企業側は好きなタイミングで応募者の情報を確認可能です。氏名、生年月日、職業、都道府県市区町村などの基本的な情報を取得します。

リリース時には応募までのみの機能を実装し、2021年度中を目処に面接日程まで調整できるアップグレードを予定しています。

また、LINEバイト プロダクトマネージャーの石丸氏は「将来的には面談調整だけでなくAI面接まで導入できればいいと思っている。AIが若いので、ユーザーさんと一緒に作り上げていきたい」とWeb面接にそのまま接続するサービスの世界観も述べました。

LINEバイト プロダクトマネージャー 石丸氏(撮影:AINOW編集部)

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