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多くの企業が、営業活動用に社用車を保有しています。しかし、社用車を保有する4割近くの企業が、車両を管理しきれていないという課題を抱えています。解決のためには企業として何かしらの手段を講じる必要があります。
参考:https://www.kddimatomete.com/solution/car/research/
今回は、車両管理とは何か、メリット・デメリットを紹介します。
どのサービスを導入すれば良いのか分からないという方へ無料トライアルではじめられるサービスを紹介します。
目次
車両管理とは
車両管理とは、会社で所有している車両に関する現在位置や走行データなど、さまざまな業務や運航を統合して管理することです。
以前は運転者の勤務状況を把握できなかったり、車両点検をしっかり行えなかったことから、リアルタイムのドライバーの安全面や健康面などにしっかり取り組めていませんでした。
車両管理システムによって運転に関わる業務を可視化することで、運転手の健康や体調管理、輸送経路の効率化などさまざまな改善に役立てることにつながります。
以上のことから社用車を保有する企業は、車両管理システムを導入することがおすすめです。
以下で車両管理アプリにはどんな機能があるのか紹介します。
車両管理アプリの機能
位置情報の確認
車両が今どこにいるのかをリアルタイムで把握することができ、私的利用の抑止にも効果的です。
業務記録
ドライバーの労働時間や休憩時間を正しく計測することができます。
車両予約
複数人で一台の車両を使う場合に便利な車両予約機能です。
走行ルートの記録
各ドライバーの走行ルートなどのデータを可視化することができ、輸送経路の改善などに繋げられます。
安全運転診断
急加速・急減速や最高速度などのデータやセンサーなどにより、急発進や急ハンドルなど危険運転を見える化できます。
車両管理アプリの機能の一例を紹介しましたが、サービスにより搭載機能は異なるため、まずは貴社で必要な機能を洗い出してサービスを比較しましょう。
車両管理アプリのメリット
車両管理アプリを導入するメリットを3つ紹介します。
安全性向上
車両管理において、最も重要なのは安全性です。
そして、車両の管理の点検と運転手の健康管理や勤務管理が安全のために必要不可欠です。車両管理システムによって車両だけでなく、運転手の管理が適切に行われることで、車両と運転手の安全な状態を保てます。
車両管理者の負担軽減
これまでの紙媒体の管理から、Web上で車両を一元管理できることにより、管理者の負担を減らすことができます。また、作業の正確性も増します。
適切な車両台数や保険の見直しが可能に
運行に関するコストは主に管理費、燃料費、人件費があります。車両管理システムを適切に扱うことで整備や点検をしっかり行えるため、修理などのコストを削減できます。
車両管理アプリのデメリット
コストがかかる
膨大な情報を管理する場合、比例してシステムの費用も高額になります。車両管理システムは情報管理のためシステムによっては金額が変わりますが、自社にあったシステムを選びましょう。
ドライバーに不満感や監視の印象を与える可能性も
車両の位置情報を24時間、いつでも確認できることでドライバーに監視されているという悪印象を与えてしまうかもしれません。車両管理ツールを導入の際には、ドライバーの安全を守るためということなど、会社だけでなく社員にもメリットがあることを上記の3つのメリットもあわせて伝えてください。
そして導入後は操作の仕方などをしっかりレクチャーしましょう。
無料トライアルできる!おすすめ車両管理アプリ5選
無料ではじめられる車両管理アプリを5つ、機能や導入事例まで紹介します。
SmartDrive Fleet
説明
工事の必要はなく、車載デバイスを車のシガーソケットに設置するだけでクラウドで車両管理を簡単に始めることができるサービスです。
機能、連携
走行履歴、リアルタイム、運転日報、車両予約、稼働状況、業務記録
導入事例
株式会社バンダイナムコアミューズメント、株式会社フーディソン、株式会社デイリートランスポート、ダイドードリンコ株式会社、株式会社セガ エンタテイメント、株式会社江﨑新聞店、株式会社村田製作所、株式会社ベルク ロジスティクス、豊通マテリアル株式会社
ビジネスナビタイム
説明
配車計画、動態管理、リアルタイムの交通情報、さまざまな車種に対応したカーナビゲーション、作業実績まで移動の最適化に特化したクラウド型動態管理システムです。
機能
配車計画作成、顧客情報・案件管理、車両位置・ステータス確認、メッセージ送受信・管理、走行履歴管理・業務日報
導入事例
株式会社朝日新聞社、株式会社武蔵野ロジスティクス、信濃運輸株式会社、東京リスマチック株式会社、管清工業株式会社、第一倉庫冷蔵株式会社
テレマティクスサービス
説明
クルマがネットワークにつながることで、安心・安全で快適・便利なカーライフを実現するテレマティクスサービスです。
専用のオペレーターによる「オペレーターサービス」や行きたい場所をナビに話しかけるだけの「AI音声対話サービス」、販売店からメンテナンスのアドバイスを受けられる「eケア」、緊急通報システム「ヘルプネット」などの機能が搭載されています。
機能
オペレーターサービス、AI音声エージェント、ヘルプネット、eケア、マイカーSecurity、マップオンデマンド、TCスマホナビ
導入事例
事例はなし
ビークルアシスト
説明
管理者の負荷を少なくし、継続的に運用できる「運用の自動化」がコンセプトです。業務用車載端末を通信回線でサーバーと接続し、車両の動態管理、危険運転の把握や自動日報作成など高度な運行管理・支援を行えます。
機能
危険運転警告、運転評価メール、カーナビ誘導、 大型車考慮検索、危険運転警告、集計レポート 、動態管理
導入事例
株式会社ファブリカコミュニケーションズ、有限会社酒のしまぞえ、株式会社湘南運輸倉庫、黒光商事株式会社、株式会社山口工務店、株式会社トライブホールディングス
Linkit maps
説明
営業外回り社員の行動予定・実績を管理して効率的なルートを解析でき、スマートフォンの地図とも連携して使い勝手抜群のGPS共有チャットです。
機能
メンバーの位置情報をリアルタイムで把握、スマホの地図アプリと連携、スマートフォンの地図アプリと連携、外回り社員の行動予定・実績を管理
導入事例
株式会社TBSテレビ、三信電気株式会社、株式会社アイフラッグ、株式会社オービックビジネスコンサルタント、ジャパンギャランティサービス株式会社、株式会社NTTドコモ
まとめ
今回は、無料トライアルできる法人向け車両管理アプリを紹介しました。
いくつか試してみて、操作面での使いやすさや機能など、ニーズに1番マッチしたサービスを導入してください。