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日々の業務の中で、会計にかかる手間は常に大きいものです。
しかし、事業を行う以上、お金の流れを明らかにして適切な税金を納めないといけません。
そこで役立つのが「会計ソフト」です。
今回は、無料で始められる会計ソフトや導入する時の注意点などを紹介します。
目次
会計ソフトとは
会計ソフトとは、会計業務を効率的に行うためのソフトです。
収支などのお金の動きを全て管理し、集計して決算書まで作成できます。
紙での会計管理では、お金の動きなどをすべて記載する必要がありました。
そのため、どれだけ小さい会社でも簿記の知識を持つ人を雇う必要がありました。
ですが、会計ソフトを利用すれば、会計業務を自動でミスなく行えます。
いまや中小企業の会計処理、個人事業主の所得税の確定申告や青色申告には欠かせません。
会計ソフトの種類とメリット
クラウド型
電気屋の店頭や、ネットショップなどでパッケージ販売されているものです。
パッケージ版、ダウンロード版と呼ばれることもあります。
インターネット環境がなくても利用できるものが多く、処理のスピードが比較的速いですが、購入時の費用は高額になります。
パッケージ型
インターネットを経由してソフトを利用するタイプです。
インストール型のようにインストールする必要がなく、ブラウザからログインするため、インターネット環境が必須です。
法改正時のバージョンアップや更新が自動で行われるため、メンテナンスなどに時間がかかりません。
また、データがクラウド上にあるため、場所関係なく利用でき、リモートワークに最適です。
完全無料会計ソフト4選
やよいの白色申告オンライン
はじめての確定申告でも、帳簿付けから確定申告書類の作成まで簡単にできる会計ソフトです。
簿記の知識がない方でも安心して使えます。
銀行明細、クレジットカードなどの取引データ、レシートや領収書のスキャンデータやスマホアプリで撮影したデータを自動仕訳するため、入力と仕訳の手間が省けます。
また、スマホからも使えるため、簡単に取引入力できます。
ちまたの会計
自治体やPTA、クラブ活動などの非営利組織向け｢初｣の無料で使えるクラウド会計ソフトです。
パソコン、スマホ、タブレットからでも、会計報告に必要な書類がつくれます。
複雑でわかりにくい会計書類も自動でEXCEL・PDF作成し、会計の仕事を最小限に抑えます。
円簿会計
引用:円簿会計公式ホームページ
経理初心者にも分かりやすい画面構成で、簿記の知識がない方でも安心して利用できます。
弥生会計から今までのデータを取り込みできるため、イチから入力する必要はありません。
また最新版の弥生会計に戻すこともできるため、実験的に導入するということも出来ます。
バージョンアップも無料で行えるため、法改正時に追加料金を払う必要がありません。
フリーウェイ経理Lite
20万を超えるユーザーに選ばれる無料会計ソフトです。
インストールもバージョンアップ（アップデート）も全て無料です。
スタンダードな機能が搭載されていて本格的で、大幅にコスト削減できます。
プランが複数あるため、増員などにも対応できます。
無料で始められる会計ソフト４選
勘定奉行クラウド
経理ソフトで高い知名度を誇る「OBC 勘定奉行」のクラウド版会計ソフトです。
勘定奉行の使いやすさはそのままに、入力の自動化や学習機能、会計士・税理士と一緒に使えるサービスで、今まで以上の生産性を実現できます。
世界トップレベルのセキュリティや充実した機能を搭載しています。
PCAクラウド
経理をはじめとする基幹業務の効率化を図るための基幹業務クラウドサービスです。
業種に適した会計ソフトを選択できるため、無駄のない運用が可能です。
また、連携サービスが豊富なため、自由度の高いカスタマイズを実現します。
マネーフォワード クラウド会計
日々の取引の入力など面倒な作業は自動化し、業務効率を大幅に改善するクラウド型会計ソフトです。
データをクラウドに集約し、経営の見える化を実現します。
分かりやすい管理画面と万全のサポート体制で、初心者やパソコンが苦手な方でも安心して利用できます。
クラウド発展会計
会社経営に必要な経営分析が容易に行える理想的な経営環境を整備するために開発された、クラウド型会計ソフトです。
入力効率機能や支払管理機能など、さまざまな業務効率機能を搭載しており、決算書作成まで円滑に行えます。
また、経営課題を明確にする機能も充実しています。
無料ではじめるときに気を付けること
無料でつかえるのは期限があるのか
「無料で始められる」と言っても、30日間限定など期限があるものがほとんどで、永久無料の会計ソフトは少数です。
無料の会計ソフトを導入する前に、完全無料なのか、期限付きのかを把握しておきましょう。
自社課題解決につながる機能がついているのか
無料の会計ソフトには、機能が少なかったり、使える機能が制限されていることがあり、ストレスなく活用するのは簡単ではありません。
自社課題の解決につながらないものを導入しても意味がありません。
無料の会計ソフトを導入する時に規模を把握し、経理業務における課題を解決できるソフトを選ぶことが重要です。
導入前に解決したい自社課題を明らかにしてからソフトを選びましょう。
まとめ
今回は無料で始められる会計ソフトを紹介しました。
無料で始めると、機能制限が多かったり、短い期間しか使えなかったりと、選ぶのが難しくなるのも事実です。
ですが、初めて会計ソフトを使う方にとって、無料で始めてみる経験は有意義なものになるはずです。
また、無料で始めれば、自社に必要な機能を選べる機会にもなります。
ぜひ、有償ソフトを導入する前に、まずは無料のソフトを活用してみてください。
