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2021.02.08

【初心者でもわかる】健康管理システムをイチから紹介!おすすめシステムも

最終更新日:

健康管理システム アイキャッチ
企業活動において、従業員の生産性は当然企業利益に影響します。
そのため企業の中に健康管理を個人で行えない人が複数いると、企業のパフォーマンスは著しく低下します。

このように、企業において従業員の健康管理は必要で、個人の管理だけに任せておいてはいけません。

しかし、一人ひとりの健康状態を把握するのは簡単ではありません。

そこでオススメするのが、健康管理システムです。

今回は、健康管理システムの導入メリットからおすすめの健康管理システムまで紹介します。

健康管理システムとは?

健康管理システムとは、従業員一人ひとりの健康に関するデータを一括で管理するシステムです。

事業者は、健康診断を年に1回実施する義務があります。

しかし、すべての従業員の健康診断結果を管理して労働基準監督署に提出するのは、非常に時間がかかります。

また労働安全衛生法の一部改正を受けてストレスチェック制度が施行され、健康管理業務はさらに手間のかかるものになりました。

健康管理システムは、データをもとに各種提出文書を作成する機能が実装されており、事務手続き上の負担を軽減します。

従業員の健康管理が求められる理由

労働生産性の向上による業務効率化

健康管理は従業員個人の問題だけでなく、企業の利益につながります。

従業員が健康でないと、組織の生産性低下はもちろん、企業イメージの低下につながり業績の低下等に直結します。

従業員が健康であれば、個々の従業員のパフォーマンスは向上し、企業全体の生産性の向上につながり、業務を今まで以上に効率的に進められます。

一人でも多くの従業員の健康が維持された職場では、安定的な生産性が保たれます。

限られた労働力で生産性を最大化するためには、病気によって休職者や退職者が増える悪循環を止める必要があります。

離職率の改善

厚生労働省の調査によると、離職する主な原因は労働環境によるものが大半です。

従業員の健康を追求することは、業務に対するモチベーション向上だけでなく、おのずと労働環境の見直しや、改善にもつながります。

一定のモチベーションが保たれながら従業員がいきいきと働けるという環境がつくられれば、働きがいのある組織風土が定着し、離職率の低下や優秀な人材確保を実現できます。

健康管理システム導入のメリット

健康状態の可視化

健康管理システムを導入することで、従業員一人ひとりの健康状態や生活習慣を把握できます。

健康管理を企業側が業務の一環として行うことで、従業員の心身の状況を客観視できるようになり、従業員の健康に対する向き合い方も変化していき、従業員全体の健康意識を高められます。

データ管理・書類作成の効率化

健康管理のシステム導入によって、従業員の健康に関する各種データを一元管理できます。

健康管理をシステム化しないと、膨大な数いる従業員の健康データをExcelなどに記入し、いちいち印刷・保管しないといけません。

基本的に従業員のデータを人が管理すると、時間がかかる上に人的ミスやセキュリティの弱さが表れてしまいます。

健康管理をオンラインでシステム化すれば、従業員の健康情報をデジタルデータで一括して管理できるようになります。

これにより各種事務作業やデータ管理作業などの負担軽減を実現できます。

おすすめ健康管理システム

ヘルス×ライフ

特徴

ストレスチェックや健康診断結果分析など豊富な機能で心と体をケアします。

「ヘルス×ライフPro」では、健康診断の結果から人事労務担当者がポイントの対象項目・付与条件・ポイント還元による褒賞等を設定し、従業員に目標を選択させる指示ができます。
それによって自分に合った目標を立てられるため、従業員がより意欲的に運動や食生活の改善の向上が見込めます。

機能

  • ストレスチェック:ストレスチェックで心の状態をデータ化
  • ストレス分析:ストレスチェック結果の管理・対策・改善
  • 健診結果の管理:過去受診した5〜10年分の健診結果データ管理
  • 診断結果判定:健診結果データに応じた産業医・保健師による健康管理のアドバイス
  • 健診結果分析:健診結果データによる比較分析・対策・改善

価格

  • 要問合せ
    90日間の無料体験あり

Lite

特徴

Liteは、産業保健の基本業務をシンプルにサポートします。
「オンプレミス」「プライベートクラウド」の選べる2つの導入形態があり、自社に適した形態を選べます。

産業保健を熟知したスタッフが要望をきめ細かく聞き、初期導入時は負担や費用をできるだけ抑えて導入することが可能です。

また、わかりやすく直感的な操作性で、実際の保健業務がスムーズに行えます。

機能

  • 健診データの統一:健診項目名・項目順・表記・単位・全角/半角などを変換し、データを統一
  • 基準を統一した自動判定:健診機関ごとに異なる基準値を、人間ドック学会の基準値に統一して自動判定
  • 健診結果参照:健診結果の推移を健診種別ごとに一覧表示
  • 面談予定・記録の管理:健診事後措置などの面談予定・記録の管理や、診断書のPDF連携も可能
  • 簡単絞り込み機能:「服薬ありなのに受診勧奨値を超えている」などの多様な条件でもカンタン抽出
  • 様式6号データ集計:事業所ごとの集計や、様式6号への転記用データを出力して労基署報告もスムーズに
  • CSVデータ出力:多様な条件で抽出でき、出力項目も自由に設定が可能
  • 過重労働管理:残業時間と健康リスクから、産業医面談の優先順位を管理

価格

  • 要問合せ

Carely

特徴

すべての健康情報をスッキリ整理する人事担当者・産業医・保健師向け健康管理システムです。
産業医・保健師の声を反映しているため、現場の担当者が使いやすいシステムを実現します。
また、より使いやすく、効率的な業務実施を実現するため、数多くのシステム改善を実施しています。
法改正への対応、最新の便利機能は、追加コストなしで利用できます。

機能

  • 健康診断
  • 個人結果・受診状況確認・就業判定
  • 労基署報告書データの書き出し
  • 健康診断の予約
  • 従業員の希望調査
  • 健診機関への予約
  • 紙の健診結果をデータ化
  • 健康保険組合への補助申請
  • 健診機関への支払代行
  • その他、ストレスチェック過重労働対策など、豊富な機能

価格

  • クラウド:月額200円/人
    最低利用人数:500人
    *5,000名以上は問合わせ
  • ベーシック:月額300円/人
    最低利用人数:50人
  • プラス:月額400円/人
    最低利用人数:50人

HSS

特徴

健康情報の一元管理はもちろん、産業保健スタッフ・人事総務部担当者が入力しやすく、使いやすい画面設計を実現しました。

また、希望に合わせてプランを選べるため、ニーズに適したサービスを活用できます。

健康管理システムが初めてでも、導入時のトレーニングから運用までサポートがあるため安心して利用できます。

機能

  • 健診管理
  • ストレスチェック
  • 長時間労働対策
  • 特殊業務歴管理
  • 特定保健指導
  • スクリーニング
  • 自動判定
  • アンケート
  • 各種帳票
  • メール機能
  • マルチデバイス
  • 二次健診管理
  • 予約枠管理
  • 多言語対応
  • 統計・集計・分析
  • その他、Web調査や保健指導、特殊検診管理など、豊富な機能

価格

  • 要問合せ

HM-neo

特徴

健診結果、保健指導のデータはもちろん、長時間勤務、特殊業務の管理、精密検査の結果や産業医の意見書、疾病情報などあらゆる健康情報の登録・管理ができます。

また、カスタマイズ対応により、お客様の業務に合わせた運用ができます。

優れた拡張性や操作性、豊富な機能で、企業や健康保険組合、大学など健康管理業務に携わる様々なスタッフが活用できるるシステムです。

機能

  • 個人情報管理
  • 健診計画
  • 健診結果入力
  • 結果管理
  • 保健指導管理
  • 保健結果管理
  • その他、ストレスチェックなど、豊富な機能

価格

  • 要問合せ

選定時のポイント

課題解決に必要な機能が装備されているか

システム導入は手間とコストがかかるものです。
健康管理システムを導入する時に重要なのが、そのシステムが持つ機能を把握することです。

「とりあえず安いシステムを導入しよう」と適当に選んでしまうと、必要な機能が備わっていなかったり、機能や人数に制限がかけられていることが多くあります。

逆に、「たくさん機能がついているシステムにしよう」とシステムの豊富さだけで選んでしまうと、必要のない機能がほとんどで、費用だけがかさんでしまう、ということもあります。

導入を検討する前に、解決したい課題を明らかにしておきましょう。

人事システムとの連携

規模が大きい企業の場合、従業員の情報を主入力するのは現実的ではありません。
データをほかのシステムから取り込むほうが効率的です。

健康管理システムの中には、CSVファイルで人事データを取り込めるものや人事システムなどの基幹システムと連携できるシステムがあります。

また、勤怠管理システムとデータ連携できるシステムを選べば、過重労働などのチェックがしやすくなります。

ほかの人事システムと連携できる健康管理システムを選ぶと、機能の幅がより広がります。

まとめ

今回は健康管理システムについて紹介しました。

従業員の健康は、企業にとって守っていくべき大切なものです。
ぜひ導入を検討してみてください。

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