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2022.01.28

2050年の人や社会を見据えたAI研究の最前線|ムーンショット型研究開発 ミレニア・プログラム- 第8回 人工知能学会誌コラボ

人工知能学会が刊行する学会誌『人工知能』2021年11月号が発刊されています。

人工知能』は編集委員がテーマを決め、AIに関連する有識者が記事を持ち寄って掲載している学会誌で、2ヶ月に1回発行されます。私たちに身近な分野や話題のAI研究などが扱われていて、AIの現状の課題や最新のAI情報を得ることができる、30年以上の歴史がある学会誌です。AINOWでは各号の特集内容を、研究者の方々へのインタビューを通して紹介しています。

前回の学会誌紹介記事(9月号)はこちらから▼

ムーンショット型研究開発 / ミレニア・プログラム とは

「ムーンショット型研究開発」とは、内閣府が主催し科学技術振興機構(JST)などが推進するプロジェクトです。個々の研究分野において技術を深化させてきた従来の研究に止まらず、既存の枠を超えて、独創的な知見・アイデアを取り入れた挑戦的な研究開発を推進する制度です。

「Human Well-being」(人々の幸福)を目指し、その基盤となる社会・環境・経済の諸課題を解決するべく、これまでに9つのムーンショット目標が決定されています。(下記画像参照)

内閣府「ムーンショット型研究開発制度の概要」(令和3年9月)4ページより引用

上記の目標全てに「2040年までに」「2050年までに」という文言が入っているように、ムーンショット型研究開発は長期的な視点で研究開発を推進していくことが狙いです。困難ではあるものの、実現すれば将来の産業・社会に大きなインパクトが期待されるような課題が採択されています。

中でも目標8・目標9は、既存のムーンショット目標1〜7に新たに追加された項目で、「ミレニア・プログラム」という取組みの中で採択されました。

2021年1月〜7月にJST(科学技術振興機構)により実施されたミレニア・プログラムでは、2050年においても活躍している若手研究者・技術者らが新たなムーンショット目標を自ら立案するための調査研究を、産業界や学術界を最前線で牽引してきたビジョナリーリーダーのもとで行われました。

多数の応募の中から21の目標検討チームが採択され、そこから再検討・評価がされ、最終的に目標8、9が加わりました。

目標検討チームのバックグラウンドは、工学・情報学・医学・化学・人文学などと非常に多様でありながらも、共通する考え方としてSDGs(持続可能な開発目標)やウェルビーイング、 ダイバーシティ(多様性)、インクルーシブ(包摂性)などを共有しており、将来の社会像を想定した調査研究が進められていました。

11月号での特集では、このミレニア・プログラムに参加したチームの中でもAI分野に関連する4つのチームにそれぞれ調査研究の結果を紹介してもらい、2050年に向けたそれぞれの未来予測を提言している内容になっています。

そもそも、なぜ長期的な目標を掲げることが重要なのでしょうか。若手研究者が加わることでAI研究の今後はどういう方向に向かっていくのでしょう。

今回の学会誌コラボでは、特集「若手研究者による 2050 年の未来予測 〜ムーンショット型研究開発 ミレニア・プログラムより〜」の編集をご担当された、井上 昂治氏(京都大学)・岡田 将吾氏(北陸先端科学技術大学院大学)と、チームリーダーの一人として寄稿した佐久間 洋司氏(大阪大学・学生編集委員長)の3名にインタビューしました。

インタビューした井上氏と佐久間氏は同じチームでミレニア・プログラムに参加しています。長期的なプロジェクトに取り組むことや目標を掲げることの意義、また調査研究ではどのような話し合いがされているのかなど詳しく伺いました。

井上 昂治氏 プロフィール

1990年 佐賀県生まれ。京都大学大学院情報学研究科助教。博士(情報学)。音声対話システム、音声言語処理、マルチモーダルインタラクション、会話ロボットに関する研究に従事。日本音響学会 粟屋潔学術奨励賞、人工知能学会 研究会優秀賞(3年連続)などを受賞。ムーンショット型研究開発事業 ミレニア・プログラム 科学技術による「人類の調和」検討チーム サブリーダー。2020年より人工知能学会 学会誌・論文誌 編集委員。

岡田 将吾氏 プロフィール

1980年 千葉県生まれ。 北陸先端科学技術大学院大学 准教授。 博士(工学,東京工業大学)。社会的信号処理,マルチモーダルインタラクション,機械学習に関する研究に従事。本会3創立30周年記念論文賞 最優秀論文,本会 全国大会優秀賞,本会 研究会優秀賞,ACM ICMI2019 Best Paper Runner-up Award (2件)などを受賞。2018年より2021年まで本会 学会誌・論文誌 編集委員。

佐久間 洋司氏 プロフィール

1996年生まれ。大阪大学 グローバルイニシアティブ機構 招へい研究員、東京大学大学院総合文化研究科 修士課程。ムーンショット型研究開発事業 ミレニア・プログラムでは科学技術による「人類の調和」検討チームリーダーを務める。2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)大阪パビリオン推進委員会 ディレクター、大阪府 新たな戦略策定に向けた有識者懇話会 アドバイザーなどを歴任。孫正義育英財団第2期生(正財団生)、NewsPicks Magazine「未来をつくる7人のUNDER30」に選出。

今のAI研究の延長上にはない挑戦的な目標に向かって

上段左:佐久間洋司氏、中段右:岡田 将吾氏、下段:井上 昂治氏

ーームーンショット目標やミレニア・プログラムの現在地やAI研究の現状に関して考えていらっしゃることを教えてください。

井上氏

ムーンショット型研究開発のプロジェクトは始まってようやく2年近くが経過したところです。いくつか実証実験が始まっていますが、まだまだこれからという印象です。

私は今のAIに関する技術と、ムーンショット目標・今回のミレニア・プログラムで出てきた議論の間には、まだかなりギャップがあると思っています。特に最先端のAI研究というのは閉じられた世界での話であり、その世界において精度が向上してきている段階なので、例えばムーンショット目標1で示されている“アバター社会”や、あるいは新たに追加された目標9の“人の心に安らぎを与える要素技術”などは、実用のレベルにはまだ達していないと思います。

つまり、目標として掲げられた項目が今のAI研究の延長線上に必ずしもあるとは限らないと思っています。なのでもう1段階、2段階飛躍しないと目標達成は難しいと感じています。今のAI研究をそのまま続けていけば到達できるものではないので、何かしらのブレークスルーが必要だなという印象ですね。

ーー岡田さんはいかがお考えでしょうか。今回の企画で寄せられた寄稿をお読みになって、現在のAI研究についてなにか感じたことはありますか。

岡田氏

今回の企画にあたって(ミレニア・プログラムに参加したチームから)いただいた寄稿を読んでいて感じたのは、制度的・倫理的な課題もでてきているということです。例えば、自動運転はこのフェーズに入っています。センシング・制御等の技術的なことは次々とクリアしていっても、事故が起きた時の責任の所在などの問題を含めて実現されるかどうかが問題になっています。

ムーンショット型研究開発のプロジェクトは今のAI研究の延長上としては想像できないくらい長期的な課題に挑戦していることがおもしろいと思っています。

さらに、技術的な課題への取り組みと同時に、技術の進展によって起こりうるであろう制度設計上の課題や倫理的な課題に関しても取り組んでいる点が素晴らしいと考えています。

ーームーンショットやミレニア・プログラムでは「SDGs」や「インクルーシブ」などの言葉が多く使われています。これまでのAI研究では検討される機会が少なかったこれらの観点も大事にされているのでしょうか。

井上氏

そうです。今回ミレニア・プログラムで集まった人たちは分野が多様であまり共通点もなかったので、今までお互いに知らなかった方が多くいました。そういう方たちと切磋琢磨してこれから議論していくとなったときに、何か共通のベースになるものが必要でした。それで今回のミレニア・プログラムで議論のベースとして敷かれたのが、ウェルビーイングやSDGsなどでした。特にSDGsの観点は今の社会で当たり前のようになってきてますよね。

こうした共通の土台があることはかなり特殊です。なぜなら、日本だけではなくて世界の共通認識としてきっちり決まったテーマがあることが、これまであまりなかったと認識しているからです。土台がある状態で議論できるのは非常に大切で、それを踏まえてミレニア・プログラムの目標も考えていくことができました。

多様性のある若手研究者で行われる議論|研究分野に依存しない未知な領域へのアプローチ

ーー佐久間さんはこのミレニア・プログラムで井上さんと同じチームで新たな目標のための検討をされていたということですが、どのようなことをご担当されていたのでしょうか。また、若手の研究者としてどのようなことを担っているのでしょうか。

佐久間氏

実は私自身は採択される自信がなかったのですが、井上先生に強くお誘いいただいてミレニア・プログラムに一緒に応募することにしました。井上先生が技術的な側面で高い専門性を持っていたので、私の役割としては、このミレニア・プログラムに特化して、ムーンショットらしい魅力的な社会像を描き、そこからバックキャストするための多様な手法を実現するように努めました。

テーマについても、私の思い入れのある「人類の調和」で挑戦させてもらい、チームメンバーの招集や調査研究の遂行、報告書の執筆などを幅広く担当しました。

井上先生とご相談しながら、チームメンバーに特にこだわりました。他のチームの皆様は准教授などスキルや実績が豊富な方々が多いのですが、私たちは2100年まで生きている、2050年の当事者であるZ世代の若手研究者やアーティストをキャスティングさせていただきました。専門分野も人工知能やバーチャルリアリティから芸術、法学、SFまで多岐に渡ります。

アカデミアの方にも一般の方にもおもしろいと思ってもらえる未来を提示できるのか、そしてそれは科学的に・社会的に実現可能性があるのか、こだわりをもって多様な研究者の方々とご一緒させていただけたと思っています。

ーー若手であることや多様性を意識されたキャスティングをされたのですね。若手が集まることならではの良さはなんでしょうか。議論の様子について教えてください。

佐久間氏

私としてはとても楽しかったです。その時々のトピックについて、攻めたことを発言する方もいれば、真っ当な意見をぶつける方もいるのですが、これがご本人の専門分野のスタンスと合致しているわけではないのがおもしろいと感じました。むしろ、先進的な発言が期待されていた私が怖がって、「それって国家プロジェクトの研究開発として倫理的に大丈夫だろうか」と心配になることもありました(笑)。ヒアリングで伺った100名の先生方も含め、普段はできないような議論ができたと思っています。井上先生はどうでしたでしょうか。

井上氏

佐久間さんがおっしゃったように、みんながぶっ飛んだアイデアを安心してぶつけ合う環境が若手の研究者同士にあることがすごくいいと感じています。

私や佐久間さんは若手であるためにチームとしての経験も実績も全く積んでいません。それがむしろよかったと思ったこととして、自分の分野を代表しているとか、自分の分野を成長させなければいけないという責任感みたいなものが全くなかったことです。

こうしたプロジェクトだとどうしても自分の取り組んでいる研究分野を広げていきたいと思いがちですが、そうした思いを抜きにして、むしろ誰も開拓していないようなところやうまくいくかわからないところを探っていく研究ができるといいな、という楽観的な考えがありました。若い人同士で集まるからこそこうした純粋な議論ができたんだと思います。

長期間のプロジェクトだからこそ文理融合が進んでいく可能性

ーーAI研究における議論のあり方というのはさまざまなのですね。工学や情報学だけでなく倫理や哲学、人類学などとの研究分野の融合というのも今後さらに必要なのでしょうか。

岡田氏

まさに必要だと思います。例えば、今回の企画に協力いただいた熊谷誠慈さんがリーダーを務めたチームのムーンショット目標案は「心」の問題を扱っていて、人間らしい人工知能の実現には欠かせないテーマです。

私自身が人工知能の研究をしているときに心理学や社会学の考えを取り込みたいと思っても、どのように融合して研究を進めるかについての知見が少ないので、いつも苦労しています。今回のプログラムではさまざまな研究領域からみた人工知能技術の位置づけや、融合方法が議論されていて、非常におもしろいと思っています。

ーームーンショットやミレニア・プログラムではそうした領域を跨いだコミュニケーションというのが既存の議論の場に比べると活発に行われているのでしょうか。

井上氏

そうだと思います。ムーンショットやミレニア・プログラムには10年やそれ以上の規模のプロジェクトがあるように、スパンがかなり長いという特徴があります。これはとてもいいことだと思っています。

今の我々のAI研究の界隈では、研究者としてトップで生き残っていくためには4半期あるいは半年に1回は論文を書き、国際会議やジャーナル誌を通して形にし、成果を上げることが求められます。あとはひたすらその繰り返しです。

その中で、文理融合で他の領域の人との研究を行い、成果を出すというのは4半期や半年という短期間では不可能に近いです。例えば、コンピュータサイエンスの人たちだけで研究するのではなくて、人文系の人たちの力を借りながら、新たな問題設定を考え、まだ誰も手を付けていない現象に関するデータセットを構築していこうとすると少なくとも1年以上はかかり、論文出版のサイクルとして遅れていってしまうわけです。

研究者のみなさんは(文理融合で研究することの)必要性をわかっていると思いますが、短いサイクルで成果を出さなくてはいけないというのを考えると実際に取り組むのは難しいと思います。そのため、ムーンショットは研究プロジェクトの期間が長い分、文理融合がもっと進んでいく可能性があると思っています

ーーAI研究が進展するにつれ、社会の中でも技術の実装を短期間で求められたり、実用性の高さが重視されてしまう実情もあります。長期間のプロジェクトだからこそ柔軟なキャスティングが可能になったのですね。佐久間さんは長期的なムーンショット目標の設計をする上で考えていたことはありますか。

佐久間氏

ミレニア・プログラムでは、自分たちで決めた目標に対してどの研究者が何をするかということまであらかじめ決めなくて良いとされていました。

こういった国家プロジェクトでは参加してくれる方やPMを担ってくれる方を多少見据えつつ、どの分野からどのような方々が関わって、育っていくのかを考えるような「人を見据えた」設計も行われるそうです。しかし、今回のプロジェクトにおいては、我々も名前が思い浮かばないような異なる分野の誰かが応募して、目標さえ達成できるのであればどんな分野の方々でもPMになれるような、そんな(非属人的な)目標を作れてこそ真のムーンショットなんだと、ヒアリング先の先生方からアドバイスいただいたことが印象的でした。

今後の展望|AIや社会はこれからどう進展するのか

ーー長期的な研究を行うことの重要性を認識しているみなさんにぜひ、AIのこれからについてお聞きしたいです。AI技術やAI研究は今後どのような方向に進展していくとお考えですか。ご自身がこれから取り組んでいきたいことなどもありましたらお教えください。

佐久間氏

私からは私たちのチームの目指す社会に関連して宣伝させていただきます。

まず、人工知能に限らずあらゆる技術を使って、私たちが今よりももう少しだけ調和に満ちた社会に近づけるのではないか、と考えています。個人一人ひとりが幸福を実現することも当然応援されることですが、同時に、「私たち」の生きる社会としての集団の幸福も実現されるべきだと思っていて、それを可能にするデジタル技術が現代には存在します。

また、調和に満ちた世界を実現するために必要な、人工知能やバーチャルリアリティ、脳神経科学の技術など全く新しい研究成果が生まれつつあります。詳しい内容は私たちのレポート(※)もご覧いただけたら嬉しいです。

その意味で、私たちがミレニア・プログラムで提案した目標は、ご批判もあると思いますが、人類の調和を実現する社会のためにどんな道具(技術)を使うことができるのかというロードマップを描いたようなものになっています。人工知能ということに限らず、あらゆる道具を創り出し、それらを使うことができるのかという観点でまとめています。

他のチームもさまざまなビジョンを持っていて、その実現のための一部に人工知能があります。それぞれの分野での言葉の使い方と、目指す世界に対して何をするかという関係性は非常におもしろいと思っていますし、今後も注目していきたいです。

(※)佐久間氏・井上氏の目標検討チームによるレポートはこちら▼

「人類の分断を克服し調和を実現するための科学技術に関する調査研究」調査研究報告書(令和3年7月)

岡田氏

大規模なデータによって音声認識や画像認識などの技術が発展してきて、システム・サービスへの応用を通じて汎用的な技術として浸透してきました。今後は今回のミレニア・プログラムなどで見てきた通り、個人にカスタマイズされた技術が発展すると思います。自分を理解して,自分のためだけに何かしてくれるような技術の研究が進み、AIが多様な個人に寄り添った世界に近づいていくのではないかと考えています。

私や井上さん、佐久間さんも含めた多くの研究者が研究を続けたその先に個人の能力や経験を拡張したり、個人の心に寄り添うような人工知能ができることが希望なので、そこに向けて頑張っていきたいと思います。

また、今回のような若手の研究者のみなさんの自由な発想で研究テーマの提案をすることはとてもいいことだと感じています。こういう取材などの機会にどんどん発信していってほしいと思いますね。

井上氏

まず、AIの今後の方向性について私の考えをお話しします。現実的なところでは、少しずつDXが進んでいき、今まで人間がやってきたような仕事の多くをAIが担っていくと思います。今後、少子高齢化がますます進み、働き手も減っていく世の中において、このDXの流れは悪いことではなく必要なものだと思います。

もう1つ考えていることは、人間の自律性が少しずつ失われていく、ということです。今まで人間が考えていたことや行なっていたことをAIが担うようになると、私たちはこの情報化社会において自分で考えるということが少なくなってくると思います。

それから、佐久間さんがおっしゃっていた調和に満ちた社会に関してですが、例えば、学校では今はそりが合わない人たちとも共同生活を送りますが、仮にSNSやメタバースなどで全ての学校生活が成り立つようになり自分と合う人とだけ過ごせばよいとなった場合、一見人間関係がうまくいくように見えますが、一方で、そりが合わない人たちとは一生会うことがないという分断された世界になる可能性もあり、そのことが必ずしもよいことだとは私は思っていません。

そこまでAI技術が進歩するかどうかはわかりませんが、もし実現したときに我々が人間としてどうなるのか、どうしていくべきなのかということをもう少し考えていかないといけません。そのための猶予が(2050年までの)あと30年くらいあると私は考えています。

特集に込めた想い

ーー最後に、どのような方にこの特集を読んでいただきたいですか。

井上氏

先生方だけでなく、学生や若手研究者のみなさんにも読んでいただきたいと思っています。なぜなら、今回のミレニア・プログラムで出てきた話というのは一見怪しそうで現実的ではない話ですが、そこをみんなが素人になったつもりで一緒に考えたいと思っているからです。

分野問わずたくさんの人たちに読んでもらいたいですね。

ーー貴重なお話ありがとうございました!

おわりに

さまざまな分野の根底につながっているAI技術だからこそ、分野をまたいだ議論は今後社会に技術を実装していく上でさらに重要になってきます。

ムーンショット型研究開発は今後さらなる議論や実験によって技術だけでなく社会のあり方も変化させながら進展していきます。2050年、私たちが想像もできないような驚く世界になっているかもしれません。今後の活動にも注目です。

今回の特集で紹介されているAI分野に関連する4つのチーム(岡田(志麻)チーム/熊谷チーム/藤原チーム/佐久間チーム)や、その他の目標検討チームの調査研究報告書はこちらのサイトからご覧いただけます。▼

人工知能学会に関して詳しくはこちらをご覧ください。▼

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