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2023.04.12

クリエイターのためのオンリーワンな最先端サービス|LITEVIEW株式会社

LITEVIEW株式会社は、社名でもある「LITEVIEW(ライトビュー)」という、クリエイターのためのコンテンツ配信/販売プラットフォームサービスを運営する今注目のスタートアップ企業です。

LITEVIEWは、YouTubeなどの共有できる場所を借りるような「モール型配信」ではなく、NetflixやDAZNのような配信プラットフォーム「自社型配信プラットフォーム」を、誰でも気軽に作ることができるサービスです。コアファン向けに”自分の世界”を表現できるプラットフォームをクリエイターはいつでも作ることができ、動画・ライブ・ブログから物販・クラウドファンディングまで全てを1つでできるのが大きな特徴となっています。

またクリエイターのコミュニティやビジネスパーソンのオンラインサロンなどの個人利用だけでなく、自社オリジナルのWebサイトとネイティブアプリを即開設できる法人利用としても活用できる点も見逃せません。

今回はLITEVIEW株式会社CEOのLee Kunwoo(イ・ゴヌ)氏に「自社型配信プラットフォームの可能性」についてお話を伺いました。

幅広い層やニーズに対応。世界初の「自社型配信プラットフォーム」を提供

--自己紹介をお願いします

LITEVIEW株式会社 CEOのLee Kunwooと申します。誰でもオリジナルのWebサイトとアプリを簡単に作れるサービス「LITEVIEW」の開発・運営を行っています。今まではWebサイトまたはアプリいずれかのノーコード制作サービスが多かったと思いますが、現在のクリエイターエコノミーのニーズを踏まえ、業界初Webサイトとアプリの両方をノーコードで提供しています。その上で機能を充実させているので、クリエイター自身がやりたいことに合わせて自由に活用いただけるサービスになっています。

個人ユーザー様には主にクリエイターエコノミー、収益化目的でご活用いただいていますが、法人様にはファンベースマーケティングや業務支援目的で使用していただくことが多いです。

ーー「自社型配信プラットフォーム」の提供という形式は今までにないものですが、このサービス形態を思い立ったキッカケを教えてください

最初にこのサービス形態を思い立ったキッカケは、既存のシステムがYouTubeなどに代表されるように配信者は広告収入で利益を得る形を取っており、プラットフォーム側としては手数料を取り、収益分配型の仕組みになっていることに由来します。昨今、YouTuberの方々が「広告収入が激減している」と発言して話題になっていますが、実際に今のYouTubeはチャンネル登録者数が多くても、収益は動画の再生回数によるため安定的には稼げないという現状があります。日本以外に目を向けるとその傾向は顕著で、YouTuberやTikTokerの数こそ増加していますが、配信者1人1人の収益は悪化していっており、「稼げる場としてのYouTubeの時代は終わる」とも言われています。他のプラットフォームのビジネスモデルではサブスクリプション課金だけやコンテンツ販売だけなど単純なビジネスモデルが多く、こちらのケースも収益化するには大きな工夫が必要だったり、やりたいことがあっても制限がかかってしまったりするのが実情です。そこで、これまでのビジネスモデルにとらわれず、純粋にクリエイターの方々の困りごとを解消していこうと考えました。また、OTT*にし、なおかつアプリとWebサイトを両方持つことによって、クリエイターのファンの方が簡単にアクセスできる環境にすることも追求したい思いが根底にありました。

そこで、コアファン向けに月額制、都度課金、EC、クラウドファンディングなど様々なビジネスモデルを実現でき、販売手数料、収益分配の形を取らず安定的な収入が望める自社型配信プラットフォームを誰でも簡単に使えるサービスを始めようと思いました。LITEVIEWはゼロ円から始められるので「コスト低く収益を上げやすい」というプライスと「様々な機能をLITEVIEW一つだけで実現できる」という技術の両面でこれまでのサービスと差別化できているため、そこにメリットを感じていただき、ご利用のクリエイター様が増えてきています。

OTT*…オーバー・ザ・トップ(OverTheTop)の略称で、:インターネット回線を通じて、どのデバイス環境でも、専用配信アプリ・Webサイトなどで簡単にコンテンツ配信・サービス提供ができるプラットフォーム

ユーザーからの声で気づいた法人活用の可能性

--サービス開設当初は、クリエイター向けと企業向けのどちらで考えられていましたか

最初は放送局や芸能事務所、クリエイター向けのサービスとして考えていました。しかし、LITEVIEWを運営していると企業の方から「このサービスをうちの社内で使いたい」という声をいただくことが多くなっていき、法人向けとしても提供できるなと気づきました。

現在は、割合としては法人利用が多い状況です。

これからはクリエイター向け・法人向けのどちらかを意識的に伸ばしていこうというのではなく、「クリエイターエコノミー・業務支援・各業界のDX」の3つを軸に考えています。クリエイターエコノミーは確実にニーズがありますし、業務支援も実際にお客様側からの声によってニーズに気づけました。また、これからの時代においてDXはどの業界のどの会社でも必要になってくるので、ここでも貢献できると考えています。

--統合的なコンテンツ配信サービスを提供されていますが、1つ1つのコンテンツ配信の競合サービスからユーザーを獲得するために意識したことはありますか

今後はYouTubeなどの既存サービスでは収益を期待できないとなると、クリエイターはご自身で様々なビジネスをやっていかねばならない環境になるかと思います。そうなった際に、YouTubeやTikTokにチャンネルを作るのは5分もかからずにできますが、NetflixやDAZNのような自分だけのプラットフォームを作るとなると初期費用、運営管理費用などの面で相当な負担になってしまいます。大人気のトップクリエイターならコストをかけてご自身で行い、投資分も回収できますが、まだ満足に収益を得られていないクリエイターの方が大多数です。その層の方々にとってLITEVIEWはぴったりで、活用しやすいサービスなのではないかと考えています。なので、ユーザーを獲得するというよりも、先ほど挙げたようなメリットからユーザーの皆さんがLITEVIEWを見つけてくださっているという表現が正しいかなと思います。

他に類を見ないサービスはどのようにして生まれたのか

--海外にもLITEVIEWのような「自社型配信プラットフォーム」はないのですか

弊社のように、量産型でOTTを作れるサービスは海外にもないんです。Webサイトや既存プラットフォーム内でチャンネルを作るといったサービスはありますが、LITEVIEWはご自身だけのプラットフォームを量産できるので、現時点では海外にも競合はないと言えます。

--海外では日本よりも早くモール型配信が衰退しつつある中で、なぜ自社型配信のプラットフォームを作れるサービスがないのでしょうか

技術力の差はあるかと思います。量産型でワンクリックでアプリとWebサイトが作れるサービスは、簡単には実現できないんです。Webサイトのノーコード制作は比較的簡単で、アプリのノーコード制作は国内でもYappliさんなどもされていますよね。LITEVIEWはアプリもWebサイトもノーコードで実現できるため、さらにバージョンアップさせたものです。

また、単純にWebサイトやアプリを制作したら終わりではなく、クリエイターはコンテンツを配信したり、大量のデータを処理したり、売上管理をしたり、様々なビジネスモデルを一元管理しなければなりません。これらを全て一箇所にまとめられることは、LITEVIEWの大きな強みです。

--LITEVIEWは多くの機能がありますが、それはユーザーのニーズに応じて増やしていったのですか

「クリエイターの方々が自由に様々なビジネスモデルを実現できるように」という発想から生まれているので、他サービスさんと比較をすると、リリース当初から多機能ではありました。

そうは言っても、半年ほど前までは法人利用ではMVP*モデルしかなく、多機能とは言えニーズに完全に応えられている状態ではありませんでした。そこでどうしたかというと、共通の機能開発ニーズがある企業複数社に「一緒に新機能を開発し、それをLITEVIEWの基本仕様として入れてもいいか」という同意を得て、クラウドファンディング的な形で開発費用を共同負担していただきました。そうすると、ニーズのある一社当たりの負担は少なく新機能を追加でき、弊社LITEVIEWの運営としても開発費用をいただいて新機能を追加できる。関係者全てにメリットのあるスキームを実現できました。

また、共通のニーズとまではいかなくとも、会社ごとのユニークなニーズももちろんあります。そうしたニーズに対しては、既存の機能パッケージにプラスして追加開発することが可能となっています。例としては、現在、ある大学の学生支援アプリを制作しているのですが、その中に今流行っている「ChatGPT」を取り入れたいというニーズをいただいたので、入れていく予定です。ご利用の各社様とは定期的にコミュニケーションを取らせていただき、ざっくばらんにご要望をいただいています。

このようにニーズに応えながら機能追加は随時行っています。

MVP*…Minimum Viable Product(ミニマム・バイアブル・プロダクト)の略で、日本語では「実用最小限の製品」と訳されます。 ユーザーに実用最小限の価値を提供するプロダクトのことを指します。

--最後に今後の展望や課題についてお話いただけますか

まず今後の展望としては、来年からでも海外に進出していきたいと考えています。LITEVIEWは言語の壁と決済手段の壁さえ乗り越えられれば、どこでも通用するサービスであり、ビジネスモデルだと思っています。私は韓国人なので、まずは韓国や東南アジアから海外戦略を始められればと考えています。

そして課題ですが、弊社はまだ本格的なマーケティング活動にほとんど着手しておらず、大変ありがたいことに知り合いや株主、顧客の皆様経由の口コミでご紹介いただいてきました。これからどうマーケティングしていくかは取り組んでいきたい課題であり、楽しみな成長幅ですね。

さいごに

今回は、LITEVIEW株式会社のLee Kunwoo氏にお話を伺いましたが、世界初の自社型配信プラットフォームは、世の流れやトレンドからユーザーのニーズを掴む確かな洞察力と、それを形にする高い技術力があってこそできたサービスであり、ビジネスモデルなのだと思いました。

今後も日本にとどまらず、海外にも進出し、ユーザーに寄り添ってともにサービスを進化させていくであろうLITEVIEWから目が離せません。

 

LITEVIEWについては以下のURLから

LITEVIEW(個人クリエイター/小規模チーム向け) https://liteview.jp/lp

LITEVIEW for BUSINESS(法人向け) https://liteview.jp/business

 

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