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岩手銀行は2023年9月8日、生成AI特化の東大松尾研発スタートアップ株式会社neoAIと連携しAIを活用した実証実験を開始したと発表した。
neoAIが提供する米オープンAIのChatGPTを活用した生成AIソフトウェア「neoSmartChat」を用いて、公開済みのマニュアルやIRデータを読み込ませていくつかの特化型のチャットボットを作成し、銀行内での実証実験を行う。
これにより、生成AIが銀行業務に関係する様々な質問に対し精度高く回答内容を作成することができるかを検証する。
岩手銀行は今回の実験を行うことで行員のデジタルスキルを高め、新たな技術を積極的に導入することで、行内の文書検索やコールセンター業務の代行といった間接業務の削減につなげ、業務の効率化や生産性向上を実現して、顧客へのサービス向上を実現することを目的としている。
なお、実証期間は2023年9月から10月までを予定しているという。
また実証実験は、岩手銀行が公開した情報をベースに行われ、顧客の個人データや非公開情報は実験には使われず、入出力情報は二次利用されることはないとしている。