社会の安全はAIで守る!AIセキュリティまとめ

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セキュリティ分野でのAI活用が進んでいます。

私たちの大切な個人情報や機密情報を外部から守るセキュリティは企業にとって最も力を入れなければならない要素の1つです。

しかし、脅威の種類は多様化ししているため、セキュリティに携わる人の業務負担も増加しているのが現状です。

そこで活躍するのがAIです。

セキュリティ業務をAIで自動化できれば、業務効率化に繋がります。

そこで、今回はセキュリティ分野におけるAI活用の最前線をご紹介していきます。

セキュリティ分野の課題

Web上には重要なデータがたくさん

さまざまなデータがWeb上に保存されている

SNSをはじめさまざまなサービスが急増し、Web上には私たちの個人情報となるようなデータが膨大に保存されています。

しかし、その分、一度セキュリティが破られデータが流出すれば、その損害は計り知れません。

そのため、Web上のデータ保護が企業には重要になります。

攻撃のパターンが複雑化

セキュリティソフトが高度化するに従って、攻撃パターンも複雑化しています。

しかし、従来のセキュリティソフトは想定された攻撃には対応できても、未知の攻撃には対応できません。

そのため、今までは完璧のように見えたセキュリティソフトもたちまち新たな攻撃に対応できなくなりデータは脅威にさらされます。

そういったことから、今後は未知の攻撃に対して、いかに対応してセキュリティを強化するかが課題となります。

ビットコインが盗まれることも

サイバー攻撃で狙われるのは個人情報だけではありません。

最近ではビットコインなどの仮想通貨が攻撃の対象となるケースも増加しています。

例えば2018年には、日本の仮想通貨取引所コインチェックにおいて巨額の仮想通貨流出事件が発生したのは記憶に新しいのではないでしょうか。

投資や決済の手段としてユーザーが急増している仮想通貨ですが、同時にそれを守るためのセキュリティも今後との課題となります。

人手では限界がある現実世界のセキュリティ

警備員が全ての場所を監視し続けるのは無理

現実世界でもセキュリティは深刻な課題を抱えています。

現在、駅や学校といった施設の警備を担っているのは主に警備員です。

しかし、警備員の数には限りがあるため、全ての場所を平等に監視し続けるのは無理があります。

さらに、警備員は近年人手不足が進んでいる職業のひとつです。

そのため今後は、ロボットなどの量産できる技術を使って、警備員の業務を代替しセキュリティの質を高めていくかが重要です。

監視カメラはあとから確認することしかできない

監視カメラは防犯の意味を持つことがありますが、犯罪を防止する強制力はなく、現状、犯罪の様子を映像で確認する使い方がほとんどです。

そのため、異常事態に対して迅速に対応したり、未然に防いだりすることが難しいのが現状です。

もし、ディープラーニングなどのAI技術を活用すれば、常に動画の内容を把握し、異常を検知した場合は警察や警備員に通報する仕組みも構築できます。

どのようにAIが活用されているのか

WEBの世界

AIが脅威のパターンを学習する

サイバーセキュリティの分野では活躍が期待されているのがAIです。

AIであれば脅威のパターンを大量に学習することで、新たな脅威に対しても事前に検知することができます。

そのため、よく似たパターンであれば未知の脅威に対しても対処できるため、サイバーセキュリティの安全性が大幅に向上するのではないでしょうか。

リアルの世界でも

画像認識で異常を検知

AIの画像認識を使えば、異常を自動で検知できるようになります。

異常が起こる兆候のデータから、異常を前もって予測できれば事前に対策を打つことができます。

そのため、最近では画像認識カメラを監視カメラとして活用したり、ロボットに搭載するケースが増加しています。

ドローンなどへの活用も期待

画像認識カメラをドローンに搭載する取り組みも活発化しています。

ドローンであれば、監視カメラやロボットと比べて3次元の動きができるなど機動力に優れています。また、上空からであれば地上からよりも広範囲な監視が可能になります。

セキュリティ×AIまとめ

現実世界のセキュリティ

万引きをAIで事前検知!アースアイズ「AIガードマン」

店舗オーナーを悩ませる万引きを事前に検知し、予防することができます。

不自然な動きなど万引き犯にありがちな動作を画像認識で検知し、店員のスマホに通知します。

そして、該当人物に声がけをするなどして、万引きが発生する前に事前に防ぎます。

AIガードマンの取材記事はこちら▼

監視カメラが不審者を検知!NEC「NeoFace Image data mining」

画像認識で犯罪捜査や人の行動追跡をサポートするセキュリティサービスです。

時空間データ横断プロファイリング技術を生かして、事前登録することなしに大量の映像データから同一人物を瞬時に見つけ出すことができます。

事件現場周辺における頻出者の移動経路から関係者や目撃者を検索できるなど、行動情報を元にした事件予防や捜査に活用できるのではないでしょうか。

AI搭載ロボットがビルを巡回!SEQSENSE「SQ-2」

ビルの警備のために開発されたAI搭載ロボットです。

先端に付いているLiDARセンサーが多数の2Dデータを収集して3Dデータを作り、周囲の境を認識しています。

自律的にビルの中を移動して、不審物や不審者を発見したり、消火器などの物が所定の位置にあるかなどを自動で確認してくれたりします。

SEQSENSE「SQ-2」の取材記事はこちら▼

サイバーセキュリティ

未知のサイバー攻撃にも対応!サイバーセキュリティクラウド「Cyneural」

引用:https://www.cscloud.co.jp/

ディープラーニングを生かした攻撃検知AIエンジンです。

高精度の脅威インテリジェンスを活用し、従来のWAFでは検知が困難だった未知のサイバー攻撃への検知も可能になります。

サイバーセキュリティの精度が従来よりも圧倒的に高くなるのではないでしょうか。

ビジネスPCのセキュリティ機能を強化!日本HP「HP Sure Sense」

引用:https://www8.hp.com/jp/ja/home.html

AIを生かしたPCセキュリティサービスです。

法人向けPCやワークステーションにおけるディープラーニングによるマルウェア防御機能を備えています。

HPが提供しているPCのセキュリティをさらに強化するのが目的です。

AIが不正を検知!ChillStack「Stena」

引用:https://chillstack.com/

AIがサービスに潜む不正を自動で検知します。

検知結果はブラウザ上の管理画面に表示され、不正ユーザ数や不正回数、不正時間など日々のデータを簡単に確認できます。

クラウドとオンプレのどちらにも対応可能で、現在の運用環境のままで導入できる点もメリットと言えます。

AIがサイバー攻撃を防止!攻撃遮断くん

引用:https://www.shadan-kun.com/

AIを生かして情報漏洩やWebサイト改ざん、サーバーに大量のリクエストを送ってサービスを停止させてしまうDDoS攻撃を防ぐサービスです。

担当者不要で新たな脅威に瞬時に対応することができるのが特徴です。

全て日本国内で開発されており、24時間365日日本人スタッフから手厚いサポートを受けることができます。

まとめ

世界が複雑化する中で、私たちを取り巻く脅威をより多様化しており、今まで以上の備えが必要になります。AIセキュリティであれば、未知の脅威に対しても自動で迅速に対応できるためさらなる安全性向上が可能になるのではないでしょうか。

そのため、今後も技術が発達するに従ってセキュリティ分野でのAI活用の進展が期待できます。

 

2019年12月11日 2019年12月20日更新

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