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2016.11.14

汎用AIを研究するWBA若手の会カジュアルトークを突撃取材!WBAは○○な場

最終更新日:

こんにちは。
AINOW編集部のかめきちです。

先週の土曜日にアディッシュさんのオフィスをお借りして開催された、「第17回 全脳アーキテクチャ若手の会 勉強会 カジュアルトーク」にお邪魔してきました。
社会人と学生は半々くらい、とってもカジュアルな雰囲気でスタートしました。

・イベント概要はコチラ
第17回 全脳アーキテクチャ若手の会 勉強会 カジュアルトーク

【経験ゼロのWeb企業が機械学習に取り組んだ話】

アディッシュ株式会社 白木 義彦

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■ 発表資料

今日は大阪で結婚式があるとのことで、スーツ姿で登場(笑)
WEBエンジニアとしてのバックグラウンドを活かし、機械学習の利用に注力されている白木さんから、人工知能技術の導入未経験企業が躓いたポイントをわかりやすく紹介してくださいました。

機械学習導入で躓いて分かったポイント
・情報を収集すること
機械学習ライブラリの難しさにぶつかり、とにかく情報を収集した。slackにどんどん投げる。

・高速で仮説検証を回す
結果の因果を学んでデータを蓄積する、合わせてライブラリを試せるのでオススメ。特に書く1つに収集して学ぶことが良かった。色々やりたくなるけど面白そうだから色々手を付けちゃダメ。

・すぐに成果をもとめない
エンジニアも学ぶために時間がかかる、データの収集・分析にも時間がかかる、長い目で待つことが大事、エンジニアへの評価も考えてあげると尚良い

・教師データ作成の業務をフローを作る
やはりデータは人の手で作る必要がある。

・そもそも、なぜやるのか目標を明確にする
どんなサービスにも共通することですよね。

まとめ
リアルな経験が満載なので、納得する方も多いと思います。現在取り組んでいる企業の方もぜひ一読されることをオススメします。

「AI技術をサービスに活用するには」

アディッシュ株式会社 取締役 池谷昌大

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■発表資料

引き続き、アディッシュの取締役 池谷さんから、事業目線でのAI活用についてお話をいただきました。
AIに興味を持ったのは、自社のビジネスが人力リソースに依存しすぎていることから、そこから、人とAIを融合したハイブリッドなAIを取り入れる道を選択されたとのことでした。そこで、ビジネスに置いてAIを取り入れるためのポイントをご紹介。

取り組むにあたり、企業の中では3者が必要
・技術がわかるエンジニア
・AIをビジネスに翻訳できるディレクター
・AIの投資判断ができる経営者

成果が出ないことへの対応
・PDCAを回して、試行錯誤していくしかない。
・時間とコストも掛かるがここへの辛抱が必要

AI技術者とAIディレクターの交流が必要になるので、WBAに参加していくといいのでは!
ということで〆て頂きました。

まとめ
AINOWでもビジネスでAIを取り入れる方法を模索しているので、大変参考になるスライドでした。
特に、経営者への説明ハードルが高いと思いますが、アディッシュでは技術的知見が高いので経営判断も早かったとのことです。

「セキュリティとAIと俺 -最後にヘヴィメタルとAI-」

吉江 瞬

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■発表資料

お次は、見た目のインパクトと仕事のギャップがスゴイ、デートを途中で切り上げて来た吉江さんの登場。もともと数字とゲームが大好きな少年だったそう。受験で落ちて、へヴィメタルにハマったという生い立ちはなしからスタート。
セキュリティが専門分野で、セキュリティ分野におけるAIについてお話いただきました。

最近までは、AI×セキュリティは遅れていて、最近AIを取り入れた製品も出てきたとのこと。

・メールソフトだとベイズと形態素解析を使ってスパムフィルターをやっている。
・WAFではベイジアンネットワークを利用している。
・CYLANCEは人工知能を搭載したマルウェア対策ソフト

今後の課題としては、人材リソースの問題が大きい、その為に、AIを利用、NoOps=(運用なし)の考え方が重要になるであろう。

重要になるキーワードは
「マルチエージェント」「ゲーム理論」

まとめ
セキュリティ×AIの事例はまだまだ少ないですが、これからとても重要になりそうですね。
特にシステムは表の守りは堅いけど、内部はとても脆い、AIの進化とセキュリティは覚えておいて損はないですね。

「WBA若手の会は◯◯な場

法政大学理工学部 学部4年生 松岡佑磨

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■発表資料

最後は、ボイパが得意な法政大学 理工学部4年生の松岡くんの登場。
ディープラーニングを使った画像認識を研究しているそうです。今日はWBA若手の会についての発表です。

1年前は、ニコ生で放送しながら発表をしていたそう、当時は、スライドを作るのが難しく、寝ずに作ってとても苦労をした。
社会人の人たちや、同じ目的を持つ学生同士で切磋琢磨することで、学生生活では覚えられない、スライドの作成方法やプレゼンの作法が学ぶことできた。
そして、こういう活動をしていると協力してくれる企業の方もいて、新しい発見になったそうです。

だから、若手の会は自分にとって「気づき」の場になったとのこと。

まとめ
松岡くんは、この「気づき」から社会人と学生を繋ぐ機会を大事にして、マッチングしてくれています。
もし、WBAに興味がある方は、松岡くんに相談すると良さそうです。

そして、最後は懇親会も行われました。
学生の皆さんは企業でのAI事例を聞くことが出来て、とても参考になったとのことでした。
企業から見ても生の研究成果を聞く機会は少ないので、とても有意義な時間を過ごせました。

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