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こんにちは。AINOW編集部のなっぴです。
だんだんと増えてきている、人工知能が使われているサービス。
数年前では、アニメや映画だけの話と思っていませんでしたか?私にとっても、夢の様な考えられない話でした。
今回は、夢があふれるドラえもんのひみつ道具に注目して、現代の人工知能でどこまで再現できたのかに迫りたいと思います!
目次
宇宙完全大百科 VS Google Home
再現度:★★★★☆
宇宙完全大百科とはありとあらゆる情報が載っている百科事典です。マイクを使って探したい項目を言うと、端末機から回答が印刷されて出てきます。質問の仕方が例えば「宿題を教えて」と聞くと、「先生が出した課題を生徒が自宅で学習する事」といった宿題の意味が出力される。宿題の答えが知りたい場合は、「何年何月何日何学校の何年何組に出た宿題」と詳しく言う必要があります。
対して、Google Homeは、今話題のAIスピーカーです。「OK!Google」と喋りかけると起動します。スピーカーとはいえ、音楽を流したり、ユーザーが好きそうな音楽をレコメンドしてくれるだけではありません。喋りかけるだけで、電車の時刻を教えてくれたり、その日の天気を教えてくれたりなど、検索エンジンの機能も搭載しています。
Google Homeに「OK!Google 宿題を教えて」と聞いてみてください。「先生が出した課題を生徒が自宅で学習する事」といった宿題の意味を教えてくれるのではないでしょうか。
インターネットに書いていない個人情報やその日出題された宿題の答えなど、詳しすぎるものは出でこないので再現度は惜しくも星4つとなりました。データの量の多さなどは秘密道具の圧勝ですね。
この勝負「宇宙完全大百科」の勝ち!
でも、おしゃべりすることができるのはGoogle Home
ある小学校の1学級の宿題とその解答や、草野球の決定的写真が付いた結果のような、非常に小さな情報から、特定の個人の情報まで、ありとあらゆる情報が載っている百科事典。使い方はまず、開いて呼び出しキーを押す。すると電波が衛星軌道の大百科に応答を求め、接続されるとチーンと音が鳴って、「質問をどうぞ」と聞かれる。そうしたらマイクを使って探したい項目を言うと、端末機から回答が印刷されて出てくる。人物も調べる事ができ、他の人の関係や血筋、性格、略歴などが写真付きで分かる。データ量は膨大で、ディスクにギッチリ詰め込んでも星1個程の大きさになり、宇宙空間に浮かべてある。
断層ビジョン VS Holoeyes
再現度:★★★☆☆
断層ビジョンとは深海の底、ピラミッド内部、雪崩の中など外から容易に見えない所を画面に映し出して、手軽に調べる事ができる装置です。人間の内部を見ることも可能です。
HoloEyesは人体構造をそのまま3Dで直感的に体感でき、医療画像データをAIで解析、モデリング、3Dの人間をVRでそのまま3Dで情報共有ができるようにし、様々な症例の3Dライブラリを構築します。2017Microsoft innovation award of excellence受賞をしたりなど、期待が高まっています。
(引用:AINOW)
断層ビジョンは医療以外にも使用することが可能であるのに対し、HoloEyesは医療に特化しています。ですが、HoloEyesは断面だけでなく、3Dで立体的に表示させ、VRで表示させます。そうすることで、より詳しく患者の状態をチームで共有することができます。
再現度は星3つとなりましたが、医療の現場で実際に活躍してくれるのはHoloEyesではないでしょうか。
この勝負「HoloEyes」の勝ち!
深海の底、ピラミッド内部、雪崩の中など外から容易に見えない所を画面に映し出して、手軽に調べる事ができる。学術研究用に開発された。縮尺率を変えれば地球のマントルも映せる。ふたを開けて目印を指せば、実際のその場所にも目印が付くが、取り出す事はできない。もちろん人間の内部も観察でき、これでのび太の内蔵が映し出された。
サキ鳥 VS StockMark
再現度:★★★★★
サキ鳥とは、面白そうな話や最新情報を集めてきて、教えてくれる道具です。
対して、ストックマーク株式会社が運営しているニュースレコメンドアプリです。各サービスと連携すると、記事データが取り込まれ、ユーザーがどんな記事をストックしているのか1目で分かるレポートを作成します。
時間帯によってどんな種類の記事をストックしているかを認識することも可能であり、時間帯に応じたニュースをユーザーにレコメンドします。新しくストックした全記事について、独自の人工知能が記事内容を解析し、過去のストックから、今読むべきオススメ記事を「関連記事」としてユーザーにレコメンドします。
(引用:the bridge)
他のニュースアプリと異なっている点は、「おもしろそう」な最新情報を集めてくる、という点ではないでしょうか。なにがユーザーにとって面白いと思うのかは、人によってそれぞれです。サキ鳥がどのような基準で面白そうかを判断しているのかは不明ですが、他のAPIからユーザーの好みを学習する人工知能のレコメンド精度には根拠があり期待もできるのではないでしょうか。
この勝負「StockMark」の勝ち!
面白そうな話や最新情報を集めてきて、教えてくれる道具
なんでもソムリエ VS SENSY
再現度:★★★★★
こちらは、ソムリエロボットです。こちらのなんでもソムリエにドラえもんが「大人のどら焼き」を頼んだところ、あんこ無しどら焼きが出てきました。ソムリエの精度としては、いま一つといったところでしょうか。
こちらのひみつ道具に似たサービスは「SENSY」ではないでしょうか。ソムリエのようにお酒を提案する「SENSY」ソムリエ。ユーザーがワインや日本酒、クラフトビールなどのお酒を試飲し、甘味・酸味・苦味などの味覚や、好みに関する感想を入力することで、人工知能がユーザの味覚を解析し、店頭にある商品の中から、ひとりひとりの味覚に合わせた最適な1本を提案するサービスです。
「SENSY」は食材・料理名をもとに個人の好みを解析しています。その人の味覚を研究することで、健康の範囲内で美味しいと思うものを予測してレコメンドをします。再現するどころか、なんでもソムリエを上回るクオリティのサービスではないでしょうか。
この勝負「SENSY」の勝ち!
ワインから食事、デザートまでなんでも選んで、出してくれるソムリエロボット。メニューの説明を聞いている分にはすごそうだが、出してくれるものはそうでもない。
ほんやくコンニャク VS MARS
再現度:★★★★☆
ほんやくコンニャクは、食べれるだけで、日本語が外国語に、外国語が日本語に聞こえます。人間の言葉だけでなく、宇宙人や動物の言葉にも対応しています。
対して、MARSは2017年11月10日に、LINE GlobalのTwitterアカウントが突如発表したイヤホンです。
お互いが装着をして異なる言語で会話をします。自分が話した言語は、相手のイヤホンを通して翻訳され、翻訳されたテキストが相手のイヤホンから再生される仕組みとなっています。
MARSは2018年に韓国で発売予定です。早く日本でも発売してほしいですね。
(引用:Youtube)
動物の言葉を翻訳するのは現代ではまだ難しいのかもしれません。
この勝負「ほんやくコンニャク」の勝ち!
ですが、このMARSへの期待度は5つ星!
これを食べれば、日本語が外国語に、外国語が日本語に聞こえる。また本来食べる事の出来ないロボットにも、対象の上に乗せれば自動的に翻訳してくれる。会話だけでなく、外国語で書かれた文章を読む事も可能。さらに外国人だけではなく、宇宙人、動物、ロボットの言葉、古い言語なども翻訳出来る。
最終結果発表
ドラえもん VS 人工知能 この勝負・・・2対3で人工知能の勝利です!
僅差でしたね。ひみつ道具が勝っていたサービスでも、実際に使うとなれば人工知能サービスの方が使いやすく便利なサービスもありました。
ドラえもんだけでなくSFの世界には、現実世界で再現されていないものがたくさんあります。
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