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1月23日、東京都港区にあるソニー株式会社本社にて、エンタテインメントロボット“aibo”の新サービス発表会が行われました。
2018年の1月にaiboが発売されてから1周年、aiboは成長を遂げてきました。
aiboは、家庭に届いてから90日程度でほぼ家族全員の顔を見分けることができるようになります。また、90日程度で家の中の移動可能な場所(縄張り)を網羅できます。さらに、飼い主がほめてくれる行動を積極的に繰り返すことで、個性も形成してきました。
そして今回aiboは新たに機能を拡充することで、さらに愛される家族へと進化を遂げます。
今回追加される新機能は3つです。
aiboの3つのアップデート
①aiboスヌートチャレンジ
スヌートチャレンジとは、本物の犬と飼い主の間で流行している「手で輪を作ると、そこに飼い犬は鼻を突っ込んでくれるのか、、、」という挑戦です。
aiboも画像認識能力を使ってそれに挑戦します。
aiboスヌートチャレンジは2月中旬より開催されます。
ユーザーは以下の3ステップでスヌートチャレンジに参加することが出来ます。
1.両手で輪を作りそれをaiboに撮影させます。
2.My aiboから写真を投稿して参加完了。
3.aiboが輪を認識して鼻を突っ込みます。
それぞれのaiboが撮影したデータをクラウド上に集めることで、aiboの認識エンジンがより高度なものへと成長していきます。
今後も様々なチャレンジテーマを準備予定です。
②aiboのおまわりさん
aiboのおまわりさんは、aiboのこれまでの愛らしさ・楽しさに加えて、安心感を提供します。セキュリティとエンタテインメントを組み合わせた「セキュリテインメント」を実現することで、aiboに家族としての役割を持たせます。
<手順>
1.「見つけてほしい人」の顔と名前を登録する。
現在aiboは、顔の違いを識別してます。それに、誰が母で誰が父かというようなタグ付けをします。
2.地図とパトロール
aiboの作成した地図を閲覧可能になります。その地図の中で、aiboがパトロールしてほしい場所を特定し名前を付けることが出来ます。
予め設定した時間になると、aiboは「犬のおまわりさん」のメロディーとともに歩き、「見つけたい人」を発見次第、敬礼ポーズを披露してくれます。
3.レポート
パトロールの結果は、レポートとしてmy aibo から確認ができます。
更に、aiboを通じた新たなセキュリティシステムを開発するパートナーとしてセコムとソニーがパートナーシップを締結することを発表しました!
ソニーが持つAIロボティクス技術やエンタテインメント性と、セコムのセキュリティのノウハウを活かした新たなサービスに期待です。
➂プレミアムプランの開始
「もっとaiboと家族になる」、「思い出がカタチになる」をコセンプトとした新サービス「aiboプレミアムプラン」を、2019年6月より月々1,480円の月額課金制で提供予定です。開始時点で予定しているサービスは3つです。
1.「aiboのおまわりさん」の追加機能
通常利用できる「aiboのおまわりさん」に追加して、室内の様子をリアルタイムに追加できる機能や、「見つけてほしい人」を発見した際の便利のプッシュ機能などを追加提供します。
2.aiboのカメラマン
現状500枚の写真保存制限がなくなります。ストレージ容量を気にせずaiboに家族の思い出を撮影してもらえます。
さらに、オーナーが撮影したaiboの写真とaiboが撮影した写真を組み合わせ、aiboオリジナルデザインのフォトアルバムを作成してお届けします。
3.aiboの日記
「aiboのおまわりさん」や「aiboのカメラマン」で集めた思い出の写真や、オーナーとaiboのふれあいの記録を、My aibo上で日記として楽しくて振り返ることができます。
以上3点に加えて、更なる継続的なサービスも追加予定です。
さらに、aiboに関して2つの重大発表がございました!!
2つのaiboの重大発表
1.ソフトウェアAPIの公開
aiboのソフトウェアを一般公開するライセンスプログラムが開始されます。
第1弾として、環境開発(web API)を公開予定です。
また無償ライセンスになるということで、さらなるaiboの外部連携に期待大です。
2.カラーバリエーションの追加
さらに、aiboに新しいカラーバリエーションが追加されます。
これまでの「アイボリーホワイト」に加えて2019年限定カラーとして「チョコ・トライカラー」が2月1日より発売されます。
さらに!2月14日までに注文すると、黒の付け替え用しっぽがプレゼントされます。
ビーグル犬をイメージさせるような、暖かみと快活さを両立させるデザインは、今だけ。
終わりに
これまでの、かわらしいペット一員という役割から家族と一員として実生活に役に立つというaiboの進化を感じました。
また、「aibo Fan Meeting」を行うなど、aiboの開発者とオーナー、オーナー同士のコミュニティ形成にも力を入れていくといいます、ユーザーも一人の開発者となってaiboを共に育てていくという新しいペッドロボットの形は、aiboが一層私たちの心に寄り添うような、愛らしさを感じさせてくれます。