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GitHubをAIで解析し、エンジニアの転職や案件探しの最適化を図るファインディ株式会社が、 シリーズAラウンドとして約2億円の資金調達を実施したと発表しました。
これはグローバル・ブレイン株式会社を引受先とした第三者割当増資の実施によるもので、 サービスやアルゴリズムの開発基盤拡充、 セールス・エンジニア・コーポレートメンバーの採用拡大を進めていくとしています。
また、 エンジニア個人のスキル評価だけではなく、 企業の技術力やカルチャー評価指標も提供することでさらに高精度なマッチングが実現するよう、 サービス開発を進めていきます。
目次
GitHubに積極的なエンジニアは年収も高い
ファインディ株式会社はは2017年から、 ハイスキルなエンジニアと企業をマッチングするサービスを行ってきました。
転職や業務委託の案件探しの際に起こるミスマッチの原因として、 エンジニア側は
- スキルや経験値を伝える機会の不足
- 年収や時間単価を交渉するデータの不足
企業側は
- エンジニアのスキルを評価する指標や経験がない
- エンジニア職種や開発言語に対する理解の不足
などが挙げられます。 これらを解決するべく、GitHubをAIを用いて解析し、 開発言語別に偏差値化するという手法を取り入れてきました。
今までに、 GitHub上で日本国内在住と判定できるエンジニアの公開リポジトリ約15万人を解析し、 開発を行なっているといいます。
また、 「Findy転職」ユーザーにアンケートを行なったところ、 スキル偏差値が高いエンジニアは年収も高い傾向となっているといいます。
これは、 GitHubでのソースコードの一般公開に積極的なエンジニアが、 年収面でも評価される時代になってきていることを表しています。
「Findy(ファインディ)」が提供するサービス
Findy 転職
2017年5月リリースのハイスキルなエンジニアと企業をマッチングする転職サービス。 約10,000人のエンジニア登録者と、 サイバーエージェントやDeNA、 日本経済新聞社など約100社の企業が活用しています。 エンジニアはGitHub連携をするだけでスキル偏差値の確認が可能、 また企業はエンジニアのスキル評価をもとに採用活動ができます。
Findy Freelance
2018年2月リリースのハイスキルなフリーランス・副業エンジニアと企業の業務委託案件をマッチングするサービスです。 スキルが高く自由度の高い働き方を求めるエンジニアが多数利用しており、 また利用企業もスタートアップに加えて、 大企業の新規事業部門や上場ベンチャーなど、 約100社に拡大しています。
導入企業は約200社 | 幅広いエンジニアが登録
導入企業はメガベンチャーを始め日系大企業やスタートアップなど約200社に拡大。 これは、 あらゆる産業で起こるデジタルトランスフォーメーションの浸透やAI、 IoTへの取り組みにより非IT企業のIT企業化が進んでいることも大きな要因となっているといいます。
Findyにはフロントエンド(JavaScript)やサーバーサイド(Ruby, Go,Python, Java, PHPなど)といったWebサービス開発に従事するエンジニアや、 モバイルエンジニア(Swift, Kotlin)、 機械学習エンジニア(Python)など言語やエンジニア職種別での登録ユーザは以下のようになっています。
各コメント
グローバル・ブレイン株式会社 代表取締役社長 百合本安彦氏 コメント:エンジニア人材の領域における市場成長への期待、 経営メンバーの持つサービス開発力・事業推進力を高く評価し、 出資を決定いたしました。 また、 当社の既存投資先や連携先大企業との人材採用面及び技術組織づくり面でのシナジーも期待されます。
今後も当社から事業戦略の策定やその展開に向けて様々なサポートを行っていくとともに、 成長企業のエンジニアリング力強化や大手企業のデジタルトランスフォーメーションといった重要度の高いテーマにおけるファインディの躍進を楽しみにしています。
ファインディ株式会社 代表取締役CEO 山田裕一朗氏 コメント:開発スタートから約3年、 主力サービスにおいてユーザー様・導入先企業様より一定の評価を頂けるまでとなりました。 サービスおよび組織の更なる成長に向かうフェーズにおいてグローバル・ブレイン社に投資家として参画頂けることを非常に光栄に思います。
同社は事業開発やUX等に知見のあるメンバーも在籍する国内最大規模のVCです。 シンガポール、 韓国、 アメリカといった海外オフィスからの知見も共有頂きながら、 ステークホルダーの皆さまに更なる価値をご提供できるよう邁進して参ります。
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