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東京大学は、大学院情報学環 大澤昇平特任准教授(以下「大澤特任准教授」)について、以下の事実があったことを認定し、1月15日付けで、懲戒解雇の懲戒処分を行ったと発表しました。
大澤特任准教授は、2019年11月に「弊社Daisyでは中国人は採用しません」とツイートし、大きく問題になっていました。大澤特任准教授は、さらにその後、「特定国籍の人々の能力に関する当社の判断は、限られたデータにAIが適合し過ぎた結果である『過学習』によるものです」などと釈明し、さらに問題視されていました。
<認定する事実>
大澤特任准教授は、ツイッターの自らのアカウントにおいて、プロフィールに「東大最年少准教授」と記載し、以下の投稿を行った。
大澤特任准教授は、ツイッターの自らのアカウントにおいて、プロフィールに「東大最年少准教授」と記載し、以下の投稿を行った。
- 国籍又は民族を理由とする差別的な投稿
- 本学大学院情報学環に設置されたアジア情報社会コースが反日勢力に支配されているかのような印象を与え、社会的評価を低下させる投稿
- 本学東洋文化研究所が特定の国の支配下にあるかのような印象を与え、社会的評価を低下させる投稿
- 元本学特任教員を根拠なく誹謗・中傷する投稿
- 本学大学院情報学環に所属する教員の人格権を侵害する投稿
東京大学は、大澤特任准教授の行為が、東京大学短時間勤務有期雇用教職員就業規則第85条第1項第5号に定める「大学法人の名誉又は信用を著しく傷つけた場合」及び同項第8号に定める「その他この規則によって遵守すべき事項に違反し、又は前各号に準ずる不都合な行為があった場合」に該当することから、同規則第86条第6号に定める懲戒解雇の懲戒処分としたと発表しています。
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