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近年のインターネット環境の普及や新型コロナウイルスの感染拡大を背景に多くの企業が取り入れている「ウェビナー」をご存じですか?
Web上で配信するセミナー「ウェビナー」は、場所にとらわれないセミナー開催の手法として、注目が高まっています。
今回は、ウェビナーについて、メリット・デメリット、選び方だけでなく、有料ウェビナーツール導入をするのはハードルが高いと感じている方向けに、無料で利用できるおすすめウェビナーツール7選を紹介します。あわせて無料トライアルがある有料ツールも紹介するので、いくつか試して一番貴社のニーズにあったものを見つけてください。
目次
ウェビナーとは
「ウェビナー」とは、ウェブ(Web)とセミナー(Seminar)を組合わせた造語で、インターネット上でセミナーを行うことです。オンラインセミナーやWebセミナーとも呼ばれます。
社内外へ向けた説明会や社内研修などで活用できます。
ウェビナーには、ライブ配信とオンデマンド(録画)配信の2つのタイプがあります。
ライブ配信型は、指定された日時にリアルタイムで配信するもので、チャット・アンケート機能を活用した参加者とのコミュニケーションが可能です。
対してオンデマンド型は事前に録画していた動画を配信するもので、同じ動画を何度も配信でき、開催数が多い場合におすすめです。
Web会議とウェビナーの違い
Web会議システムとウェビナーツールでは利用する目的が異なります。Web会議システムは、お互いの顔を見ながら双方向で議論をするのに対し、ウェビナーは企業側から数十人〜数百人に対するセミナーを開催する目的で利用されます。
ウェビナーツールとは
上記のウェビナー配信のサポートしてくれるツールです。無料ツールもあれば、スムーズな開催のためのプラスの機能がついている有料ツールもあります。
ウェビナーツールの配信機能以外の機能を紹介します。
録画機能
録画機能があると配信の見直し、再度オンデマンドで配信などウェビナーの活用性が高まります。
画面共有
画面共有機能により、グラフや写真などの資料を、カメラで写すのではなく、参加者に伝えたいことをはっきりと共有することができます。従来の対面セミナーと比べても、紙の使用量削減・前列後列で見やすさの差をなくせるメリットがあります。
アンケート機能
配信中に適時アンケートに答えてもらうことで、参加者の理解度や考えを知ることができます。
チャット・コメント機能
チャット機能があれば、リアルタイムで参加者とコミュニケーションをとれます。参加者の反応が分かり、一方通行なウェビナーになってしまうのを防ぐことができます。
メール通知機能
参加者にメールで通知してくれる機能です。予約だけではなく、当日の参加数を確保することが可能になります。
各種アプリ連携機能
MA(マーケティングオートメーション)など各種ツールと連携し参加者の情報などを活用することもできます。
ウェビナーツールのメリット
ウェビナーツールを導入するメリットはたくさんあります。
開催者側
- 会場代や登壇側の交通費を節約できる
- 場所を問わず幅広い地域から多くの参加者を募ることができる
- 画面共有で図やポイントを伝えやすい
- 録画型であれば、何度も同じ内容を配信できるので、業務効率化できる
- セミナーに対する工数がオフライン開催より圧倒的に少ない
参加者側
- 交通費がかからない
- 移動時間が不要
- 気軽に参加できる
両者にとって交通費用や移動時間を節約できるというメリットがあります。
ウェビナーツールのデメリット
ウェビナーツールのデメリットとしては、
(開催者・主催者)
・参加者の反応・雰囲気が掴みづらい
・インターネット環境のトラブルの可能性
ことが挙げられます。
主催者側には、対面セミナーよりも、見えない聴き手への分かりやすさ、伝わり方を意識したプレゼンテーション力が求められます。そして、事前にウェビナー配信ができるインターネット環境の有無を確認しましょう。
無料ウェビナーツールで注意するべきこと
無料ウェビナーツールは、「費用をかけず多くの人に情報発信したい」というニーズには十分無料ウェビナーツールで応えられますが
・サポート体制が万全ではない
・上記で紹介したプラスアルファ機能が利用できないものがほとんど
という点が挙げられます。有料ウェビナーツールでは網羅されているものが多いので、これらの機能を活用したい方は有料ウェビナーツールの導入を検討しましょう。
ウェビナーツールを選ぶポイント
接続可能人数を考慮する
ウェビナーで1度に接続できる人数は決まっています。参加人数を考慮したツールやプランを選びましょう。
アカウント登録の必要性
参加者にとっての使いやすさも重要です。アカウント登録が必要だと参加ハードルが上がってしまうので、ブラウザから簡単に参加できるツールがおすすめです。
プラス機能があるかどうか
録画配信機能、出欠確認機能、アンケート機能、チャット機能など、機能性が高いと参加者側とコミュニケーションを取りやすく、理解度を判断しながら進めることができるのでより充実したウェビナーになるでしょう。機能性と料金のバランスを加味してください。
おすすめ無料ウェビナーツール4選
Skype
Skypeは、最大25人が参加できるため小規模のセミナーに向いたウェビナーツールです。無料で画面共有やメモなどの機能を使うことができるので無料で小規模セミナーを開きたい企業におすすめです。
特徴
- 無料で使うことができる
- インストールレスで開催できる
- 小規模セミナー向け
価格
- 無料
Facebook Live
Facebookアカウントがあれば、簡単に視聴・配信することができ、公開範囲の制限も可能です。ライブ配信の予定日時を最長で1週間前から指定できます。ライブ配信の日時を指定すると、告知投稿がページに公開されフォロワーにライブ配信予定を知らせることができるので便利です。
特徴
- 配信の日時を指定すると告知投稿とライブ配信投稿を自動作成
- ライブ動画は利用者のニュースフィードにも表示される
価格
- 無料
Youtube Live
YouTube Liveは、無料かつ高画質で配信することができます。配信中に視聴者が巻き戻しできるので、遅れてきた人も漏らさず視聴することができます。また、視聴する側にアカウントは必要ない点もポイントです。
特徴
- 追いかけ再生ができる
- 配信録画の保存期間が無期限
- 高画質
価格
- 無料
Google ハングアウト
Google ハングアウトは、Googleアカウントを持っていれば誰でも利用することできるビデオ会議ツールです。ウェビナーツールとして利用することもできます。部署やグループに向けた小規模セミナーにおすすめです。
特徴
- 小規模セミナーに向いたツール
- マルチデバイス対応
価格
- 無料
無料トライアルできる!おすすめ有料ウェビナーツール3選
V-CUBEセミナー
V-CUBEセミナーWebセミナーのライブ配信や、 オンデマンドコンテンツの配信ができる クラウド型配信サービスです。日本語・英語・中国語(簡体字・繁體字)、タイ語、インドネシア語に対応しており、世界中から利用が可能です。
また、ブラウザで視聴ができるので受講者に専用アプリケーションのインストール作業を促す必要がないのもポイントです。
特徴
- ライブ配信、オンデマンド配信どちらも可能
- 障害時の配信バックアップにも使用できる、配信者切替え機能
価格
- お問い合わせ
コクリポウェビナー
コクリポウェビナーはタイトルや概要、開催日時を入力するだけであっという間にウェビナー集客・予約募集用のページを作ることができる、「とにかく簡単」にこだわったツールです。参加者もURLをクリックするだけの簡単操作で参加することができます。
また、ウェビナー参加者の入退場履歴やチャット履歴、アンケート結果などのデータ管理・分析も簡単に行えます。ウェビナー終了後の自動アンケート表示機能により、非常に高い回収率のアンケートを実施することができます。
特徴
- データ管理もおまかせ
- 操作が簡単
- 初月無料で試せる
価格
- 【最大参加可能人数3人まで】無料
- 【最大参加可能人数100人】初月無料
ビジネスプラン:30,000円/月(税抜)、324,000円/年(税抜) - 【最大参加可能人数300人】初月無料
エンタープライズプラン:70,000円/月(税抜)、756,000円/年(税抜)
GlobalMeet ウェブキャスト
プロ品質のウェビナー・オンラインイベントを手軽に実現できる「GlobalMeet ウェブキャスト」です。
学生向け説明会、顧客向け説明会、社員への福利厚生説明などさまざまなビジネスシーンで利用できます。スターター、プレミアム、フルサポートプランがあり、それぞれ最大イベント時間やアーカイブ期間、サポート体制が異なるので貴社に1番適したプランを選択してください。
特徴
- オプション機能豊富(セキュリティ強化、CRM/MA連携など)
- 視聴画面のカスタマイズ可能
- ライブ配信、オンデマンド配信どちらも可能
価格
- スターター:月額(税抜価格)77,000円
- プレミアム:月額(税抜価格)166,490円
- フルサポート:お問い合わせ
まとめ
無料・無料トライアルありのウェビナーツールを紹介しましたが、それぞれ違った機能や価格、強みがありますよね。
無料のウェビナーツールを使ったり、有料のウェビナーツールをトライアルで無料で試して、貴社のニーズに1番マッチするウェビナーを開催してください。